カルチャー

ヘンリー王子の息子「アーチー ハリソン」という名前の意味と由来は?

ヘンリー王子の息子「アーチー ハリソン」という名前の意味と由来は?

ヘンリー王子の息子の名前を聞いたイギリス人のリアクションとは? 名前の意味と由来は?


Mairi
Mairi
皆さんは、ヘンリー王子夫妻の生まれたばかりの赤ちゃんの写真を見ましたか? とても可愛いですね! 私はひいおばあちゃん(エリザベス女王!)との写真がとても可愛いと思いました^^




私は普段、あまりイギリス王家のニュースについてそんなに強い意見、コメントはありませんが、今はとても話題になっているニュースという事で、今回の記事では「ヘンリー王子の新しい赤ちゃんの名前」について、イギリス人はどう思っているのか? という内容を紹介してみたいと思います。


多くのイギリス人は、今回生まれたヘンリー王子夫妻の赤ちゃんの名前を聞いてびっくりしました。この赤ちゃんの名前は、Archie Harrison (アーチー・ハリソン)と言います。

この名前に対するイギリス人のリアクションは、2つにはっきり分かれています。「いい名前だね!」と言っている人もいますが、「これは一体どういう名前?! 嫌い!」と騒いでいる人もいます(笑)。

実は「アーチー・ハリソン」という名前が嫌いと言っているイギリス人はかなり多いです。例えば、新聞記事の下に出ているコメントやインターネットフォーラムのコメントを読むと、この名前に文句を言っている人の理由が分かります。

それでは、多くのイギリス人は何故「アーチー・ハリソン」という名前が気に入らないのでしょうか。その理由を説明してみたいと思います。

最初にお伝えしておきたい私の個人的な意見としては、 両親がその名前が好きだったらいいんじゃないって思いますけどね(笑)。しかし・・・自分だったらそういった名前を選ばないと思いますけど^^





「アーチー」ってどういう名前なの?


最近、「Archie」という名前はイギリスで流行っています。ヘンリーとメーガンは意外と人気のある名前を選びました。しかし、多くの人にとって「Archie」はちゃんとした名前ではありません。

「Archie」は元々「Archibald」(発音:アーチボルド)という古い名前のニックネーム(省略)です。この名前はとても古いドイツ語由来の名前です。

しかし、Archibaldという名前は、現在でもスコットランドの上流階級の人に人気のある名前です。イングランドではあまり使われていない名前ですね。

私の個人的な意見としては、一般のイギリス人は「bald」(=ハゲ!)という単語が入っている名前は避ける人が多いと思います(笑)。

もちろん、その名前に入っている「bald」は「ハゲ」という意味にはなりませんが、あまり魅力的な名前ではないと考えている人が多いと思います。

最近、イギリスでは「ニックネームを名前として使う」というトレンドがあります。例えば、「Alfie」は最近流行っている名前ですが、元々は「Alfred」のニックネーム・省略です。

それでも、「Alfie」という名前を登録する人がいます。以下に最近イギリスで流行っている「ニックネーム系の名前」はこちらです:


  • Charlie (Charlesから来ている)
  • Harry (Henryから来ている)
  • Jack (Johnから来ている)
  • Freddie (Frederickから来ている)
  • Leo(Leonardから来ている)



イギリスの王家は一般的にとても伝統的な名前を選ぶという傾向があります。例えば、よくある「William」、「Henry」、「George」、「Elizabeth」などの名前を選びます。

ウィリアム王子の子供たちは三人共に伝統的な名前が付いています。例えば:


  • George Alexander Louis
  • Charlotte Elizabeth Diana
  • Louis Arthur Charles



正直に言ってしまうと、多くのイギリス人は「Archie」という名前が気に入らない理由として、「ニックネーム系の名前は労働階級の匂いがする」という理由からだと思います。

文句を言っている人は殆どの場合「スノッブ」(ワーキングクラスの人を見下すタイプな人)な人だと思います。

先日の記事でも参考として紹介した「Mumsnet」という「ミドルクラスのママ」向けのフォーラムがありますが、このフォーラムを読むと下記のようなコメントが沢山出てきます:



Horrendous. I’m a big old royals-lover but that’s a shite name.
(ひどい。私は王家が好きだけど、その名前はマジ酷い。)


So tasteless.
(とても下品。)


It’s not very posh is it?
(あまりポッシュ(高級・上流階級っぽい)じゃないね。)


My dog is called Archie
(私の愛犬の名前はアーチーだよ。)


A nickname first name, rather scandalous.
(名前がニックネーム系だね。とんでもないチョイスだね。)


I agree with the posters that say they’re chavvy names. Both of them are incredibly chavvy around where I live. Negative connotations with both names. Together, simply awful.
(ヤンキーっぽい名前だと言った人に同意。私が住んでいる近所では、その二つの名前はとてもヤンキーっぽい名前だ。名前は両方ともとてもネガティブなイメージが付いている。とても酷いコンビ。)







「ハリソン」ってどういう名前なの?


「Harrison」という名前も驚かせる選択肢だと思います。「Harrison」は伝統的に名字として考えられている名前です。例えば、ビートルズのメンバーに「ジョージ・ハリソン」という人がいるのはご存知だと思いますが、アメリカ人はこの名字を名前として使う事が好きなんです。

例えば、「テイラー・スイフト」の「Tailor」は元々名字から来ていると思います。イギリスでも名字を名前として使う事が流行っていますが、実はこういった名前は少しだけ「キラキラネーム」というイメージがあると思います。

このトレンドはいつか日本にも来るのでしょうか? 例えば「鈴木加藤」や「田中阿部」のような名前がこれから増えるかな・・?(笑)

ヘンリー王子とメーガンはどうして「Harrison」という「名字っぽい」名前を選んだのでしょうか? ハリソン・フォードという俳優が好きなのでしょうか?(笑) 二人ともジョージ・ハリソンのファンなのでしょうか?

もしかすると、「Harrison」は「Harry’s son」から来ているのではないかと考える人もいるようです。「Henry」はヘンリー王子の正式な名前ですが、子供の頃から「Harry」というニックネームで知られています。

奥さんのメーガンは彼をHarryと呼びますし、イギリスのメディアもHenryではなくHarryと呼んでいます。おばあちゃんのエリザベス女王も彼をHarryと呼んでいると思います。

そのため、「Harry’s son」(ハリーの息子)というコンセプトで「Harrison」を選んだかもしれません。



今回の記事のまとめ


私は個人的には、Prince Harryの赤ちゃんの名前に対して強い意見はありませんが、多くのイギリス人は「変わったチョイス」だと思っています。

それは何故なら、「Archie」は正式な名前ではないし「下品で労働階級っぽい」ようなイメージがあります。そして、「Harrison」も同じようなイメージがあります。

イギリスの上流階級と労働階級は意外と共通点が多いと思います。ミドルクラス(中流階級)の人は特に周りの目を気にしますから、伝統的な名前を選ぶ傾向があります。

しかし、労働者階級と上流階級の人は人の意見を気にしません。ヘンリー王子と奥さんのメーガンは明らかに人の意見を気にせずに自分たちの好きな(少し変わった)名前を選びました。

アーチー君は無事に生まれてきてよかったですね^^ ヘンリー王子とメーガン、おめでとうございます! 





イギリス英語を学習する為の専門教材

この「ブリティッシュイングリッシュマスター」という教材はイギリス人の私が書き下ろしたイギリス英語を学習する為の専門教材です。制作・編集も私が手がけたので英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。イギリス英語の音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語が勉強出来ます。

イギリス英語専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・マスター




イギリス英語のイディオム専門教材


この教材「ブリティッシュイングリッシュイディオムマスター」はイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。


イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
教材の詳細はこちら