イギリス英語

イギリス英語の表現とニュアンスについての質問:「クビになる」という表現はイギリス英語では何と言いますか?

イギリス英語の表現とニュアンスについての質問:「クビになる」という表現はイギリス英語では何と言いますか?


イギリス英語では「クビになる」という表現と何と言うのでしょうか?



私はついこの間、生徒に「クビになる」という表現はイギリス英語で何と言うんですか?という質問をされました。
実はこのクビになるという言葉を表現する場合、英語圏各国によって言い方・表現が異なります。そして使い方によって様々なニュアンスがありますので、簡単に答えを解説する事は難しいです。


今回の記事では、イギリス英語とアメリカ英語のそれぞれの代表的な例、具体的な使い方を例文を交えて紹介していきたいと思います。



イギリス英語の表現とニュアンスについての質問:「クビになる」という表現はイギリス英語では何と言いますか?イギリス英語の表現とニュアンスについての質問:「クビになる」という表現はイギリス英語では何と言いますか?




イギリス英語でのクビという表現: 1. to be sacked/to sack/to get the sack



to be sacked/to sack/to get the sack


I was sacked yesterday.
(私は昨日、クビになりました。)


Mr Sato sacked his secretary.
(佐藤さんは秘書をクビになりました。)


My brother got the sack last week.
(私の弟は先週クビになりました。)


「sack」という動詞は、イギリス英語だけではなく、オーストラリア英語、ニュージーランド英語でも使われています。
アメリカ人もこの表現が分かると思いますが、実際の会話では違う表現を使います。



イギリス英語でのクビという表現: 2. to lose (one’s) job



to lose (one’s) job

この表現は少し微妙なニュアンスがあります。「クビになった」なのか「リストラされた」なのかハッキリ分からないニュアンスです。
直訳すると「仕事を失う」という意味になります。


I lost my job in September last year.
(私は去年の9月に仕事を失いました。)



イギリス英語でのクビという表現: 3. to be made redundant



to be made redundant

このフレーズは「リストラされる」という意味になります。この表現はイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国で使われています。


My father used to work at a factory but he was made redundant last year.
(私の父親は工場で働いていましたが、去年リストラされました。)


ABC Company are making 500 people redundant next month.
(ABC会社は来月、500人をリストラします。)




アメリカ英語でのクビという表現: 1. to be fired/to fire



to be fired/to fire

この表現は主にアメリカで使われている表現ですが、他の英語圏の国でも通じます。
相手にかなり嫌な気持ちを与える表現です。


I was fired from my job yesterday.
(私は昨日、仕事にクビになりました。)


Mr Smith fired his secretary last week.
(スミスさんは先週、秘書をクビにしました。)




アメリカ英語でのクビという表現: 2. to be laid off/to lay off



to be laid off/to lay off

この表現は「リストラされる」というニュアンスが含まれている表現です。この表現は他の英語圏の国でも使われています。


I was laid off last year.
(私は去年リストラされました。)

ABC Company laid off 100 people last week.
(ABC会社は先週100人をリストラしました。)



そしてこれ以外にも遠まわしな表現があります。
これは元々、イギリス英語、アメリカ英語なのかよく分かりませんが、この表現も他の英語圏の国で通じると思います。


to be let go

この表現は「クビになった」という意味にもなりますし、「リストラされた」という意味にもなりますが、ニュアンス的には婉曲的に「クビになった」事実を表現する際に使う方が正しいと思います。この表現は、サッカー監督がクビになるときによく使われています。
「sacked」よりも、さらに遠まわしな表現です。「残念ながら、○○監督と○○チームは契約を交わしませんでした。」というニュアンスになります。


Jones was let go by Manchester City this morning.
(ジョーンズ監督は今朝、マンチェスター・シティーからクビにされました。)


そして、またサッカー監督の話ですが、私はこの新聞の記事を読んで、もう一つの表現を見つけました:
参考URL:(http://www.telegraph.co.uk/sport/football/teams/sunderland/9963688/Martin-ONeill-sacked-Will-it-help-Sunderland-Poll.html

この表現は、笑ってしまうほど遠まわしな表現(イディオム)です。(笑)


to be shown the door (直訳: ドアを見せられました)


「The Northern Irishman was shown the door by Sunderland・・・」
(この北アイルランド出身の監督は、サンダーランド(サッカーチーム)からクビにされました。)


イメージ的にクビになった人はドア(出口)を見せられ、「もう戻ってこないでください」というシーンが頭に浮かんできますね^^
新聞の記者がよく使うイディオムだと思います。







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