怪しいという意味のイギリス英語特有のスラング
今回の記事では、イギリス英語特有のスラングとして「dodgy」と「shifty」という二つの単語を紹介したいと思います。
この二つの単語はイギリス英語の日常会話でよく使われています。実は、当サイトにアップしているイギリス英語の例文に「dodgy」という単語を何回も使った事があるような気がします(笑)。
「Dodgy」と「shifty」は一応スラングになりますが、ニュアンス的には失礼な言葉ではありませんのでどんなシーンで使っても大丈夫です。
確かに「カジュアル」な単語になりますが、イギリス人と会話する際に相手に変な印象を与えたり、怒られたりする事はないので心配しないでください(笑)。
dodgyの意味・使い方・ニュアンス
dodgy
意味:怪しい、巧妙な、やばそうな
dodgyは形容詞です。色々な意味・使い方がありますが、イギリス人に最もよく使われているのは「怪しい」という意味になる場合です。例えば一般的なのが「怪しい人」という使い方です。
もう一つの使い方は「だめそう」や「やばそう」という意味です。「壊れそう」というニュアンスもあります。それでは、実際のイギリス人の使い方を例文で確認してみましょう。
dodgyの使い方 例文:
There was a dodgy-looking bloke outside my house yesterday.
(昨日私の家の前に怪しそうな奴がいた。)
※「Bloke」はイギリス英語で「奴」、「男」という意味になります。
I always thought my sister’s boyfriend was a bit dodgy. I’m glad she dumped him.
(私はお姉ちゃんの彼氏がずっと怪しいと思ってたよ。彼女が彼を捨てて良かったと思うよ。)
※「to dump 誰々」というフレーズは「恋人を捨てる」という意味になります。
That was a dodgy decision by the ref!
(審判の決定は怪しかったなぁ!)
※これはサッカーの話の例です。「Ref」は「referee」(サッカーの審判)の省略です。「Dodgy decision」は「審判が間違えた」という意味になります。
例えば、PKにならないようなシチュエーションだが、審判はPKをする事に決めたというシーンで使うフレーズ。
I can’t play football today. I’ve got a dodgy knee.
(今日はサッカーが出来ない。膝がまだ痛いから。)
※この「dodgy」の使い方は「痛い」、「壊れている」等という意味になります。
That takeaway curry has given me a dodgy stomach.
(あのテイクアウトカレーのせいで胃が気持ち悪くなった。)
※「dodgy stomach」は「気持ち悪くて吐きそう」や「お腹が痛い」という広い意味になります。
My computer has been really dodgy recently. I should probably buy a new one.
(私のパソコンは最近壊れそうな状態。そろそろ新しいのを買った方がいいかもね。)
shiftyの意味・使い方・ニュアンス
Shifty
意味:意味:怪しい
「Shifty」も形容詞で「怪しい」という意味になります。しかし、「dodgy」よりも使用範囲が限られています。例えば、「dodgy stomach」(胃が気持ち悪い)という言い方がありますが、「shifty stomach」という言い方は使われません。
「Shifty」は主に「怪しい人・行為」や「怪しそうな人・行為」という場合に限って使われます。そして、「shifty」はアメリカ英語でも使われています。もっと正式な言い方としては「suspicious」になります。
shiftyの使い方 例文:
Who’s that shifty-looking man over there?
(あそこの怪しそうな男の子はだれですか?)
You’re looking shifty. What are you doing?
(あなたは怪しそうに見えるよ。何しているんだ?)