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イギリス英語のお金に関するスラング「skint」、「scrooge」、「have a flutter」の意味とニュアンス、使い方を例文付きで紹介
今回の記事では、イギリス英語の日常会話でよく使われているスラングやカジュアルなボキャブラリーを紹介していきます。今日のテーマはお金に関係するスラングになります。
これから紹介していくスラングは、イギリス人が日常会話でよく使うものですが、イギリスのドラマ、映画、小説等でもよく使われていますので、イギリスの現代カルチャーに興味を持っている方は下記のスラングを覚えておくと役に立つと思います!

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お金に関するイギリス英語のスラング: 1.「Skint」
意味:「お金がない、文無しの」
アメリカ英語:「broke」
この単語は形容詞で、「全くお金がない」という意味になります。アメリカ英語では、「broke」という単語になります。
「Broke」はイギリス英語でも使われていますが、「skint」はアメリカ英語で使われていません。
もう一つ関係するスラングとしては、「boracic」(発音:ボラシック)という単語があります。この単語は元々コックニー・ライミング・スラングで、「skint」の代わりに使います。
それでは、例文で実際の使い方を確認していきましょう。
例文:
A: Do you fancy going down the pub tonight?
(今夜はパブでも行かない?)
B: Not tonight mate. I’m skint.
(いやぁ、今夜は無理だ。お金が全くない。)
※「mate」は主に男性に使われる単語で「友達」という意味になります。
Can you lend me a tenner? I’m skint.
(10ポンド貸してくれる?私は全くお金がないからさ。)
I heard that Bill’s business went under. He’s skint now, apparently.
(ビルのビジネスはつぶれたと聞いたよ。彼は今全くお金がないらしい。)
I can’t go out tonight. I’m boracic.
(私は今夜出かけられない。全くお金がないから。)
お金に関するイギリス英語のスラング: 2. scrooge
意味:ケチな人
「scrooge」という単語は名詞で、元々チャールズ・ディケンズというイギリス人作家が書いた小説に出てくるキャラクターの名前でした。
この小説の名前は「クリスマス・キャロル」で、キャラクターの名前は「エベネーザ・スクルージ」です。
このキャラクターは意地悪でケチなので、名字の「スクルージ」は「ケチな人」という意味として使われるようになりました。
「scrooge」は名詞なので、「a scrooge」や「an old scrooge」などのパターンで使います。主に他の人の文句を言う際に使うスラングです。
例文:
My dad is such an old scrooge.
(うちの親父はケチなおじさんだよ。)
My husband is a scrooge. He never buys me a Christmas present.
(私の旦那はケチですよ。彼は私にクリスマスプレゼントを一度も買ってくれない。)
I don’t like Tom. He is a scrooge.
(私はトムの事が好きじゃい。彼はケチな奴だよ。)
お金に関するイギリス英語のスラング: 3.have a flutter
意味:(競馬などに)少額を賭ける
イギリスではスポーツや競馬の勝敗にお金を賭ける事(ギャンブル)はとても人気がありますので、数多くのギャンブルに関するスラングがあります。
「have a flutter」というフレーズは主に「少額のお金を賭ける」というニュアンスで使われています。このフレーズはそのまま使っても大丈夫ですし、「have a flutter on ~」という使い方もあります。
では、実際の使い方をみていきましょう!
例文:
He enjoys a flutter on the horses.
(彼は競馬でお金を賭ける事が好きですね。)
※この文章は文脈によっては、少し皮肉めいた意味が込められている場合があります。婉曲的に「彼はギャンブル中毒だ」というニュアンスを表す場合があります。
I had a flutter on the Grand National yesterday but my horse came in last.
(私は昨日グランド・ナショナルにお金を賭けたけど、私が選んだ馬はビリだったよ。)
Go on, have a flutter!
(いいよ、お金を賭けてみて!)
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