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イギリス英語のスラング:「馬鹿」はイギリス英語でなんと言うのでしょうか?
今回の記事は先日アップしたイギリス英語の罵り言葉という記事の続きです。この記事ではイギリス英語で「馬鹿」というスラングの様々な言い方を紹介していきます^^
前回の記事:「イギリス英語で「馬鹿」はなんと言いますか?(パート1):イギリス英語の罵り言葉」
では、続いていきましょう。前は6つ「Prat」まで紹介しました。今日は7つ目からです。

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イギリス英語で馬鹿という意味になるスラング: 7.Plonker
「Plonker」というスラングは19世紀頃からずっと使われていますが、「Only Fools and Horses」というテレビコメディーの影響によって有名なスラングになりました。
意味としては「ばかばかしい人」や「ばかばかしい事をする人」というニュアンスで使います。別にタブー的な単語ではないので友達に対して使っても大丈夫です^^
「Only Fools and Horses」というテレビコメディー:「Plonker」の使い方
例文:
You look like a plonker in that hat.
(お前はその(変な)帽子を被ると馬鹿に見えるよ!)
※つまり「変な帽子を被るとダサくみえる」というニュアンス(友達をからかっている時など)
イギリス英語で馬鹿という意味になるスラング: 8.Thicko
イギリス英語では「thick」というスラング的な形容詞は「頭が悪い」という意味になります。そして「Thicko」は名詞になり、「頭の悪い人」や「馬鹿」という意味になります。
このスラングはネガティブで失礼なニュアンスが含まれていますので使う際には細心の注意が必要です。気をつけましょう!
例文:
The person I sit next to at school is a right thicko.
(学校で私の隣の席に座っている人は本当に頭の悪い馬鹿です。)
イギリス英語で馬鹿という意味になるスラング: 9.Twit
「Twit」という単語は多くの場合、「upper class twit」というフレーズで使われています。「Upper class twit」とは、「上流階級の人なのに頭が悪い」という意味になります。
この種類の人はイギリスでも多く存在しています(笑)。そして、「upper class twit」はイギリスのコメディー番組・ドラマによく出る定番のキャラクターです^^。
「Monty Python」という有名なイギリスコメディーには「upper class twit」というキャラクターがいました。
「Monty Python」の「Upper Class Twit of the Year」というシーン
しかし、「Twit」は基本的に「馬鹿」という意味になります。タブーの単語ではありませんのでいつ使っても大丈夫です。「The Twits」という子供の小説もあります。
この小説はロアルド・ダールという小説家によって書かれました。ご存知の方もいると思いますが、彼は「チョコレート工場の秘密」という小説も書いています。
英語を勉強している方におススメの本です。皆さんも英語で読んでみたら良い勉強になると思います^^(ちなみに私は日本語のリーディングを練習するために日本語版を読みました^^)
例文:
Charles is a nice chap but a bit of an upper class twit.
(チャールズはいい人ですが、アッパークラスでちょっと頭が悪いと思う。)
イギリス英語で馬鹿という意味になるスラング: 10.Wally
「Wally」は少し古いスラングですが、時々テレビドラマや映画で使われています。かなりソフトな言い方なのでどのシーンに使っても誰も怒らないと思います。
「可愛い馬鹿」というニュアンスが含まれています(笑)。「不器用」という意味として使う事もあります。
例文:
You just stepped on my foot, you wally!
(お前は不器用だよ!俺の脚を踏んだよ!)
※友達にフレンドリーな言い方で注意しているといった感じ。
イギリス英語で馬鹿という意味になるスラング: 11.Wazzock
「Wazzock」というスラングは主にイギリスの北部の人(ヨークシャー州など)が使う事が多いです。時々映画やテレビドラマに出てきますが、ロンドンなどの南部の人はあまり使いません。
このスラングは軽い悪口といったニュアンスです。
例文:
Our centre forward played like a total wazzock today.
(うちのチームのストライカーは今日プレイが相当酷かった。)
※サッカー試合について話しているシーン等。
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