イギリス英語特有の俗語
これら三つの単語は、アメリカ英語では殆ど使われていないと思いますので、その単語に代わって使われているアメリカ英語の言い方も同時に紹介していきたいと思います。
それでは、「peaky」,「parky」,「porkies」とは具体的にどういった意味なのでしょうか? イギリス人は会話の際にどんな時に使い方をするのでしょうか?
イギリス英語特有の俗語 Peakyの意味と使い方
意味:「体調が悪い、顔色が白い」
アメリカ英語:「unwell」,「sick」
これは形容詞です。一般的には「feel a bit peaky」や「look peaky」というパターンで使います。自分の体調について話す際に使っても大丈夫ですし、他の人の体調の話をする際に使っても大丈夫です。
アメリカ英語では、「unwell」や「sick」という形容詞で使う事が多いと思います。それでは実際にPeakyのイギリス人の使い方を例文で確認してみましょう。
Peakyの使い方 例文:
Fred, are you alright? You look a bit peaky.
(フレッドさん、大丈夫ですか?顔色白いよ。)
I’m going to go home early today. I’m feeling a bit peaky.
(私は今日早く帰ります。体調が良くないで。)
I’m taking Tommy to the doctor’s this afternoon. He has been peaky all morning.
(私は午後トミーを医者に連れて行くよ。彼は朝からずっと体調が悪いです。)
イギリス英語特有の俗語 Parkyの意味と使い方
意味:「寒い」
アメリカ英語:「chilly」
この単語も形容詞です。主にイギリスの北部の人達が使います。アメリカ英語では、「chilly」になります。イギリス人は他にも「nippy」という形容詞を使います。「寒い」という意味になります。「Very parky」という表現は使いません。
会話では「a bit parky」というフレーズの方がよく使われています。この方がネイティブにとって自然に聞こえます。それでは、実際にイギリス人の使い方を例文で確認してみましょう。
Parkyの使い方 例文:
It’s a bit parky in here. Can you close the window?
(ここは寒いですよ。窓を閉めてくれない?)
It’s a bit parky today. Don’t forget your coat.
(今日はちょっと寒いよ。コートを忘れないでね。)
It’s a bit parky for August, isn’t it.
(8月なのにちょっと寒いよね。)
イギリス英語特有の俗語「porkies」の意味と使い方
意味:「嘘」
アメリカ英語:「to tell lies」
このスラングは元々コックニー・ライミング・スラングから生まれました。しかし、現在はコックニー以外の人も使います。このスラングは主に「to tell porkies」というパターンで使われています。
アメリカ英語では、単純に「to tell lies」(嘘をつく)という言い方になります。「Porkies」は少しふざけた言い方なので、真面目な話であれば使わない方がいいでしょう。
porkiesの使い方 例文:
Are you telling porkies again?
(あなたはまた嘘をついているの?)
Don’t tell me porkies. I want the truth.
(私に嘘をつかないで。事実を言って欲しい。)
Karen is always telling porkies.
(カレンはいつも嘘をついている。)
単数形の「porky」はもう一つの意味があります。これは「太っている」、「デブ」という意味になります。これは「豚肉のポーク(pork)」から来た形容詞です。
porkの使い方 例文:
I need to cut down on chocolate. I’m getting porky.
(私はチョコレートをやめなくちゃね。私は太ってきたからさ。)
Mark’s got a bit porky, hasn’t he.
(マークはちょっとでぶってしまってね。)