イギリス人がよく使う eff and blind、flapjack、flogの意味とは?
今回の記事では、前回に引き続きイギリス人の日常会話でよく使われるイギリス英語特有の単語を紹介したいと思います。
今日これから紹介する言葉は「eff and blind」、「flapjack」、「flog」という三つの言葉になります。
これらの表現は、イギリス人の日常会話以外にも、イギリスの様々なメディアで見聞きする事が多いと思いますので、イギリス英語の学習者の方は覚えておくと役に立つ事があると思います。
それでは、例文を通してそれぞれの表現の意味と使い方を紹介していきたいと思います。
1.「to eff and blind」の意味と使い方
意味:罵り言葉を使う
この「to eff and blind」というちょっと変わった表現は「下品な言葉・罵り言葉を使う」という意味になります。「eff」は「f」という文字をさします。この「f」は「fuck」という下品な罵り言葉の頭文字です。
「fuck」という悪い単語は「the “f” word」(=「その”f”から始まる単語」)とよく呼ばれます。「blind」という部分は「God blind me」という古い罵り言葉から来ています。
以上のことから、「to eff and blind」という表現は「罵り言葉を使う」という意味になります。
実際の例文1:ダイアログ
A:That man is so rude!
(その男性はとても下品で態度が悪いよね!)
B:Yes, he’s always effing and blinding.
(そうですね。彼はいつも罵り言葉を使っているね。)
実際の例文2:ダイアログ
父親:Fuck! I forgot to go to the bank!
(くそ! 銀行に行く事を忘れてしまった!)
母親:Mind your language! Don’t eff and blind in front of the kids!
(言葉遣いに気を付けて! 子供たちの前で罵り言葉を使わないで!)
2.「flapjack」の意味と使い方
意味:イギリス特有のクッキー
「flapjack」とは、イギリス特有のクッキーです。クッキーと言っていますが、簡単に言うと「オーツで作るスイーツ」のような物です。
この「flapjacks」というスイーツはイギリスだけではなく、オーストラリアやニュージーランドなどの国でも人気があります。
私は最近、当サイトでイギリスの食べ物に関するレシピを紹介していませんが、時間が出来たら「flapjacksの作り方」を紹介したいと思っています^^
実際の例文1:ダイアログ
母親:Shall we do some baking today? What shall we make?
(今日はお菓子を作ろうか? 何を作ろうかな?)
子供:Let’s make flapjacks!
(フラップジャックを作ろうよ!)
実際の例文2:ダイアログ
夫:I’m hungry. Have we got any biscuits?
(お腹が空いたな!クッキーある?)
妻:No biscuits but I baked some flapjacks this afternoon. Would you like one?
(クッキーはないけど、今日の午後にflapjacksを作ったよ。食べる?)
3.「flog」の意味と使い方
意味:「物を売る」
最後に紹介する単語は「flog」という動詞です。この動詞は「物を売る」という意味になりますが、元々の意味には「盗まれた物を売る」というニュアンスが含まれていました。
しかし、現在では単純に「物を売る」という意味のスラングとして使われています。
実際の例文:
I’m absolutely skint. I’m going to have to flog some stuff on Ebay.
(俺は全くお金がない。Ebayで物を売るしかない。)
実際の例文:ダイアログ
A:What happened to your old banger?
(あなたのぼろい車はどうなったの?
B:I flogged it.
(その車は売ったよ。)
以上、今回は三つのイギリス英語特有の単語を紹介してみました! 今度イギリス人と会話をする機会がある方は使ってみてくださいね。