イギリス人は元気ですかという際に何と言う?
皆さん こんにちは。今回の記事では、イギリス英語とアメリカ英語の挨拶の違いとして、「イギリス英語の元気ですか」の言い方について紹介してみたいと思います。
実は、イギリス人は日常会話で「元気ですか」という際に「How are you?」以外の表現も沢山使います。もちろん、「How are you?」という質問はどのようなシーンでも使えます。
そして、どんな人に対して使ってもOKですが、実際にイギリスに行ってみると、現地のイギリス人は他の表現も沢山使っています。それでは、それらの「元気ですか」という意味になるイギリス英語の表現を紹介したいと思います。
イギリス英語で「元気ですか」という意味になる「Alright」の使い方
「alright」または「all right」は「Are you alright?」の省略です。この文章は「あなたは大丈夫ですか?」という意味になります。ですから、この表現を聞くとイギリス人の以外の他の英語圏のネイティブはびっくりするそうです(笑)。
実はこれは「大丈夫ですか?」という意味ではなく、「元気?」や「調子はどう?」という意味になる問いかけです。これはカジュアルな挨拶ですが、特に失礼なわけでもありませんので、友達同士や知り合い同士の挨拶といった感じです。
もし、イギリス人に「alright?」と言われたら「alright?」と返しても大丈夫です。それか、別の答え方として「自分の調子」について軽く話しても大丈夫です。
例えば、「I’m fine」や「I’m alright」、「I’m not too bad」、「I’m busy, as usual!」などの答えを言っても大丈夫です。
イギリス人の alrightの使い方 例文:
女:Alright, John? I haven’t seen you for a while. What have you been up to?
(ジョン、お元気ですか? お久しぶりですよね。最近は何をしていますか?)
男:Alright, Pat. Yeah, long time no see. I’ve been busy with work. How about you?
(パットさん、元気?そうですよね、久しぶりです。最近は仕事で忙しいですよ。パットさんは?)
友1:Alright, mate? What are you doing tomorrow? Fancy going to the football?
(おっす。調子はどう? 明日は何をしているの? サッカーを見に行かない?)
友2:Sorry, mate. My girlfriend is coming over. I’m free next Saturday though.
(あ、ごめんね。彼女がうちに来る予定。来週の土曜日は空いているけどさ。)
女1:Alright? You’re looking well!
(元気? 元気そうですね!)
女2:Yeah, I’m great, thanks. I’ve just got back from Spain.
(はい、元気ですよ。スペインから帰ってきたばかりですよ。)
女1:Ooh, lucky you!
(いいね、羨ましいね!)
「元気ですか」という意味のイギリス英語「How are things?」
この「How are things?」や「How are things with you?」という疑問文にはとても広い意味のニュアンスがあります。
この文章は「相手の体調」を尋ねるだけでなく、「相手の近況」、「最近の出来事やハプニング」、「家族の事」などを含めた“総合的で広い意味での調子はどう?”といったようなニュアンスの質問になりますので、スモールトークの際にはとても役に立つ質問内容です。
そして「How are things?」や「How are things with you?」と尋ねられた会話相手は、カジュアルに答える事が出来ますので、スモールトークの時にはうってつけのフレーズです。是非、使い方を覚えてみて下さい。
イギリス人の「How are things?」の使い方 例文:
友1:Hi, how are things?
(やあ、調子はどうですか?)
友2:Not bad. I’ve just moved house. Did I tell you I was moving?
(元気ですよ。最近引っ越したよ。引っ越すという事を言ったっけ?)
友1:No, where have you moved to?
(言っていないよ。何処に引っ越したの?)
女1:How are things with you? I know your parents were ill last time we spoke.
(お元気ですか? 前にお話しした時にご両親は体調が悪かったですよね。)
女2:Yeah, unfortunately my father passed away last month.
(そうですね。残念ですが、父親は先月なくなりました。)
女1:I’m so sorry to hear that.
(お気の毒に。)
男1:Alright, Dave? How are things?
(やあ、デイヴ。調子はどう?)
男2:Great, thanks. I’m getting married next month!
(いい感じだよ。来月結婚するよ!)
男1:Congratulations! That’s great news!
(おめでとう!それはいいニュースだね!)
「元気ですか」という意味のイギリス英語「How’s it going?」
「How’s it going?」はイギリス人だけではなく、オーストラリア人、アメリカ人も使います。カジュアルな挨拶ですが、「人生はどう進んでいるの?」というニュアンスを与える質問の仕方です。
また、これも広い意味のニュアンスが含まれた質問になりますので、その答え方も特に決まっていません。この質問に対する答え方としては、良いニュースでも、悪いニュースでも、どのような事を伝えても大丈夫です。
ネイティブの「How’s it going?」の使い方 例文:
友1:How’s it going?
(調子はどう?)
友2:Not bad. How are you?
(悪くないよ。あなたは?)
友1:Yeah, pretty good, thanks.
(うん、元気だよ。)
男1:How’s it going?
(調子はどう?)
男2:I’m fine, thanks. How about you?
(元気だよ。あなたは?)
男1:Great, thanks. I start a new job tomorrow so pretty excited.
(僕も元気だよ。明日新しい仕事を始めるから楽しみにしてるよ。)
女1:How’s it going?
(お元気ですか?)
女2:I’m really well, thank you.
(とても元気ですよ。)
イギリス英語の「元気ですか」という表現:まとめ
イギリス人が「元気ですか?」という際に使う表現をまとめると、「How are you?」が最も丁寧な言い方ですが、カジュアルな日常会話では、色々な表現も使います。
英語ネイティブに「元気ですか?」と尋ねられた際にはどのような答え方をしてもOKです。例えば、自分の体調について話しても大丈夫ですし、最近、自分の身の回りで起こった面白いニュース等を伝えても大丈夫です。
今度、英語圏のネイティブと話す際には是非「How are you?」以外の尋ね方を使ってみて下さいね。