bold、deadly、eejit、give out、yokeの意味とは?
今回はイギリス英語と密接に関連しているアイルランド英語について書いてみたいと思います。
私のおじいちゃんとおばあちゃん(母親側)はアイルランドで育ったという事もあり、私は子供の頃学校の春休みと夏休みに必ずアイルランドに会いに行きました。この旅はかなり大変でした。
まず、私のイングランドの地元からウェールズの北海岸まで車で移動します(約6時間くらい)。その後フェリーに乗ってダブリンまで行って(3時間半)さらにダブリンからおじいちゃんの田舎町まで運転しました(3時間くらい)。運転をしていたお父さんは本当に大変だったかもしれませんが、私と弟にとってはとても楽しかったです(笑)。
私のおじいちゃんの地元はかなり田舎の町です。おじいちゃんは小さい牧場を持っていましたので、私たち子供たちは毎日おじいちゃんの手伝いをしたり、近所の田舎を探検しに行ったり、隣の家の子供たちと遊んだりして過していました。凄く楽しかった思い出があります。しかしアイルランドは雨がよく降りますので外で何も出来ない日もありました(笑)。
このような事から、私はアイルランド英語に慣れています。皆さんはアイルランド英語についてどのようなイメージありますか?実は英語圏各国で「アイルランド英語の訛り」は凄く良いイメージがあります。
アイルランド英語を聞くと、他の英語圏の人は「セクシー」や「チャーミング」や「楽しい」や「フレンドリー」などのポジティブなイメージが頭に浮かんできます。私も勿論、アイルランド英語の訛りが大好きです。
そしてアイルランド英語には多くの特徴があります。私は別のサイトでもアイルランド英語に関する記事を紹介してきました。
またアイルランド英語には、アイルランドでしか使われていない特有の単語が多く存在しています。そこで今回は、私が子供の頃から覚えているアイルランド英語の単語とその使い方を紹介したいと思います!
Boldの意味と使い方
Bold (生意気、悪い子)
この単語は私のおばあちゃんがよく使っていました。生意気な子供に対して使う単語です。この単語はイギリス英語では「勇気がある」という意味で使いますが、アイルランド英語では「生意気」という意味にもなります。
boldの使い方 例文:
Don’t be so bold!
(あなたは生意気な事を言うなよ!)
Deadlyの意味と使い方
Deadly (かっこいい、凄い)
この単語は私が一緒に遊んだアイルランド人の友達がよく使っていた単語です。ですがアイルランド人の大人も使うように思います。アメリカ英語では「awesome」という意味になります。
deadlyの使い方 例文:
That goal you scored was deadly!
(あなたが決めたゴールは凄かったぞ!)
Eejitの意味と使い方
Eejit (バカ)
この単語はアイルランド人が非常によく使います。「idiot」(バカ)よりソフトなニュアンスです。
eejitの使い方 例文:
You’re such an eejit!
(お前はバカだよ!)
Give outの意味と使い方
Give out (怒る)
この単語は親子同士でよく使います。「怒る」や「叱る」という意味になります。
give outの使い方 例文:
You had better go home now or your mammy will give out!
(あなたは今帰らないとお母さんに怒られるよ!)
※ アイルランドでは、「mum」の代わりに「mam」や「mammy」というお母さんの言い方が使われています。
Yokeの意味と使い方
Yoke (物・機会)
この単語はとても役に立ちます。物の名前を思い出せない場合に「yoke」という単語を使う事が出来ます。イギリス英語では「thing」(物)や「whatsit」「thingamijig」、「whatjamacallit」。これらも物の名前を覚えていない場合に使います。
yokeの使い方 例文:
Pass me that yoke over there.
(あそこのヤツ、あれ、取ってくれ。)
アイルランド英語に興味を持っている人は、「Roddy Doyle」という作家の小説がお勧めです。彼はダブリンのワーキング・クラス(労働階級)のコミュニティーについてとても面白い小説を書いています。
彼の小説はダブリンのローカル訛り、スラングをそのまま使っていますので、英語初心者にとっては少し難しいかもしれませんが、内容はとても面白いと思います。彼の小説は映画にもなりました。映画もお勧めです^^