英語にも言葉使いによって女性っぽい英語や男性っぽい英語はある?
今回の記事は、以前に紹介した「綺麗なブリティッシュ英語(イギリス英語)の発音になる為にお勧め出来るお手本を紹介します!」という記事の続きです。
その記事では、私はイギリス英語を勉強するためにどんな人の発音がお手本として使えるのか?その際に参考になる芸能人などを紹介しました。
そして、嬉しい事に質問を頂いた方から再度、別の質問を頂きました^^
質問はこちら:
読者の方の質問:
先日の記事の「ブリティッシュ英語(イギリス英語)を勉強する際に誰のアクセントをお手本・真似すればよいでしょうか?」はとても役に立つし、興味深かったです。
「ベネディクト・カンバーバッチの英語が綺麗すぎる」という事に驚きました!!。
この記事を読んで質問が浮かんだのですが、お手本にする方は「同性・異性」どちらでもいいのでしょうか?。
私は映画をよく見ますが、出演者の大半が男性の映画をよく見ているので気になりました。よろしくお願いします。
おすすめ記事:
- イギリス英語のアクセントに関する質問:イギリス英語のアクセントを話す日本人はどう思われているのでしょうか?
- 英文法に関する質問:話す時の文体「of ~」か「~’s」はどっちの方を使えばよいのでしょうか?
- イギリス英語の発音:「poor」、「tour」、「during」:上品なイギリス英語の発音についての質問
いつも質問してくれてありがとうございます。1人の読者の方が何か気になっているなら、他の人も気になっている事だと思いますので、どんどん質問してくださいね^^
日本語では、「女らしい話し方」と「男らしい話し方」などがありますね。
例えば、日本人の女性は主に「私」や「あたし」という代名詞を使いますが、男性はもっとカジュアルな会話で「僕」や「俺」を使います。語尾の違いもあると思います。
女性は「~わ」、「~かしら」などの語尾を使う傾向があり、男性は、「~だぞ」、「~だぜ」、「~かな」という語尾を使う傾向があると思います。さらにもっと微妙な話し方の違いもあると思います。
例えば、男性の方がダイレクトな言い方を使う傾向がありますし、女性の方が少しだけ婉曲的に話す傾向もあると思います。
英語における「女らしい話し方」と「男らしい話し方」について
英語にも、女らしい話し方と男らしい話し方があります。しかし、日本語よりも微妙な違いがあります。例えば、女性の方が付加疑問文を使う傾向があります。
そしてイギリス人の男性は女性よりも罵りの言葉を使う傾向があります。それ以外にも微妙なボキャブラリーの違いもあると思います。
例えば、男性は友達を「mate」と呼ぶ事が多いですが、女性は「friends」と呼ぶ事が多いです。一般的に女性の話し方の方が綺麗で、もう少し正式な感じです。
男性の話し方は女性よりダイレクトで「ラフ」かもしれません(笑)。この点についてはイギリスだけに当てはまらず他の国でも同じような感じだと思います。
イギリス英語の単語の発音では、男女の違いはそんなにないと思いますが、男性の方がわざと「ラフ」な発音を使う傾向があります。質問を下さった方は下記の記事を読んでもらったのかどうか分かりませんが、私は以前、イギリスの財務大臣ジョージ・オズボーンのアクセントについて紹介しました。
彼は元々とても「ポッシュ」なアクセントで話しますが、仕事で工場の労働者と話す際にわざとアクセントを「レベルダウン」していました。彼は多分、階級のギャップを埋めるために話し方をわざと変えたんだと思いますが、とにかく、男性の方がアクセントを「レベルダウン」する傾向があるようです。
参考:「イギリス映画「ラブ・アクチュアリー」からみられるイギリス英語の階級の違いについて」
日本に滞在している私の外国人の友達の日本語を聞くと、男女の話し方の違いが分かります。私のアメリカ人の友達が良い例です。彼女は大阪出身の男性と結婚しています。
彼女の日本語はぺらぺらですが、何と「男っぽい関西弁」を話ます(笑)。逆に日本人女性と結婚している外国人男性の日本語は少し女っぽい日本語を話す気がします。
元の話に戻りますが、私の経験では、日常生活で最もよく話す会話パートナーの話し方がうつる傾向があるので、笑われないように同姓のお手本を使った方がいいと思います。
そうしないと、私のように英語で「腹減ったなぁ」、「うるせえなぁ!」、「食う?」のような表現を使ってしまいますよ(笑)^^
若い頃に男っぽい話し方をした場合「少し可愛い」かもしれませんが、年を取るとあまりよい印象を与えないと思いますので皆さんも心当たりがある方は気をつけましょうね(笑)。