binge、binge-watch、binge-drinkingの意味とは? 使い方は?

イギリス英語 binge , binge-watch,binge-eatの意味と使い方
目次

イギリス英語で過度に何かをしすぎる事、意味なのか?

皆さんこんにちは。Mairiです。今回はイギリス英語でよく使うお酒に関係するイギリス英語の単語や表現として「binge」という単語の意味と使い方を紹介したいと思います。

皆さんは最近、英語のメディアでよく出てくる「binge-watching」、「binge-drinking」、「chocolate binge」といった英語表現を聞いた事がありますか?

これらの表現は英語圏のメディアを見ていると必ず目にするような言葉です。bingeはイギリス人(そして他の英語圏のネイティブ)の日常会話でよく使われますし、映画、テレビドラマ、SNSなどのメディアにもよく出てきますので、意味と使い方を覚えておくと役に立つ事があると思います。

「Binge」という単語は、イギリス英語に限って使われているわけではありませんが、イギリスのカルチャーを語る上で非常によく使われる単語なので、今回はその実際の例と意味、イギリス人の使い方、言葉のニュアンスも含めて紹介していきたいと思います。

Bingeの意味と使い方

Bingeは名詞、または動詞として使える単語です。この単語の意味は「~を一回でしまくる事」=「過度に何かをしすぎる事」という意味になります。

例えば「Binge」を使うケースとしては、殆どの場合「大食いする」、「お酒を飲みすぎる」、「買い物をしまくる」といったような際に対して使われます。

イギリス英語 binge , binge-watch,binge-eatの意味と使い方

もっと簡単にいうと「極端に~をする、し過ぎる」というニュアンスです。この単語は元々イギリスのリンカーン州の方言から来ています。「binge」の元々の意味は「漬ける」という意味でした。

19世紀頃に「binge」という単語は「すごく酔っぱらった」という意味として使われていました。つまり、アルコールを飲みすぎた人が「アルコールに脳を漬けた」というイメージからきたような表現です。面白い表現ですね^^

現在では、「とても酔っぱらうまでお酒を飲む」という意味だけではなく「~を過度にする事」という”広い意味”のスラングとして使われるようになりました。

「binge」の発音は日本語だと「ビンジ」に近いです。それでは、ネイティブの「binge」の使い方を例文で確認していきましょう。

イギリス人が「binge」を使う際の例文:

I went on a shopping binge yesterday.
(私は昨日買い物し過ぎた。) ※ニュアンス的に「私は買い物をし過ぎて数多くの物を一度に買い沢山のお金を使った」という意味です。

I binged on chocolate this morning and now I feel sick.
(私は今朝チョコレートを食べ過ぎたので今は気持ち悪いです。) ※「to binge on ~」というパターンで使われます。

Bob went on a drinking binge on Saturday night and stayed in bed all day Sunday.
(ボブは土曜日にお酒を飲みまくったので、日曜日は一日中ベッドで寝てしまった。)

binge-drinkingの意味と使い方

最近、イギリスでは「binge-drinking」というフレーズがメディアでよく使われています。「飲み騒ぎ、短時間での大量の飲酒」という意味になります。

イギリス人は「非常によくお酒を飲む国民」という事で海外でも有名です。そして結構お酒の癖が悪い(笑)。

南ヨーロッパの人たち(フランスやスペインやイタリアなど)もお酒を飲みますが、彼らは夕食を食べながらゆっくり楽しみながらワインを飲むといった飲み方です。

しかし、多くのイギリス人は(他の北ヨーロッパのカルチャーも似ているかもしれません)、週末になると「酔っ払うためにお酒を飲む」という悪い習慣があります(笑)。

このため、土曜日の夜にイギリスの街中に行くと、酔っ払いが大勢います(笑)。私の個人的な意見ですが、この現象の原因は「イギリス人はお酒を飲まないとあまり上手なコミュニケーションが出来ない」という事に原因があるのではないかと思っています(笑)。(勿論、個人差もありますが)

この点に関しては、イギリス人は結構、日本人と似ているところがあるのではないでしょうか^^ そしてイギリスでは「飲みニケーション」も人によって結構する事が多いと思います(笑)。

ですから、イギリスの新聞を見ると「binge-drinking」に関する多くの記事、ストーリーをよく出てきます。それでは、実際の新聞記事の見出しになっている「binge-drinking」に関する記事のタイトルを紹介していきます。

binge-drinkingに関する新聞の見出し紹介

見出し:「College students who binge drink find social acceptance, says report」
意味: 「研究によると飲みまくる大学生は仲間に受け入れられる

新聞記事:College students who binge drink find social acceptance, says report

見出し:「British teenage girls are biggest binge drinkers in Europe」
意味:「ヨーロッパのティーネージャーの中でイギリス人女性は一番お酒を飲みまくる女性です

見出し: 「’Binge-drinking gene’ discovered」
意味: 「”飲みまくる”遺伝子が発見された

新聞記事:‘Binge-drinking gene’ discovered

binge-watch、binge-watchingの意味と使い方

binge-watch」(またはbinge watch)という表現は2003年頃に初めて使われるようになったそうです。そして、2012年頃から、またこの表現が色々な人に使われ出すようになりました。ちなみに「binge-watch」という表現は「テレビドラマのエピソード・シリーズを連続で観る」という意味になります。

この現象が起きるようになったのは、テレビドラマの「ボックスセット」や、Netflixなどの映画・ドラマのストリーミングサービスの影響だと考えられています。

2000年代以前はテレビドラマを観たい時には、次ぎのエピソードが放送されるまでに待つ必要がありました。しかし現在では、DVDやブルーレイ等のボックスセットや、オンラインストリーミングのお陰もあり、ハマっているドラマの全てのエピソードを続けて観れるようになりました。この現象の事を「binge-watching」と呼びます。

ネイティブが「binge-watch」という表現を使う際の例文:

A:What are you doing at the weekend?
(週末は何をする予定ですか?)

B:I’m going to stay at home and binge-watch Breaking Bad.
(家でブレイキング・バッドの全てのエピソードを一気に観ると思う。)

友1:What’s wrong?  You look exhausted.
(どうしたの。あなたはとても疲れているみたい。)

友2:I stayed up all night and binge-watched my favourite Korean drama.
(私はずっと起きて好きな韓国ドラマの全てのエピソードを一気に観てたよ。)

shopping bingeという表現の意味と使い方

「shopping binge」という表現は「久しぶりにたくさんの買い物をする」という意味になります。この表現は主に”女性”が使います。

それでは、実際にネイティブの女性が「shopping binge」という表現を使う際の例をみていきましょう。

ネイティブが「shopping binge」という表現を使う際の例文:

I went on a shopping binge yesterday. I bought three new pairs of trainers.
(私は昨日久しぶりに買い物しまくった。3足のスニーカーを買ってしまった。)

I just got paid!  Let’s go on a shopping binge!
(私は給料をもらったばかりです! たくさん買い物をしよう!)

binge / binge-watch / binge-drinkingのまとめ

「binge」という英単語は数百年前から使われている単語ですが、現在の使い方は「~をし過ぎる・一気にする」というニュアンスの意味になります。

この単語を使うシーンとしては、主に「お酒を飲む際に飲みすぎた時」、「食事の際に食べすぎた時」、「テレビドラマを一気に観る事」、「買い物を必要以上に沢山する事」などに対して使う単語です。

イギリス英語 binge , binge-watch,binge-eatの意味と使い方

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアよろしくお願いします。
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

イギリス英語のバイブル教材

イギリス英語のバイブル ブリティッシュイングリッシュマスター 

 

ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の例文は私が作っているので、ネイティブのイギリス人としての英語のニュアンスはとても自然な英語です。

ネイティブのイギリス人が日常的に使う自然なフレーズ、アメリカ英語との違いを比較しながら、イギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。

本書ではイギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。
RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

 

目次