イギリス英語と合わせて覚えたい・イギリスの地方や都市の人のニックネーム・呼び方
日本語(日本)では、「~の出身」や「~人」という表現があると思いますが、イギリス英語(イギリス)においても、出身地によってこのような表現が使われる事があります。
イギリスに限らず、海外、英語圏においても「~の出身」や「~人」というコンセプトを表現する際、その言葉の裏にはそのエリアの文化的な背景や習慣、考え方も含まれている事が多いので、そのエリアの人々を理解したいと思っている人は、その事について知っておくと役に立つ事が多いと思います。
そこで、今回はイギリスの地方のニックネームや言い方を紹介したいと思います。
イギリスの都市・エリア別の人のニックネーム・呼び方紹介
以下に代表的な都市名を例に紹介していきたいと思います。
イギリス留学に行っている方、イギリス観光に行く予定の方は意識して、これらの単語を使ってイギリス人との会話中で使ってみると面白いかもしれませんね。^^
バーミングハムの出身: Brummie
例文:
Mike’s a Brummie. He has lived in Birmingham since he was born.
(マイクはバーミングハムの出身です。彼は生まれてからずっとバーミングハムに住んでいます。)
グラスゴー(スコットランドの都市)の出身: Glaswegian (スラング: Weegie)
例文:
Katie is a Glaswegian but she went to university in Edinburgh.
(ケイティーはグラスゴーの出身ですが、エジンバラの大学に通いました。)
リバプールの出身: Liverpudlian (スラング: Scouse, Scouser)
例文:
There are many famous Liverpudlian rock groups.
(有名なロックグループはリバプールの出身者が多いです。)
※ Scouseというニックネームもあります。これはリバプール訛りがある人のニックネームにもなります。
ロンドンの出身: Londoner (東ロンドンの場合: Cockney)
例文:
Lucy is a Londoner but she has been living in Newcastle for 15 years.
(ルーシーはロンドンの出身ですが、彼女はもう15年間ニューカッスルに住んでいます。)
マンチェスターの出身: Mancunian, Manc
例文:
Liam Gallagher from Oasis is a famous Mancunian.
(オアシスのリアム・ガラガーはマンチェスター出身の有名人です。)
ニューカッスルの出身: Geordie
例文:
My best friend is a Geordie.
(私の友人はニューカッスル出身です。)
他にもニックネームはありますが、今回紹介した例は最もよく使われているニックネームですね。
そして最後に紹介したいのが、イギリス人のニックネームです! 他の英語圏の国民はイギリス人をなんと呼ぶのでしょうか・・・?^^
その答えは・・・。
他の英語圏の人々は、イギリス人の事を表現する際に「Brit」や「British」という単語を使います。最も細かく言うと、「English」や「Scottish」などの単語を使って表現する事もあります。
例文:
Tim is a Brit.
(ティムはイギリス人です。)
※ Britは名詞です。
They are British.
(彼らはイギリスの出身です。)
※ Britishは形容詞です。
そして、スラングのニックネームがあります。アメリカ人とカナダ人はイギリス人を「Limeys」と呼びます。
このニックネームは1850年頃に出てきました。当時のイギリス人の船員は壊血病を防ぐためにライムジュースを飲んでいました。そしてイギリス人がライムジュースを飲むイメージが定着した事によって、「ライミーズ」と呼ばれるようになりました。
オーストラリア人とニュージーランド人は、「Poms」や「Pommys」と呼びますね。このスラングのルーツは不明ですが、このニックネームは昔から使われています。