子育て関連のイギリス英語のボキャブラリー紹介:パート2
今回の記事では以前に紹介した子育てに関する英語の続きとして「子育て関連のボキャブラリーとイギリスの子守唄」について紹介していきたいと思います。
参考URL:「イギリス英語とアメリカ英語の子育てに関するボキャブラリーの違い」
英語ネイティブが子供との会話で使う幼児英語
前回の記事で紹介したボキャブラリー以外、イギリス英語とアメリカ英語の子育て関連のボキャブラリーに大きな違いは差ほどありません。アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人は大体同じようなフレーズを使いますね。
子供と話す際の会話文:
Oh no, what’s wrong? / what’s up?
(あら、どうしたの?)
Stop it!
(辞めなさい!)
Do you want a cuddle?/hug?
(抱っこする?)
Give mummy (mommy) a cuddle.
(ママと抱っこして。)
やはり英語圏の国のママ達は、どの国でも大体同じようなフレーズを使っています。しかし子供を褒める際には少し違うフレーズを使います。以前の記事でも一度紹介しています。
参考記事:「イギリス英語とアメリカ英語の表現の違い:イギリス人の「よく出来ました」とアメリカ人の「よく出来ました」という表現の違い」
- イギリス英語: Well done!
- アメリカ英語: Good job!
- 日本語: よく出来ました!
そしてもう一つの違いがあります。もし子供の調子悪くなった場合、イギリス人とアメリカ人は少し違う表現を使います。
- イギリス英語: He’s not feeling well. / He’s feeling poorly. / He feels ill.
- アメリカ英語: He is sick. / He feels sick.
- 日本語: 彼は具合が悪い。
他にも「病気関連」のフレーズは沢山ありますが、イギリス人は「poorly」という単語をよく使いますが、アメリカ人はこの単語を滅多に使いません。
そしてアメリカ英語の「sick」は「具合悪い」というニュアンスを含んだ意味になりますが、イギリス英語では「to be sick」という動詞は「ゲロを吐く」という意味になります(笑)。ですから使用する際には気をつけた方がいいと思います^^
イギリスとアメリカの子守唱(lullaby)と童謡(nursery rhymes)について
英語圏の国の子守唱(lullaby)と童謡(nursery rhymes)は、同じ英語圏の国であっても歌詞が違います。ですが、歌とリズムは非常に似ています。例えばこの有名な童謡の歌詞をみてみましょう。
イギリスバージョン: 「Ring-a-ring o’roses」
Ring-a-ring o’ roses,
A pocket full of posies,
A-tishoo! A-tishoo!
We all fall down.
アメリカのバージョン: 「Ring-a-round the rosie」
Ring-a-round the rosie,
A pocket full of posies,
Ashes! Ashes!
We all fall down.
この歌のルーツはヨーロッパの「ペスト病」の話です。イギリス英語のバージョンでは「a-tishoo! a-tishoo!」という歌詞が入っています。
これはペスト病にかかった人のくしゃみの音を表現しています。そして「We all fall down」はペスト病をかかった人が倒れて死ぬという意味です。
イギリスの子供はこの歌を歌いながら手を繋いでサークルを作って踊ります。そして最後には、みんな床に倒れます。歌詞を見ると「酷い話だね!」と思ってしまうかもしれませんが、子供達は歌詞の意味が分かりませんので、ただの楽しいゲームだと思っています。(笑)
しかしアメリカではペスト病の歴史がありませんので、この歌の意味が自然と変わりました。現在のアメリカバージョンの歌詞にはあまり意味がないと思います。勿論、もう少し可愛いらしい童謡や子守唱が沢山ありますが・・(笑)
イギリス英語を学習する為のお勧めイギリス英語教材幼児
イギリスの子守唱や童謡に興味を持っている方にこの教材はお勧めです。多くの有名な子供の歌が入っていますし、評判がよいです。DVDも合わせて使えば子供と一緒に歌ったり踊ったりする事ができるので、小さな子供に英語を吸収される際に役立つと思います。
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