エリザベス女王が主人公のイギリス映画「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」のレビューと作品の分析
今回の記事では、久しぶりにイギリスの映画を紹介したいと思います。今日紹介する映画は「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」という王家に関する映画になります。
この映画は一応本当の話に基づいていますが、実はスクリプトのライターは色々な部分を脚色しているのである程度「作り話」として考えて映画を観た方が良いと思います(笑)。
何とこのストーリーの主人公はエリザベス女王なんです(笑)^^ それでは、いつものように映画のあらすじを簡単に紹介していきます。
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「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」のあらすじについて
この映画の舞台はロンドンの「VE Day」(ヨーロッパ戦勝記念日)になります。ヨーロッパの戦争はやっと終わってイギリスの国民は大喜びしました。ロンドンの人たちは家から出て外で集まってパーティーを行っていました。
当時の19歳のエリザベス王女と妹のマーガレット王子はバッキングハム宮殿にいました。彼女達はヨーロッパの戦争が終わったというニュースを聞いて一般大衆の人たちと一緒に祝いたいと思っていました。
しかし、王女であるため、バッキングハム宮殿から一人で出たことはありませんでした。父親と母親に特別に外出する許可をもらおうと思ったエリザベスとマーガレットは、最初は断られると思っていましたが、特別な日という事もあり、ようやく外出する許可をもらいます。
しかし、危ないので付き添いの軍人と一緒にリッツホテルに行く事だけを約束させられました。ですが、マーガレットとエリザベスはリッツホテルのパーティーがとてもつまらないと思い、付き添いの軍人たちから逃げて勝手にロンドンで遊びます。ロンドンでは、バスに乗ったり、一般の人と遊んだりします。
そして、エリザベスはハンサムなパイロットと仲良くなります。エリザベスとマーガレットは約束した時間までにバッキングハム宮殿に戻れるのでしょうか・・。
ハンサムのパイロットとエリザベスはどのくらい仲良くなるのでしょうか・・。あらすじの説明は以上になります(笑)。これ以上説明すると映画を観る魅力がなくなってしまいますので、これで終わります(笑)。
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」のトレーラー
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」はどのくらい本当の話なのでしょうか?
実は「VE Day」にエリザベス王女は外出して一般の人と一緒に宮殿の前で集まって、その雰囲気を楽しんだそうです。そして、その際に気づかれないように帽子をかぶって顔を隠したそうです。
しかし、映画のストーリーで出てくるロンドンバスに乗ったり、ロンドンの怪しいエリアに行ったりするシーンは作り話だそうです(笑)。
エリザベスの外出についてはドキュメンタリーが作られました。そのドキュメンタリーでは歴史家や、エリザベス女王の友達がその日の出来事について話します。興味があればこちらをご覧ください!d
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」に出るイギリス英語
この映画の舞台は1940年代なので、現在のイギリス英語と少し違う発音、言葉遣いが出てきます。しかし、話し方はとても分かりやすいので理解する事が出来ると思います。
この映画に出るスラングは少し古いですが、下記の単語を知っておくべきだと思います。
- VE Day (Victory in Europe Day) = ヨーロッパ戦勝記念日
- wizard = 素晴らしい、楽しい(当時のスラング)
- cheesed = がっかりしている
- awfully = とても
- incognito = 身分を隠す
- bloody = くそ~
- stunner = 美人
- not give a monkey’s = 気にしない、かまわない
- plummy voice = アッパークラスの声・話し方
- bloke = 男性
- fizz = シャンパン
参考:「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出のスクリプト」
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」を観る方法
私U-Nextのメンバーなので「U-NEXT(ユーネクスト)」で観ましたが、日本語字幕付きのDVDはアマゾンでも販売されています。