second-hand、英語で「中古」、「中古屋」、「中古品」は何というのでしょうか?
皆さん。こんにちは。読者の皆さんは英語で「中古」は何というのかご存知でしょうか? 今回の記事では「中古」と関連する様々なボキャブラリーを紹介したいと思います。
今回紹介する単語は特にイギリス英語の言い方という訳ではありませんが、これらの単語を紹介しながらイギリスのカルチャーと豆知識をお話してみたいと思います。
私は日本のリサイクルショップが大好きです。私はビンテージな物(特にハンドバッグ、ジュエリーなど^^)が好きなので、休みの日には時々リサイクルショップに行ってトレジャーを探します(笑)。
イギリスに戻った際にも色々なチャリティーショップに入って中古品を見に行く事が好きです。時々、とても珍しいグッツに出会う事もありますからね^^。
イギリスには、日本のブックオフバザールやトレジャーファクトリーのような中古屋さんはあまりないですが、その代わりに「charity shops」というお店が非常に数多いです。
もちろんロンドンなどの都会に行けば、お洒落なビンテージグッズを売っているお店がありますし、ちゃんとしたアンティークショップも沢山あります。
しかし、私の地元のような小さい町には、中古ショップというと、チャリティーショップとちょっとしたアンティークショップくらいしかありません。
チャリティーショップは本当に何でも売っているので、商品を見ているだけで楽しいですよね。時々とても古くて珍しい商品、高い物を安く買える事もあります。
そして、スタッフはボランティアなので、商品を買うとチャリティー寄付になります。こういったcharity shopは様々なチャリティー団体に管理されています。
そのお店が何のチャリティー団体のお店なのかを確認して買い物すれば、自分の好きなチャリティーを応援できます。例えば、私の地元には下記のようなチャリティーを管理している店があります:
- Oxfam (発展途上国の貧しい人を応援するチャリティー)
- British Heart Foundation (心臓の病気・治療を研究するチャリティー)
- Cancer Research UK (癌の研究を応援するチャリティー)
- Wood Green (動物のチャリティー)
- Sue Ryder (病人の介護を応援するチャリティー
イギリスのチャリティーショップは単純に「charity shop」といいます。アメリカでもそういった店がありますが、アメリカでは主に「thrift store」といいます。「thrift」は「倹約」という意味になる単語です。
それでは、前置きが長くなりましたが、英語で「中古」や「中古品」という意味になる言い方を紹介していきたいと思います。
「中古」という意味になる英語「second-hand」の使い方
この「second-hand」という言葉は最もよく使われている言い方だと思います。この単語は”形容詞”なので、「second-hand clothes」、「second-hand car」などのコロケーションで使います。
また「to buy ○○ second-hand」(○○を中古で買う)というフレーズも役に立ちますので、覚えておくべきだと思います。
ネイティブの「second-hand」の使い方 例文:
I can’t afford to buy a brand-new car so I usually buy second-hand.
(私は新車を買う余裕がないので普段は中古車を買います。)
I bought this table second-hand but it’s in perfect condition.
(私はこのテーブルを中古で買ったけどコンディションがとても良いです。)
I like to buy books second-hand because they are so much cheaper than new ones.
(私は古本を買う事が好きです。なぜなら、新品よりとても安いからです。)
英語で「中古(品)」という意味になる「used」の使い方
「used」という単語を直訳すると「もう使われ切った」という少しネガティブなニュアンスになりますが、意味としては単純に「中古(品)」という意味です。
しかし、場合によっては少しだけネガティブな印象を与える場合があるので、中古の洋服などを扱っている店は、この言い方を避けると思います。「もう使われた洋服」という言い方を聞くと・・あまり着たくない~という人は多いのではないかと思います(笑)。
しかし、車に関しては「used car」(中古車)という言い方は一般的です。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。
ネイティブの「used」の使い方 例文:
My dad is a used car salesman.
(私の父親は中古車の販売員です。)
That shop sells used furniture.
(その店は中古の家具を売っています。)
I don’t like wearing used clothes. I prefer to buy new.
(私は中古の洋服を着る事が好きじゃない。私は新品を買う事の方がいいと思う。)
物の価値を上げる為に使う「中古」という意味の英語「pre-loved」
この「pre-loved」という言い方は、最近流行っている言い方です。主に「高級品」に対して使う言葉です。「pre-loved」を直訳すると「前に愛された物」という婉曲的な意味になります(笑)。
例えば、中古の高級ハンドバッグ(シャネルのバッグやエルメス等)は「second-hand」や「used」ではなく、「pre-loved」と表現します。これは「物の価値を上げるため」の表現ですね(笑)。
ネイティブの「pre-loved」の使い方 例文:
What do you think about my new bag? It’s pre-loved so I got it really cheap!
(私の新しい鞄はどう思う?中古で買ったからとても安かったよ!)
Chanel bags are really expensive so you should go down the pre-loved route.
(シャネルの鞄はとても高いので欲しいなら中古を考えた方がいいよ。)
Even on the pre-loved market this watch goes for about £500.
(この時計は中古でも約£500で売れるよ。)
遠回しに「中古」という意味の英語「pre-owned」
「pre-owned」は上記で紹介した「pre-loved」ほど可愛い言い方ではありませんが、同じような「婉曲的な表現」です。「pre-」は「前に」という意味になります。
「owned」は「オーナーがいた」という意味になります。この表現はebay等のオークションサイトではよく使われています。
ネイティブの「pre-owned」の使い方 例文:
I bought this bike pre-owned.
(この自転車を中古で買った。)
I don’t like pre-owned shoes.
(私は中古の靴が好きじゃない。)
There’s a good shop near my house. I bought some beautiful pre-owned jewellery there.
(私の家の近くにいいお店がある。私はそこでとても綺麗な中古ジュエリーを買った。)
他の「中古」という意味になる英単語の紹介
他にも中古という意味になる英語の言い方が沢山ありますが、この「vintage」という言い方もポジティブな言い方でよく使われています。これは日本語にもなっていますね^^
「vintage」は主に20年前に作られた物に対して使う単語です。「True vintage」という表現は50年前に作られた商品という意味になります。「antique」は100年以上前に作られた物です。
そして、「hand-me-down」という表現があります。これは主に「自分の兄が姉などの年上の家族メンバーからもらう物」という意味にです。例えば、「hand-me-down clothes」は「年上の兄弟からもらった洋服」という意味になります。
「cast-off」という言い方もあります。これも誰かが必要ない物を人からもらう際に使う表現です。「I wear my brother’s cast-offs」という文章は「私は兄のいらない洋服を着る」という意味になります。
そして「nearly-new」という言い方もオンラインオークションなどでよく使われている表現です。これは「新品に近い物」という意味になります。
英語で「中古・中古品」という際の表現:まとめ
まとめると、「中古」という意味になる英語表現は沢山たくさんあります。しかし、結局は「second-hand」や「used」という言い方はどの文脈でも、どのシーンでも使えます。
しかし、もう少し「高級な」イメージを与えたいなら「pre-loved」などの婉曲的な言い方を使った方が良いと思います。