英米のsmartの使い方、意味、ニュアンスの違いを詳しく解説
イギリス英語とアメリカ英語では、使われている単語の違い、スペルの違い、ボキャブラリーの違い、アクセントの違い、数字の表し方・表現の違い等、細かい違いをあげるとこのくらいの違いがあります。
ですが、アメリカ英語といっても地域や州によってもそのアクセント・訛りは様々です。特に東側のボストンは歴史的に見てもイギリス系の人達が住んでいた事からイギリス英語に近い英語を話す人達がいます。
また、アメリカでも都市部のエリアやウエストコーストの都市部のエリアでは、○○系アメリカ人という違うカルチャー・国籍にルーツを持ったアメリカ人もいます。
このような人達はアメリカ人であっても、その個人によって英語のアクセントが若干異なる事があります。(外では英語で話しているが家庭内では両親の母国語で話しているという家族もいる為)
ちなみにカナダでは基本的にイギリス英語のスペル・語彙が使われていて、英語のアクセントはアメリカ英語に近いです。ですから私は時々、カナダ人と話しているとアメリカ人との区別が付かない時があります。
ですが、オーストラリア人とイギリス人の話す英語を聞くと数秒でこの人は何処の国の人なのかと判断出来ますね。カナダ英語に関してはこちらの記事が参考になると思います。
アメリカ英語 smartの意味と使い方
アメリカ英語では「smart」という単語はよく使われます。一般的にアメリカ人が使うsmartは「賢い」や「頭が良い」という意味で形容詞です。
そして、「スマートフォン」の”スマート”という部分はアメリカ英語のsmartが由来です。つまり、スマートフォン=「賢い電話」という意味になります。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。
アメリカ英語 smartの使い方 例文:
Peter is really smart.
(ピーターはとても頭がいい。)
イギリス英語のsmartの意味と使い方
イギリスでも同様に「smart」=「賢い」や「頭が良い」という形容詞での意味で通じますが、それ以外にもう一つ別の意味もあります。イギリス英語では「お洒落」や「洋服が綺麗」という使い方もあります。
この意味は日本語でいう「小奇麗」というニュアンスに近いと思います。それでは実際のイギリス英語での使い方を例文で確認してみましょう。
イギリス英語のsmartの使い方 ダイアログ:
A:That’s a very smart suit. Are you going somewhere?
(それはとても綺麗なスーツですね。何処に出かけるんですか?)
B:Yes, I’ve got a job interview today.
(そうですね。今日は面接を受けにいきます。)
英語圏の国では日本よりもカジュアルにパーティーが開催されます。イギリスのパーティーではドレスコードが決まっている場合が多いです。ドレスコードの種類は沢山ありますが、最も分かりづらいのは「Smart casual」というドレスコードだと思います。
Smart casualのドレスコードと決められているパーティーに誘われた際には、男性はジーパンではなくスラックスと(襟付)シャツを着ていくべきだと思います。