英語をもっとネイティブっぽくする為の部分名詞を使い方
皆さんは「部分名詞」についてはご存じでしょうか。わかりやすく例をあげると、「a slice of pizza」の「slice」の部分は「部分名詞」といいます。つまり、「部分名詞」とは「全体の中に含まれたもの」、「全体を小分けにした一つ一つ」という事になります。
英語では、非常によく部分名詞が使われます。しかし、残念ながら中学校や高校では部分名詞についてはあまり紹介されません。もちろん、「a slice of cake」や「a cup of tea」といった表現は英語授業で紹介されますが、英語ネイティブは日常的にそれ以外にも数多くの部分名詞を使います。
そこで今回の記事では、少しマニアックな部分名詞を紹介したいと思います。これらを全て覚える事が出来れば、かなりネイティブっぽい英語になると思います。
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野菜と果物についての部分名詞の言い方
まずは野菜、フルーツについて話す際に使う部分名詞をクローズアップしてみましょう。
- a stick of celery (セロリー一本)
- an asparagus spear (アスパラ一本)
- a clove of garlic (ニンニクの1片)
- a head of lettuce/cabbage/cauliflower/broccoli (レタス・キャベツ・カリフラワー・ブロッコリー1株 )
※ブロッコリーの房は「broccoli floret」になります。 - a knob of ginger (生姜の)
- a segment of orange (オレンジ・みかん一房)
上記以外の他のフルーツや野菜は、一般的に「one ○○」や「two ○○s」という言い方をします。例えば、ブドウは「one grape」になります。しかし、「ブドウ1房」という場合には「a bunch of grapes」と言います。
それでは、実際のネイティブの言い方を例文でを覚えていきましょう。
野菜と果物の部分名詞:使い方の例文
A: How many cloves of garlic do I need for this recipe?
(このレシピには何片のニンニクが必要ですか。)
B: You need two cloves. Peel them, crush them, then stir fry them.
(2片が必要です。皮をむいて、つぶして、その後炒めます。)
A: Food prices are going up recently.
(最近食べ物の値段上がっていますね。)
B: Yes, vegetables are particularly expensive. A head of broccoli cost almost \300 yesterday!
(そうですよね。野菜は特に高いです。昨日1株のブロッコリーは約300円でした!)
A: There are still 5 asparagus spears in the fridge. What shall I do with them?
(まだ冷蔵庫に5本のアスパラガスがありますよ。どうすればいいですか。)
B: Fry them in butter then season with salt and pepper. Simple but delicious!
(バターで炒めて塩コショウを書けます。簡単ですが美味しいですよ!)
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様々な食べ物の部分名詞の言い方と使い方
他の食べ物について話す際には色々な部分名詞を使う必要があります。最もよく使われている部分名詞を紹介します!
- a loaf of bread (丸ごとのひとかたまりのパン)
- a slice of bread (パン1枚)
- a rasher of bacon (ベーコン1枚)
- a knob of butter (バター1塊)
- a bar of chocolate (チョコ1枚)
- a cup (mug) of tea/coffee (コーヒー、お茶1杯)
- a glass of milk/juice (牛乳、ジュース1杯)
- a box of cereal (シリアル1箱)
- a slice of cake/pizza (ケーキ、ピザ1枚)
- a bowl of soup (スープ1杯)
- a fillet of fish (魚の切り身)
他にも数多くの部分名詞があります。一般的に薄い物は「slice」になり、液体は「cup/bowl/glass」になります。「a rasher of bacon」と「a loaf of bread」は特別な例なので別で覚えておきましょう。
また、魚は一般的に「fillet」といいます。イギリス人は「フィレット」という発音を使いますが、アメリカ英語では「フィレ」と言います。
これは元々フランス語由来の単語です。アメリカ人はフランス語の発音をそのまま使って発音しますが、イギリス人はその単語を「英語化」して言いやすくしています。それでは、実際の英語ネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。
様々な食べ物の部分名詞:使い方 例文
A: Did you do anything on Sunday?
(日曜日に何かしましたか。)
B: I baked a loaf of bread. I love the smell of freshly-baked bread!
(パンを手作りしました。焼いたばかりのパンの匂いが大好きです!)
A: Have you ever had a full English breakfast?
(フル・イングリッシュ・ブレックファーストを食べたことある?)
B: No. What is it?
(食べたことない。それは何ですか。)
A: It’s fried sausages, a few rashers of bacon, fried egg, fried tomatoes, baked beans, and so on. Some people have fry a couple of slices of bread, too.
(フライドソーセージ、数枚のベーコン、焼き卵、フライドトマト、ベイクトビーンズ、など。数枚のパンを炒める人もいるよ。)
B: That sounds good! I think I’d end up with indigestion if I ate it every day though!
(それはおいしそう!でも、毎日食べると消化不良を起こっちゃう気がする!)
A: Do you fancy a cup of tea?
(紅茶を飲みたい?)
B: I’d love a cuppa!
(紅茶はいいね! 飲みたい!)
A: I’ve got a bar of chocolate too. Shall we share it?
(チョコ1枚もあるよ。一緒に食べようか。)
B: Ooh, yes please!
(それはいいね!)
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まとめ:食べ物について話す際に使う部分名詞
食べ物について話す際には場合によって「部分名詞」を使う必要があります。例えば、液体などの「府可算名詞」について話す際に「bowl」や「cup」などの名詞と一緒に使う必要があります。
そして、フルーツや野菜を切ったり、分けたりする際には部分名詞が必要になります。例えば、「a slice of pizza」や「a segment of orange」などの表現を使う必要があります。
これらの部分名詞をちゃんと使えるようになると、自分の英語力はかなりネイティブっぽくなると思います。それでは皆さん頑張りましょう。
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