イギリス英語特有の単語「kerfuffle」、「argy-bargy」、「barney」の意味と使い方を紹介
今回の記事では、三つのイギリス英語特有の単語を紹介していきたいと思います。今日紹介するテーマは「喧嘩」や「大騒ぎ」といった内容に関係する単語です。
一般的に英語で「喧嘩」は「fight」になり、「大騒ぎ」は「a commotion」になりますが、イギリス英語においては他の言い方が沢山あります。
イギリスの映画やテレビドラマを観たり、イギリス人と話したりしていると、これから紹介する単語や表現を耳にする機会は多いかもしれませんので今回記事として紹介してみようと思いました^^
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「大騒ぎ」という意味になるイギリス英語の単語: kerfuffle
kerfuffleは、元々スコットランドの方言で、その後に普通の英語に入ってきたそうです。この単語は名詞で「大騒ぎ」という意味になります。
多くの場合、「cause a kerfuffle」というフレーズで使われています。これは「大騒ぎを起こす」という意味になります。アメリカ英語でもたまに使われている単語だと思います。
例文:
The news of redundancies caused a kerfuffle.
(リストラのニュースは大騒ぎを起こしました。)
The referee’s decision caused a big kerfuffle amongst the players.
(審判の決定は選手達の間で大騒ぎを起こしました。)
There’s no need to get into a kerfuffle about it!
(騒ぐ必要はないよ。)
「喧嘩」という意味になるイギリス英語の単語: 1. argy-bargy
この単語も名詞で、「喧嘩」、「口げんか」という意味になりますが、少しふざけたニュアンスなので、真面目な喧嘩について話す際にはあまり使いません。
酔っ払いやサッカー選手、スポーツ選手等がする「挑発」というニュアンスになると思います。この単語もスコットランド語のルーツがあるそうです。
発音は「アージバージ」になります。イギリスとアルゼンチンがフォークランド諸島戦争をしていた当時、イギリスの新聞は「argy-bargy」という単語を使用し見出しを使ってよく言葉遊びをしていました。(イギリスのメディアはアルゼンチン人・アルゼンチンの軍人のことを「The Argies」というふざけたニックネームで呼んでいました。)
フォークランド戦争はもう終わりましたが、イングランドとアルゼンチンがサッカーの試合で戦うと、またくだらない言葉遊びが新聞に出ます(笑)。
その他にも沢山の言葉遊びの例があります:
・Argy bargy over Wills in Falkland Islands
・PETER MCKAY: Come off it, Clarkson, you wanted argy-bargy
例文:
There was a bit of argy-bargy outside the pub last night.
(昨夜、パブの前で何かの喧嘩があったよ。)
Tanaka got sent off. He was involved in some argy-bargy with the opposition’s keeper.
(田中選手はレッドカードを出されました。彼は相手のチームのゴールキーパーと喧嘩をしてしまいました。)
Calm down. I don’t want any argy-bargy.
(落ちついてよ。喧嘩したくない。)
「喧嘩」という意味になるイギリス英語の単語: 2. barney
「barney」という単語はイギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国で使われています。「喧嘩」や「口論」という意味になります。元々はコックニー・ライミング・スラングから来たそうです。
例文:
I had a big barney with my boyfriend last week.
(私は先週、彼氏と大喧嘩したのよ。)
I can hear the couple next door having another barney.
(隣の家に住んでいる人の夫婦喧嘩はまた聞こえるね。)
Stop it you two! Don’t get into another barney!
(お前ら、辞めろ!また喧嘩しないで!)
「喧嘩」という意味になるスラングは多いですが、私が子供の頃は、みんな「scrap」という言葉を使っていました。
学校のグラウンドで、誰かが喧嘩し始めると、他の学生は集まって「Scrap! Scrap! Scrap!」と叫びました。今思い出すと笑ってしまいますね(笑)。