magazine、mufti、sofa、tunaの意味とは? アラブ語由来の英語

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語紹介
目次

アラブ語が由来のイギリス英語の単語とは?

今回の記事は以前にアップした「アラブ語から来たイギリス英語の単語パート1:「arsenal」,「aubergine」,「bint」,「candy」,「jumper」の使い方と例文紹介」という記事の続きです。

この二つの記事では、アラブ語がルーツになっているイギリス英語の単語を紹介していますが、私の意見では、単語のルーツや「バックストーリー」が分かれば、英単語が覚えやすくなるのではないかと思っています。(私が漢字を勉強した際もそういったルーツを気にして覚えていた時もあります^^)

英語や他のヨーロッパの言語はアラブ語にかなり影響されています。数学や化学などの分野は特にアラブ語に影響されています。

アラブ語ルーツの単語に興味を持っている方は、このウィキペディアのリストがお勧めです。このリストには多くのアラブ語ルーツの英単語が掲載されています。

参考サイト:「List of English words of Arabic origin (A-B)

それでは、今回はこれらの単語「magazine」、「mufti」、「sofa」、「tuna」について例文を交えて紹介していきたいと思います。

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語紹介

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語紹介

おススメ記事:

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語: 1. Magazine (=雑誌、弾薬庫)

殆どの日本人の英語学習者は「magazine」イコール「雑誌」だと理解されている方が多いと思いますが、「magazine」には「弾薬庫」という意味もあります。

「magazine」という単語はアラビア語からフランス語に入って、その後に英語の単語になったそうです。イギリス英語とアメリカ英語のイントネーションは異なります。

イギリス英語では、magaZINEというイントネーションになり(最後の音節のイントネーションが強い)、アメリカ英語のイントネーションはMAGAzine(最初の音節のイントネーションが強い)。

例文:

I buy fashion magaZINES every month.
(私は毎年ファッション雑誌を買います。)
※イギリス英語のイントネーション!

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語: 2. mufti (=私服、平服、イスラム教法典教職者)

この単語はイギリス英語で主に「私服」という意味として使われています。「mufti」の元々の意味は「イスラム教法典教職者」という意味なりますが、19世紀にイギリスの軍人は「私服」という意味として使うようになりました。

現在、この単語はイギリスの学校で使われています。イギリスの学校では「Mufti Day」(平服の日)というイベントがよくあります。殆どのイギリスの学校には制服がありますが、学期に一回くらいチャリティーの為に「Mufti Day」を行います。

子供たちは1ポンドか、他の何かを寄付し一日だけ自分の私服を着る事が出来ます(私が通った中学校、高校は定期的にチャリティーMufti Dayを行いました)。

例文:

It’s a Mufti Day tomorrow. What are you going to wear?
(明日は(学校では)「平服の日」ですよ。何を着るつもりですか?)

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語: 3. sofa (=ソファ)

「Sofa」という単語は元々アラブ語から来ましたが、16世紀にトルコ語から英語に入ったそうです。イギリス英語では、「sofa」の代わりに「couch」と「settee」という二つの言い方があります。

しかし、イギリスでは「couch」よりも「sofa」と「settee」という単語の方がよく使われています。「Couch」という単語は主にアメリカとカナダで使われています。

「Settee」という単語はイギリス英語特有の単語です。イギリスでは歴史的に「sofa」は上流階級の言い方で、「settee」と「couch」は中流階級の言い方だったそうです。

例文:

I fell asleep on the sofa last night.
(私は昨晩ソファで寝ちゃった。)

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語: 4. tuna (=マグロ、シーチキン)

「tuna」という魚の名前はアラブ語の「al tunn」という単語から来ました。英語では「tunafish」という言い方もあります。イギリス英語とアメリカ英語の発音は少し異なります。

イギリス英語では「チューナ」か「トゥューナ」という発音になり、アメリカ英語では「トゥーナ」という発音になります。

日本語の缶詰「シーチキン」は英語では「tinned tuna」(イギリス英語)や「canned tuna」(アメリカ英語)になります。イギリスではシーチキンのサンドイッチはとても人気があります。

例文:

I had a tunafish sandwich for lunch yesterday.
(私は昨日のランチにシーチキンのサンドを食べました。)

アラブ語がルーツのイギリス英語の単語紹介

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

イギリス英語のバイブル教材

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 

 

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の例文は私が作っているので、ネイティブのイギリス人としての英語のニュアンスはとても自然な英語です。

ネイティブのイギリス人が日常的に使う自然なフレーズ、アメリカ英語との違いを比較しながら、イギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

本書ではイギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。
RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

 

目次