イギリス英語でクッキーはbiscuit? アメリカ英語のクッキーとの違い

イギリス英語では「クッキー」は「biscuit」になるのでしょうか?
目次

イギリス英語では「クッキー」は「biscuit」になるのでしょうか?

今回の記事はイギリス英語とアメリカ英語の単語の使い方の違いという観点から、イギリスのクッキーについて紹介してみたいと思います。日本語の辞書で「クッキー」という言葉を調べると・・・

  • アメリカ英語 = cookie
  • イギリス英語 = biscuit

という情報が出てきます。しかし厳密には各単語のニュアンスに違いがあります。それに国によっては、クッキーの種類とローカルのテイストが異なります。それではまずイギリスのビスケットとアメリカのクッキーを比較してみましょう。

イギリスのbiscuit(ビスケット)カルチャー

イギリス英語では「biscuit」と「cookie」という単語は両方とも使われていますが、それぞれニュアンスが異なります。

まず「Biscuit」という単語は全てのクッキーの種類に対して使っても大丈夫です。そして「biscuit」とは厳密にいうと「特に硬くサクサクした触感のイギリス風のクッキー」に対して使われています。

ちなみにイギリスのbiscuitはミルクティーと一緒に食べると愛称抜群です^^。

イギリス英語では「cookie」という単語も使いますが、これは「biscuit」の一種です。イギリスの「cookie」とは軟らかく少しもちもちした触感のアメリカ風のクッキーの事をさします。

これらのクッキーはイギリスのbiscuitよりサイズが大きいです。

イギリスのスーパーに行くとフレッシュなパンのエリアでこのクッキーが販売されています。まとめるとイギリスでは、これらを「cookie」と呼びます。

イギリス人はよくチーズを食べますが「crackers」と一緒に食べる事が多いです。Crackers(クラッカー)に関しては日本と同様だと思います。甘くなく、サクサクした食べ物です。

アメリカのcookieカルチャー

アメリカ英語でも「biscuit」という単語が使われていますが、意味が全く異なります。アメリカの「biscuit」はスコーンのようなパンのような食べ物です。

アメリカ英語において「cookie」という単語は全てのクッキーの種類の事を意味しています。

Biscuit、cookieという単語を含むイディオムは沢山あります。今回はその中でも、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで使われている英語イディオムを紹介したいと思います。

take the biscuitの意味と使い方

直訳: クッキーを取る
意味: その人の悪い行動の中で一番悪い行動。

このイディオムはイギリス、オーストラリア、ニュージーランドで使われています。
 

take the biscuitの使い方 例文:

She read my secret diary! That really takes the biscuit!
(彼女は私の秘密の日記を読みやがった!それは最悪の行動だ!)

smart cookieの意味と使い方

直訳: 頭のいいクッキー
意味: 頭のいい人、鋭い人

これは元々アメリカ英語のイディオムですが、現在殆どの英語圏の国で使われているので通じます。

smart cookieの使い方 例文:

Mike is a really smart cookie.
(マイクはとても鋭くて頭のいい人です。)

tough cookieの意味と使い方

直訳: 硬いクッキー
意味: 強い人

これも元々アメリカ英語のイディオムですが、現在殆どの英語圏の国で使われているので通じます。

tough cookieの使い方 例文:

Lisa is a tough cookie. She works 12 hours a day and brings up three children by herself.
(リーサは強い女性です。彼女は毎日12時間働いていますし、一人で3人の子供を育てています。)

That’s the way the cookie crumblesの意味と使い方

直訳: クッキーはそのようにぼろぼろになるさ
意味: これが世の中という物さ(=しょうがないという表現)

これも元々アメリカ英語のイディオムですが、現在殆どの英語圏の国で使われているので通じます。

That’s the way the cookie crumblesの使い方 例文:

子供: I didn’t score a goal in the game today.
(私は今日の試合でゴールを決められなかったよ。)

母親: That’s the way the cookie crumbles. Maybe you’ll score next week.
(それはしょうがないね。来週ゴールを決めるかもしれないね。)

マクビティダイジェスティブビスケット

これはイギリスで一番人気のあるbiscuitだと思います。紅茶と一緒に食べるとおいしいです! 

マクビティー ホブノブビスケット

created by Rinker
McVities
¥723 (2024/07/26 09:59:12時点 Amazon調べ-詳細)

私は「ホブノブ」というbiscuitsが大好きです!昔おばあちゃんと一緒に紅茶を飲んでホブノブを食べながら話したという思い出があります^^
チョコレートホブノブもありますよ^^

ウォーカー ショートブレッド

created by Rinker
Walkers(ウォーカー)
¥1,504 (2024/07/26 14:22:46時点 Amazon調べ-詳細)

このブランドはイギリスでとても有名です。スコットランド製ショートブレッドビスケットです。当時は少し贅沢なイメージがあったので、私の家ではクリスマスしか食べなかった気がします(笑)。

このビスケットは色々な種類が出てますので楽しいクリスマスプレゼントになるでしょう。

イギリス英語では「クッキー」は「biscuit」になるのでしょうか?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

イギリス英語のバイブル教材

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 

 

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の例文は私が作っているので、ネイティブのイギリス人としての英語のニュアンスはとても自然な英語です。

ネイティブのイギリス人が日常的に使う自然なフレーズ、アメリカ英語との違いを比較しながら、イギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

本書ではイギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。
RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

 

目次