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「sorry」,「excuse me」,「pardon」の違いとは? 謝る際に使う英語表現の違い

「sorry」,「excuse me」,「pardon」の違いと微妙なニュアンスの違いについて解説します!
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イギリス英語とアメリカ英語の「pardon」,「sorry」,「excuse me」の違いとは?



英語を独学で勉強しているとよく「このフレーズ・表現はネイティブはどのように使い分けているのか?」というような疑問が浮かぶ事があるのではないかと思います。

実は、そんな私も日本語を独学で勉強している時に、このような疑問が毎回のように登場してきました^^ そして私が日本人の生徒に英語を教えている際にもよく同じような質問を聞かれます。

例えば、今回のテーマである「pardon」、「sorry」、「excuse me」の使い方の違いについては気になっている方も多いはずです。実はこの3つには微妙な違いあります。そして、イギリス英語とアメリカ英語でのニュアンスの違いもあります。

そこで、今回の記事では、「pardon」、「sorry」、「excuse me」の使い分け、ニュアンスについて説明したいと思います。






Pardonの意味と使い方


イギリス英語において「Pardon?」という単語は、相手の言っている事が聞き取れない場合に使われる単語です。例えば、以下のような会話があるとします。



A: #$%”&?
(~~~?)※何と言っているのか聞き取れない。

B: Pardon?
  (え?何?)

A: I said, are you free tomorrow?
  (明日暇ですか?って聞いてたんだよ。)


実は「Pardon?」という単語は、イギリス人でも使う人と使わない人に分かれます。その違いは社会階級によっても変わってきます。

それはどういう事かというと、例えば、一般的にミドルクラスの子供達は親に「Don’t say “what?”, say “pardon”」(「What」ではなく「Pardon」という単語を使いなさい!)と言われています。

ですから、ミドルクラスの人達は相手の話が聞き取れない時に「What?」(何?)と言う表現は使いません。これは非常に失礼な言い方だと教えられているからです。

以上の事から一般のミドルクラスのイギリス人は「Pardon?」という単語を使います。しかし、アッパークラス(上流階級)の人達は「Pardon?」という単語を使いません。

その代わりに彼らは「What?」を使います。彼らにとっては「Pardon?」はミドルクラスの人が使う単語だと思われています。

何か・・いやみな感じですね(笑)。ところで私は・・・「Pardon?」と言う表現を使っています(笑)。


アメリカ英語でも「Pardon?」という表現は使われていると思いますが、聞き取れない時には一般的に「Excuse me?」や「Pardon me?」というフレーズも使われています。

しかし、イギリス英語において「Pardon me?」というフレーズは、自分が「ゲップやオナラ」をしてしまったような際に使う表現です(笑)。




Sorryの意味と使い方


イギリスでは「Sorry」という単語は本当によく使われています。例えば例をあげると・・・


  • 誰かにぶつかった際
  • 誰かにぶつかられた際(笑)
  • 誰かの話が聞き取れない際

以上のシチュエーションでよく使われます^^


誰かに文句を言う際の例


例えばスーパーの店員に文句を言うような際

I’m sorry, but this bread is mouldy.
(すみませんが、このパンは腐っています・・・)


誰かにどいてほしい際


I’m sorry, could I get past?
(すみませんが通っていいですか?)


誰かに謝る際


I’m sorry for breaking your vase.
(あなたの花瓶を壊してしまって申し訳なかった。)


アメリカ人も勿論「Sorry」という単語をよく使いますが、使い方と使用頻度が異なります。

例えば、アメリカ人は相手の話が聞き取れない場合に「Sorry?」という単語を使う事もあると思いますが、一般的には「Excuse me?」や「Pardon me?」というフレーズの方がよく使われています。


そしてアメリカ人はイギリス人のように誰かにぶつかられた際に自分から謝る人が少ないと思います!自分のせいではないのに謝る事はとてもイギリス人らしい行動だと思います(笑)。

しかし、この事に関して言えばイギリス人は別にマナーが良いというわけではないと思います。イギリス人が謝る理由としては、多分ケンカにならないような行動を心掛けているからだと思います(笑)。


そしてアメリカ人は誰かに、その場所からどいてほしい時に「Excuse me」というフレーズをよく使うと思います。勿論、全てのフレーズはどこでも通じます。使い方の違いとしては使用頻度の違いによるものです。




Excuse meの意味と使い方


「Excuse me」というフレーズは多くの意味とニュアンスがあります。例えば、イギリス英語ではこのようなシーンでよく使われています。


誰かに話しかける際


Excuse me, where is the library?
(すみません、図書館はどこにありますか?)


誰かにどいてほしい際


Excuse me, can I get past?
(すみません、通っていいですか?) ※イギリス英語ではこのような際、sorryもよく使われています。


その場所から退席する際


Excuse me, I will be back shortly. Please wait a moment.
(失礼します。ちょっと行ってきます。少々お待ちください。) ※これはビジネスシーンでよく使われています。



「sorry」,「excuse me」,「pardon」の使い分けのまとめ



以上をまとめると、イギリス英語とアメリカ英語では、両方とも上記のシーンでは「Excuse me」を使います。

しかし、アメリカ人は相手の話を聞き取れない際にも「Excuse me?」を使います。この辺りが大きな違いだと思います。



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