イギリス英語

sinceとagoは一緒に使える? 現在完了形についての質問 

英語の文法・現在完了形:「since」と「ago」は一緒に使う事が出来るのでしょうか?

現在完了形のついて:「since」と「ago」は一緒に使う事は出来るのか?という質問に答えてみました



「現在完了形」という英文法は日本人の英語学習者にとって少し難しく感じる場合が多いと思います。この文法自体は、中学3年生の時に英語の授業で教えられているものです。

しかし、多くの生徒たちにとって「現在完了形の使い方」は分かりにくいという意見を聞きます。そこで今回は、当サイトの読者の方から頂いた現在完了形に関する質問に答えてみたいと思います。


それでは、頂いた質問はこちら:



読者の方の質問:



今日、実は初めて「現在完了形にはsince ~ agoは使えない」というのを知りました。
全然知りませんでした。例えば・・・

「I have been learning British English since about 2 years ago.」という言葉を聞いたら(読んだら)、マリさんには「awkward English」に聞こえますか?

それとか、日本のテレビとかで・・・

刑事:「A氏はいつからここに通ってくるようになったのですか?」
店員:「そうですねぇ。2年前の事件があってからだと思いますけど」

っていう場合はどういう感じになるんでしょう??











sinceとagoの使い方


多くの「英文法ガイド」によると、「since~ago」という組み合わせは文法的にNGだそうです。以前私は、ある中学校で3年生の生徒たちに現在完了形を教えていました。

その時に「since~ago」という組み合わせは使ってはいけないという事を教えました。


現在完了形に関してもっと簡単に言ってしまえば、「過去に始めて現在でもまだ継続して行っている事」について話す際に使います。


例えば、こんな場合です。「私は2年前にイギリス英語を勉強し始めて、現在でもまだ勉強している場合」。このような場合には以下の文章のように表現します。


例文:


I have been learning British English for two years.
(私は2年間イギリス英語を学んでいます。)


そして、私(Mairi)は日本に通算して9年間住んでいます^^ そういった場合、以下のような文章を使って表現する事が出来ます。

I have been living in Japan for nine years.
(私は9年間日本に住んでいます。)


現在完了形を使う際には、「for」か「since」という単語を使う事が出来ます。「For~」は、「期間」を表す際に使う単語です。


例えば:

  • For two years (二年間)
  • For three months (三ヶ月)
  • For a long time (長い間)



「Since」は、「~から・以来」と言う際に使う単語です。

つまり、そのアクティビティーを「スタートしたポイント」を言う際に使います。


例えば:

  • Since 2005 (2005年から)
  • Since Christmas (クリスマスから)
  • Since this morning (今朝から)
  • Since 10 o’clock (10時から)


しかし、多くの英文法ガイドによると、「since two years ago」(2年前から)という言い方はNGになります。「ago」という単語は「単純過去形」として使います。


例文:


I went to the UK two years ago.
(私は2年前にイギリスに行きました。)


I started studying British English two years ago.
(私は2年前にイギリス英語を勉強し始めました。)


また読者の方の質問に戻りますが、「正しい文法ルール」に従った場合、今回の読者の方の文章は「文法的に正しくない」といった解釈になります。


I have been learning British English since about 2 years ago.
(私は2年前からイギリス英語を学んでいます。)


ネイティブの私にとっては、やはりこの文章は少し不自然に感じます。私の場合だったら、「for about two years」というフレーズを使うと思います。


ちなみに”since two years ago”というフレーズをGoogleで検索してみましたが、殆どの検索結果は「日本人の英語学習者からの文法に対する質問」に関するものでした^^。


この文法ポイントでわかるように、明らかに日本語と英語の間にはギャップがありますね。しかし、面白い事にネイティブがツイッター等のSNSで使った文章にもこれと同じフレーズが出てきました。


つまり、英語ネイティブもカジュアルな英語を書く際には、「since two years ago」のような文章を書きます。
私の個人的なアドバイスでは、正式なライティングをする際には「正しい文法」を使った方が良いですが、SNSなどのライティングでは、そこまで気にしなくても良いです。(笑)




次に質問の最後の部分に戻ります。

現在完了形のルールを考えた場合、今回ご質問頂いたテレビドラマの台詞はどうやって英語に翻訳するのでしょうか?そこで私はこのように翻訳してみました。



刑事:「A氏はいつからここに通ってくるようになったのですか?」
How long has A been coming here? / When did A start coming here?

店員:「そうですねぇ。2年前の事件があってからだと思いますけど。」
Um, let me think… I think he started coming after that incident two years ago.



私はプロ翻訳者ではありませんが、もし私が翻訳する場合は出来るだけネイティブが使いそうな表現を入れた文章にしようと心掛けています。


また殆どの場合、日本語から英語に直訳する事はできませんので意訳になります。直訳すると文法的に変な英語になるケースが多いと思います。



イギリス英語を学習する為の専門教材

この「ブリティッシュイングリッシュマスター」という教材はイギリス人の私が書き下ろしたイギリス英語を学習する為の専門教材です。制作・編集も私が手がけたので英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。イギリス英語の音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語が勉強出来ます。

イギリス英語専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・マスター




イギリス英語のイディオム専門教材


この教材「ブリティッシュイングリッシュイディオムマスター」はイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。

イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。

1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。


イギリス英語のイディオム専門教材:ブリティッシュイングリッシュ・イディオムマスター
教材の詳細はこちら