You’re making the place look untidy、You sound like a broken record、It’s like Blackpool illuminations hereの意味と使い方
今回紹介する表現は以下の4つの表現です。
- You’re making the place look untidy.
- You make a better door than a window.
- It’s like Blackpool illuminations in here.
- You sound like a broken record.
これらの表現はイギリス英語ではよく使われていますが、皆さんはこれらの表現の意味を何となく想像できますでしょうか^^。 一見すると少し変な表現だと思う方も多いと思います。
You’re making the place look untidyの意味について
まず最初に紹介する「You’re making the place look untidy」という表現は直訳すると「あなたはこの部屋をだらしがなく見せているよ」というちょっと変な表現になります。実はこの表現は誰かに座って欲しい場合やどいてほしい時などに使う表現になります。
例えば、リビングルームで家族みんながソファに座っているシーンで、あるもう一人の人が部屋に入ってきて、ソファーに座らず部屋をうろうろしている状態を想像してください。
その落ち着かない人をどうにか座らせたい場合には「Sit down. You’re making the place look untidy」という表現を使います。これはカジュアルな表現なのでフォーマルなシーンで絶対に使ってはいけませんが、友達同士や家族であればOKです。
それでは、実際のこの表現の使い方を例文で確認してみましょう。
You’re making the place look untidyの使い方 例文
A: What are you doing?
(何をしているの?)
B: Nothing. I just came in to see you.
(特に何もしてないよ。あなたに会いに来ただけだよ。)
A: Why don’t you sit down, then? You’re making the place look untidy!
(じゃあ座ったら? ずっと立っているとおかしいよ!)
A: Would you like a drink?
(何か飲む?)
B: Yes, please.
(はい、飲みます。)
A: Right, take a seat. You’re making the room look untidy. I’ll go and get you a cuppa.
(じゃあ、座ってね。立ってるとだれも落ち着かないよ。私が紅茶を用意してくるよ。)
You make a better door than a windowの意味と使い方
次に紹介するこの皮肉めいた表現は遠回しに「どいてください」という意味になります。特に誰かがテレビの前に立っている場合などに使う表現になります。
これを直訳すると「あなたは窓よりもドアに似ているね」というとんでもない皮肉まじりの遠回しな意味になります(笑)。
つまり、「あなたは邪魔だよ。透明じゃないから○○が見えないよ」というニュアンスを与える表現です。また、この表現はニュアンス的にはカジュアルです。
もっと言うと、かなりカジュアルなシーンでしか使えません。ですから、使うシーンを選びます。それでは実際のネイティブの使い方を例文で覚えていきましょう。
You make a better door than a windowの使い方 例文
A: You make a better door than a window.
(ねえ、あなたは邪魔だよ。)
B: What’s that?
(え?何?)
A: Move out the way – I can’t see the telly!
(どいてよ! そこに立つとテレビが見えないよ!)
A: You’re standing right in front of me.
(あなたは私の前に立っているよ。)
B: Sorry, I’ll move out the way.
(ごめんなさい。移動するよ。)
A: You make a better door than a window.
(じゃまだね!)
It’s like Blackpool illuminations in hereの意味と使い方
次に紹介する「It’s like Blackpool illuminations in here」という表現はイギリス英語のイディオムです。Blackpoolとは、イギリスの北部にある海の町です。この町はイルミネーションが綺麗な事で有名です。
そのことから、家で誰かが電気を消さないような場合には「ここはブラックプールのイルミネーションみたいだね!」という皮肉めいた表現が使われます(笑)。
つまり「明るすぎるから電気を消してよ!」という意味になるかなり遠回しな表現です(笑)。それでは、実際のイギリス人の使い方を例文で確認してみましょう。
It’s like Blackpool illuminations in hereの使い方 例文
A: Can you turn off the lights? It’s like Blackpool illuminations in here!
(電気消してくれない? ここは明るくてまるでブラックプールのイルミネーションみたいだよ!)
B: Sorry, I was reading a book. You always tell me not to read in poor light.
(ごめんなさい。本を読んでいた。あなたはいつも「暗いところで本を読まないで」というからだよ。)
A: Look how much our electricity bill is! That’s outrageous!
(見て!電気代が高くてしょうがない!信じられない!)
B: Let’s turn off some of the lights. It’s like Blackpool illuminations in here!
(じゃあ、少し電気消そうよ。ここはまるでブラックプールのイルミネーションみたいに明るいよ。)
You sound like a broken recordの意味と使い方
この表現は別にイギリス英語特有の表現ではありませんが、とても役に立つと思いますので紹介したいと思います。「like a broken record」は「壊れたバイナルレコードみたいに繰り返す」という意味になります。例えば、誰かがしつこく同じ話をするという場合にこのフレーズを使います。
この表現は話し相手に直接に言うと少しちょっと失礼な感じになりますが、他の誰か違う人について話すような際に使えば問題ありません。それでは、実際の使い方を例文でみてみましょう。
You sound like a broken recordの例文
A: Is dinner ready yet?I’m hungry!
(もう夕食できた?お腹空いた!)
B: You sound like a broken record! I’ll let you know when it’s ready.
(あなたはしつこいよ!できたらいうよ。)
A: Tom asked me out! Tom asked me out! I’m so excited! He asked me out!
(トムは私をデートに誘ったよ! トムはねデートに誘った! ワクワクしているよ! 彼は私をデートに誘ったよ!)
B: You sound like a broken record! You’re definitely excited!
(わかったよ。同じことを繰り返さなくていいよ! 本当に興奮しているね!)
まとめ:イギリス英語の変わった表現の紹介
まとめると、イギリス人は日常会話で色々な変な表現を使います。特に遠回しな表現はイギリス英語らしい表現ですね。そして、イギリス人は皮肉めいた表現も好みます。
これらは、外国人の英語学習者にはかなり理解しづらいユーモアを含めた遠回しに相手を叱る表現です。それでは、今回はこれで以上になります。
もっとこんなイギリス英語を知りたい! 紹介して欲しいという単語や表現、イディオム、スラングがあれば是非ご連絡下さいね。読者の方からのご質問お待ちしています。