イギリス英語でbottleは瓶以外にも他の意味はあるのか?
今回の記事ではイギリスのスラングとして「bottle」という単語が入ったイギリス英語特有のスラングを紹介したいと思います。
通常であればbottleは「瓶」という意味になりますが、イギリス英語特有のスラングでは他の使い方があります。
このスラングは多くの場合「スポーツの話題」の際に使われますので、ある意味では限定された使い方です。イギリスのサッカーが好きな方や普段からワールドカップ御覧になる方は覚えておくと役立つ事があると思います。
ガッツ、勇気という意味になるbottle
bottleを名詞として使うとガッツ・勇気という意味になります。例えば、スポーツの話題で「○○の人 has got bottle」というフレーズを使うと「○○の人はガッツがある」という意味になります。
そして、これは否定文や疑問文でも使えるスラングです。「to lose one’s bottle」は「勇気をなくす・気後れする」という意味になります。それでは実際の使い方を例文でみてみましょう。
ガッツ、勇気、勇気をなくすという意味の使い方 実際の例文:
Would you have the bottle to take a penalty in the World Cup Final?
(あなたは、ワールド杯の決勝戦にPKを蹴る勇気がありますか?)
My husband wants to go skydiving but I haven’t got the bottle.
(旦那はスカイダイビングをやってみたいと言っているけど、私にはそんな勇気がない。)
If you like that girl, go and talk to her! Or haven’t you got the bottle…?
(その子が好きだったら、話しかけてみろ!そんな勇気もないの?)
He had 3 match points but served 3 double faults. He obviously lost his bottle!
(彼はマッチポイント3つあったけど、3回ダブルフォールトをしてしまった。彼は明らかに勇気がなくなってしまった!) ※テニスの話
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怖気付くという意味になるbottle
次にbottleを動詞として使うと「怖気付く」という意味になります。つまり、「恐怖や緊張のあまりやろうとした事をやめる」という意味になります。
このスラングは主に「bottle it」という組み合わせで使われています。「a bottler」と呼ばれる人は「緊張や恐怖ですぐやめる人」や「プレッシャーで崩れるような人」という意味になります。
怖気付くという意味の使い方 例文:
I was supposed to do the London Marathon but I bottled it.
(私はロンドンマラソンを走るはずだったけど、結局怖くてやめちゃった。)
He was going to propose to her at the weekend but he bottled it.
(彼は週末に彼女にプロポーズするつもりだったけど、緊張しすぎてやめちゃった。)
If you like him, ring him! Don’t bottle it!
(彼の事が好きだったら、電話してみてよ! 緊張しているだろうけど怖気付いてやめないで!)
He has missed three penalties recently. He must be a bottler.
(彼は最近3回もPKを外した。彼は明らかにプレッシャーで崩れる人だね。)
実は「bottle」という単語には他にも沢山の意味と使い方がありますが、イギリス英語のスラングでは、ガッツ・勇気や、怖気付くという意味になります。
今はワールドカップの時期なので、スポーツバーなどに行ってサッカーを観戦する方は多いと思います。今度(スポーツ)サッカーの話をする機会があれば是非使ってみて下さいね^^