イギリス英語のスラングの中でオーストラリア英語から来たスラングを紹介
今回の記事では「オーストラリア英語」について少し話したいと思います。イギリス英語とオーストラリア英語はアメリカ英語よりも似ている点が多いです。
その理由としては、1901年までオーストラリアはイギリスの植民地でした。オーストラリアは1901年に独立した国となりました。そのために、イギリスとオーストラリアはお互いにずっと近い関係を保ち続けています。
そして、現在でも「イギリスとオーストラリアは多くのカルチャー交流」があります。例えば、クリケットとラグビーはオーストラリアとイギリスでとても人気があります。
オーストラリア対イングランドなどの試合はとても大きなイベントになります。現在でも多くのイギリス人はオーストラリアに移民として移動しますし、多くのオーストラリア人の若者はイギリスでワーキングホリデーや留学をする人がいます。
オーストラリアのテレビドラマはイギリスでよく放送されます。最も人気のある連続ドラマは「Neighbours」と「Home and Away」という二つのドラマです。
私は子供の頃から「Neighbours」を観ていました(笑)。今でもずっと続いていると思います(笑)。多くのオーストラリア人の俳優と女優はそういったドラマを辞めた後にイギリスに行って仕事を探します。
イントロダクションはとても長くなってしまいましたが、私が言いたい事は「オーストラリアという国はカルチャー的にアメリカよりもイギリスに近い」と思います。
そして実際にオーストラリア人とコミュニケーションすると感じる事として、アメリカ人よりもイギリス人と似たような感覚を持っている人がわりと多い!?のではないかと思っています^^。
そのために、当然「オーストラリア英語のスラングと表現」はイギリス英語でも使われるようになりました。
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単語を省略するオーストラリア英語
オーストラリアでは「とてもカジュアルな話し方を認める」という傾向がある国なので、単語を省略して新しいスラングを作る場合が多いです。
例えば、「university」という単語を省略して「uni」という単語にする事は元々オーストラリア英語でした。「selfie」(携帯やカメラで自分の写真を撮る事)も元々はオーストラリア英語でした。他にも例は沢山あります。
- present → prezzie
- mosquito → mozzie
- budgerigar (インコ)→ budgie (アメリカ英語ではparakeetになる)
- musician → muso
- pregnant (妊娠している)→ preggo
- pervert (変態)→ perv
その他のオーストラリア英語からイギリス英語に入ったスラングとイディオム
省略以外にも他のオーストラリア英語はイギリス語に入りました。例えば、「ratbag」(嫌な人、トラブルメーカー)、「petrolhead」(車のファン・オタク)、「wheeliebin」(車輪付きのゴミ箱)などの単語は元々オーストラリア英語のスラングでした。
そして、名詞だけではなく、オーストラリア英語の動詞やイディオムもイギリス英語に使われるようになっています。
- to crash → 寝る
- to hurl → ゲロを吐く
- to chuck a sickie → 病気という言い訳で仕事を休む(実は病気ではないが休みを取りたいだけというニュアンス)
- to spit one’s dummy → 子供のように怒り出す
オーストラリア英語のお勧めの教材
オーストラリア英語はとてもユニークで面白い英語だと思います。もし、オーストラリア英語についてもう少し知りたいなら、こちらの教材はお勧めです: