スコットランド人が書いたトランプ大統領をディスった面白いプロティストスローガンとは?
私は一般的にこのブログでは、政治的な話をしませんが、最近とても面白い記事を見つけて当サイトの読者の方とシェアしようと思いました^^
この記事は最近、英語圏のSNSで流行っていますので、私の目にも入りました。この記事のタイトルは「Just 19 Incredibly Scottish Signs Telling Donald Trump He’s A Bawbag」 というものです。
最近、「反トランプ」のデモは世界中で行われていますが、スコットランドで行われたデモで掲げられていた反トランプのスローガンは特に面白いと思います。
何故なら、スコットランドのデモの参加者はスコットランドのローカルスラング・方言で彼に対するユーモア的なスローガンを書いたからです^^
多くのアメリカ人は、そのスローガンを見て大爆笑したようですが、殆どの場合、彼等が何を書いたのか理解出来なかったようです(笑)。スコットランド英語のスラングは面白いので読者の皆さんに紹介したいと思います。
スコットランド英語に興味を持っている方は、スコットランドの映画がお勧めです。最近、Trainspotting 2という映画が上映されました。
スコットランド映画に関しては当サイトでも、別の記事で紹介していますので、時間がある方は是非観てみてくださいね^^
参考記事:
- イギリス英語学習(スコットランド英語)にお勧めのイギリス映画紹介:スコットランドの「天使の分け前」(The Angels’ Share)とスコットランド英語について
- スコットランド英語について・スコットランドの訛りを聞き取れるようになるコツ・アドバイスについて
- 「couldnae」、「didnae」、「wouldnae」、「aint」とはイギリス英語(スコットランド英語)でどんな意味なのでしょうか?
※ところで、The Angels’ Shareというスコットランドの映画はu-nextとAmazonプライムビデオで見る事が出来ます。※
反トランプスローガンの中で最も面白いスコットランド英語厳選リスト
では、「反トランプ」の面白いスローガンを紹介していきます!(下品な言葉を紹介してすみません^^) 元の記事を見ながら私の説明を読んだ方が面白いと思います^^
参考:「Just 19 Incredibly Scottish Signs Telling Donald Trump He’s A Bawbag」
全てのスローガンの内容を翻訳して紹介する事は出来ませんでしたが、この中でも最も面白く”スコットランド英語っぽい”スローガンだけを厳選して紹介したいと思います^^
1.「yer maw was an immigrant you absolute roaster」
yer maw was an immigrant you absolute roaster
意味:君のママも移民だったぞ、バカやろう!
このスローガンはスコットランド英語っぽ過ぎて私も爆笑してしまいました^^。このスローガンには数多くのスコットランド方言のスラングが入っています。
- yer = your (君の)
- maw = mum (ママ)
- roaster = idiot (バカ)
2.「Trump’s heart is colder than Scotland」
Trump’s heart is colder than Scotland
意味:トランプの心はスコットランドより寒い(つめたい)
確かにスコットランドはかなり寒い国ですからね^^
3.「Donald Trump is a twat」
Donald Trump is a twat
意味:ドナルド・トランプは嫌な奴
「twat」という単語は結構下品ですが、イングランドやスコットランドでよく使われているスラングです。
元々は「女性の性器」という意味ですが、この文脈で使うと「嫌な奴」や「バカ」という意味になります。
4. 「chapati to yer heid, ya bam」
chapati to yer heid, ya bam
意味:チャパティパンを君の頭に投げるぞ、バカやろう!
これは私の最も気にいったスローガンです^^。書いた人は明らかにインドかパキスタン系のスコットランド人なので、彼か彼の家族は元々移民としてスコットランドに来たようです。
しかし、スコットランドの方言とインド料理の話を通してトランプへのディスを表現しました^^
- chapati = インド・パキスタン料理でよく食べられるパンの種類
- yer = your (君の)
- heid = head (頭)
- ya = you (君)
- bam = idiot (バカ)
5.「You know it’s bad when it’s protested in St Andrews」
You know it’s bad when it’s protested in St Andrews
意味:セントアンドリューズでデモをする程悪い状態
St Andrewsはスコットランドの最も「posh」な町です。ゴルフとウィリアム王子で有名な町です。一般的にこの町の住民はデモなどに参加しません。
ですから、この町でデモが行われるという事はトランプはかなり危ない人物だという証拠です。
6.「Away and shite」
Away and shite Donald
意味: 消えろよ、ドナルド
「Away and shite」というフレーズはスコットランドやイングランドの北の方で使われている表現です。「消えろ」、「ほっとけ」、「ふざけた話をするな」という意味になります。
7.「Bams against the ban」
Bams against the ban
意味: 私たちクレイジーなスコットランド人は「イスラム教の移民禁止」を反対!
このスローガンはちょっと翻訳しにくいですね。「Bam」はスコットランドで「バカ」、「頭の悪い人」、「クレイジーな人」という意味になります。
「ban」はトランプが作った「イスラム教の国の人を入国禁止」という方針の言い方です。
8.「None of this shite」
None of this shite
意味: (トランプ・トランプの方針は)ダメだ!
「shite」は「クソ」という意味になります。このスローガンはトランプの存在?方針?が「クソ!」だという事を表します。
9.「Ban yersel, ya prick」
Ban yersel, ya prick
意味: 自分を禁止しろよ、バカやろう
- yersel = yourself (自分を)
- prick = バカ
10.「Dug would not piss on Trump if he was on fire」
Dug would not piss on Trump if he was on fire
意味: この犬はトランプが燃えていてもおしっこで火を消してあげないぞ!
「wouldn’t piss on 誰々 if he was on fire」という表現は「私はその人をあまりにも大嫌いなので燃えていても助けてあげない」という意味になります。
「dug」はスコットランド英語では「悪い犬」という意味になります。
11.「Oi! Trump! Gonnae no dae that!」
Oi! Trump! Gonnae no dae that!
意味: おーい、トランプ!それをやっちゃいけねえぞ!
- gonnae = going to
- no = not
- dae = do
以上、今回はスコットランド人が書いた「反トランプスローガンの中で最も面白いスコットランド英語」を紹介してみました^^
もし、読者の方の中でもっとスコットランド英語について知りたい方がいたら是非ご連絡下さいね^^ 質問をお待ちしています!