前回の続き:イギリス英語でよく使われている諺(イディオム)パート2
私は先週、イギリス英語でよく使われている諺について紹介しました。そして今回の記事は、前回の約束通りにイギリス英語でよく使われる諺の続きの記事を紹介していきたいと思います。
これらの諺は別に「イギリス英語特有の諺」という訳ではないのですが、イギリス人の日常会話ではよく使われていますので覚えておいた方がいいと思います^^
前回の諺(ことわざ)に関する記事:(イギリス英語でよく使われている諺を紹介!パート1)
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イギリスでよく使われている英語のことわざ: 1.「too many cooks spoil the broth」
意味: 料理人が多すぎるとスープの味がマズくなる(→船頭多くして船山に登る)
この諺の本当の意味は「何かをする時に人が多すぎると邪魔になる」という意味です。私もよくこの諺を使いますね^^
例文:
旦那: Can I help you make dinner?
旦那: 夕食の準備を手伝いましょうか?
奥さん: No, it’s ok. I prefer to do it myself. Too many cooks spoil the broth.
奥さん: いや大丈夫ですよ。自分でやった方がいい。あなたは邪魔になるよ!
イギリスでよく使われている英語のことわざ: 2. 「the grass is always greener on the other side」
意味:隣の芝生は青く見える
この諺は日本語でも使われていますよね。そして英語でも意味と使い方は同じです。
例文:
マイク: I’d love to be a teacher – they finish at 4:30 every day and have long holidays…They’ve got it easy!
マイク: 先生の仕事はうらやましいなぁ。彼らは毎日4時半に仕事が終わるし、長い休みが取れるし・・・楽な仕事だなぁ!
トム: The grass always looks greener! Teachers have to prepare lessons, check homework, write reports…It’s not as easy as it looks.
トム: 隣の芝生は青く見えるからね!でも先生は授業の準備があるし、生徒の宿題のチェックもあるし、通知表を書く必要もあるし・・・思っているよりもそんなに楽な仕事じゃないよ。
イギリスでよく使われている英語のことわざ: 3. 「the way to a man’s heart is through his stomach」
意味:人の心をつかむ道は胃袋から
この諺は、「男性に好かれたいのであれば美味しい料理を作った方がいい」という意味になります。これは本当なのでしょうか・・・?(笑)
例文:
Lucy: Ben is coming to my house tonight! I really like him. Any advice?
ルーシー: ベンは今夜私の家に来るよ!彼の事が本当に好きなんだ。何かアドバイスはありますか?
Carrie: Why don’t you cook him something amazing. After all, the way to a man’s heart is through his stomach.
キャリー: 何か凄くおいしい物でも作れば? やはり男性の心をつかむ為には胃袋からですね。
イギリスでよく使われている英語のことわざ: 4. 「you can lead a horse to water but you can’t make it drink」
意味:馬を水場に連れて行く事は出来ても、水を飲ませる事はできない(→指導は出来ても強制してやらせる事は出来ない)
私はこの諺をよく使います。特に英語に興味を持ってない生徒対して話す際に使う諺ですね(笑)。
先生1: I thought I planned a really great lesson today but the students still seemed bored. What more can I do?
先生1: 私は今日凄く面白い授業を用意したと思っていましたが、生徒達は中々興味を見せなかったんです。私は一体どうすればいいですか?
先生2: Well, it sounds like you tried hard but they just don’t like studying. You can lead a horse to water but you can’t make it drink.
先生2: あなたは凄く頑張ったみたいですね。でも生徒達は勉強に興味がないんですよ。いくら面白く教えても生徒が勉強に興味をもたなかったら、無理やり勉強させる事は出来ないよね。
イギリスでよく使われている英語のことわざ: 5. 「don’t look a gift horse in the mouth」
意味: 無料でもらった馬の口の中を見るな (→もらい物のあらを探すな)
この諺は少し変にみえるかもしれませんが、元々は昔の馬の売買関係の事がルーツになっています。馬の歯を見るとその馬の年齢が分かるという言い伝えがあります。この為、当時は「馬を買う際に馬の口の中を見て年齢を確認した方がいい」という常識がありました。
しかし馬を無料でもらうのであれば、「馬の口の中を見て年齢を確認する」という行為はマナー違反です。そのようにして「don’t look a gift horse in the mouth」は、「もらい物のあらを探すな」という諺になりました。
例文:
ジョージ: My dad bought me a car for my 18th birthday but it’s really old and rusty. It’s so uncool.
ジョージ: 18歳の誕生日に父親から車をもらったんだけど、この車は古くてさびているよ。本当にださいよ!
ティミー: You should be grateful! Don’t look a gift horse in the mouth.
ティミー: お前感謝した方がいいよ!もらい物のあらを探すなよ。
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