イギリス英語特有の句動詞:「be動詞」を使ったイディオムっぽい句動詞を紹介します!
今回の記事では「イギリス英語特有のイディオムっぽい句動詞」を紹介してみたいと思います。テーマとしては「be動詞を含む句動詞」という内容でまとめてみました。
私が以前に紹介した記事では「句動詞の重要性」について少し話したと思います。句動詞はどのような学習目標がある英語学習者であっても重要になる知識だと思います。
そして、イギリス英語の学習者の方は特に句動詞を覚えておいた方が役に立つ事が多いと思います。
その理由としては「アメリカ英語よりもイギリス英語の方が句動詞を使っている」という傾向があるからです。ある研究によれば、イギリス英語の辞書とアメリカ英語の辞書を比較すると「イギリス英語の辞書に句動詞が多い」という結果が見られるようです。
参考:「SOME DIFFERENCES IN AMERICAN AND BRITISH PHRASAL VERBS」
それでは、イギリス人と会話する際によく耳にする句動詞を紹介していきたいと思います。
こちらの記事もお勧め:
- 「主語と動詞の倒置」ってどういう事? ネイティブならではの細かい英文法のニュアンスを紹介
- イギリス英語とアメリカ英語の句動詞(群動詞・イディオム)の違いを紹介
- イギリス人の日常会話でよく使われる句動詞:「get on」の意味と使い方
イギリス英語特有の句動詞: 1. be on about
意味: しつこく話す事
この句動詞はイギリス人の日常英会話でよく使われています。「しつこく話す」という意味になります。
実はこの句動詞は「あまりポジティブなニュアンスではない」という事もあり、使う際には相手を傷をつけないように気をつけましょう!
実際の例文:
What on earth are you on about?
(あなたはいったい何の話をしているの?) ※「あなたのしつこい話の意味が分からない」というニュアンス
I don’t really know what he was on about. I think he was talking about stamp collecting.
(彼が何の話をしていたか分からないけど。 切手収集という趣味について話してた気がする。。。)
イギリス英語特有の句動詞: 2. be on at
意味: しつこく文句を言う事、しつこく頼む事
この句動詞はイギリス英語特有の句動詞です。「しつこく、うるさく頼む・文句を言う」というニュアンスになります。
実際の例文:
My mum is always on at me to get married.
(私の母親はいつも私に「結婚した方がいいよ」としつこく言っているよ。)
My wife was on at me to get my hair cut.
(妻は僕に「髪の毛を切りなさい」としつこく言っていた。)
イギリス英語特有の句動詞: 3. be on
意味: 生理中
この言い方は少し子供っぽく婉曲的ですが「誰々 is on」というフレーズは「誰々は生理中」という意味になります。
実際の例文:
She’s on at the moment so she’s in a bad mood.
(彼女は生理中だから機嫌が悪い。)
What’s wrong? Are you on?
(どうしたの?生理なの?)
イギリス英語特有の句動詞: 4. be off with 人
意味: 誰かに対して悪い態度をする
「be off」という句動詞には色々な使い方と色々な意味が多いですが「be off with」という言い方は主にイギリス英語で使われていると思います。
この句動詞は「態度が悪い」という意味になります。それでは使い方を例文でみていきましょう。
実際の例文:
My friend has been a bit off with me recently. I must have done something to upset her.
(私の友達は最近私に対して態度が悪い。 私は何か怒らせるような事をやっちゃったかもしれない。)
why are you being off with me? I haven’t done anything!
(あなたはどうして私に対して態度が悪いの? 私は悪い事なんかしてないよ!)
以上、今回は「イギリス英語特有のユニークな句動詞」を紹介してみました! 句動詞に興味がある方は、私が最近出版した電子書籍を是非ご覧ください^^