イギリス人の日常会話でもよく使われるフランス語ルーツの単語
Bonjour! 今回の記事は「英語ではなくフランス語」を紹介していきたいと思います(笑)。
実は私は小学校と中学校でフランス語を勉強していました(勉強させられました?)。しかし、私は「自分は外国語に向いていない・・」と思って、出来るだけ早めに勉強を辞めてしまいました(笑)。
ですから、実は私は殆どフランス語を話せません。単語や表現くらいは知っていますが・・・。
しかし、イギリスとフランスはとても距離が近いので、イギリス英語では数多くのフランス語ルーツの単語、フレーズ、イディオムが使われています。
そんな事もあり、今回の記事では、イギリス英語で使われている役に立つフランス語を紹介したいと思います^^
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au contraire
意味: これに反して
発音: オーコントレー
このフレーズはちょっと「ふざけた」ニュアンスで「違うよ!実は~」と言いたい時に使うような表現です。
英語では、「on the contrary」(これに反して)というフレーズがありますが、これをフランス語で言うと、かなり生意気でふざけたトーンで表現する事が出来ます(笑)。
つまり、かなりユーモア的な表現かアイロニーの表現という感じになります^^ それでは、実際の使い方を例文でみていきましょう。
例文:
A: I thought Kate and William had broken up?
(ケイトとウィリアムが別れたと思ったけど。)
B: Au contraire! They got engaged last week!
(違うよ。実は、彼らは先週婚約したのよ!)
au fait
意味: ~に詳しい、よく知っている状態
発音: オーフェイ
この表現はイギリス英語の日常会話でよく使われています。主に「to be au fait with ~」というパターンで使われています。日本語にすると、「~が詳しい」という意味になります。
それでは、例文で実際の使い方をみていきましょう!
例文:
I’m not really au fait with Japanese history.
(私は日本の歴史にあまり詳しくない。)
My son is au fait with with the London music scene.
(私の息子はロンドンの音楽シーンに詳しいですよ。)
cul de sac (またはcul-de-sac)
意味: 行き止まりの道
発音: カルディサック
以前に別の記事でも紹介したと思いますが、この表現は他の英語圏の国では使われていないと思います。つまり、特にイギリス英語っぽいフランス語の使い方だと思います(笑)。
直訳すると、「バッグの形」という意味になります。つまり、「行き止まりの道路」という意味になります。”住宅街にある行き止まり”という場合にのみ「cul de sac」という言葉を使います。
例文:
I live in a quiet cul de sac in a small town.
(私は小さい町にある静かな行き止まりの道沿いに住んでいます。)
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en suite
意味: 寝室に靴いているバスルーム・風呂場
発音:オンスイート
この単語は「家やホテルの部屋」の話をする際に使います。廊下に出ないで直接行けるバスルームという意味になります。
一般のイギリス人の家やアパートは一般的に一つのバスルームしかありませんし、通常はベッドルームから廊下に出てバスルームに入る必要がありますので、「en suiteがあるよ!」と言う人は結構お金を持っている人かもしれませんね(笑)。
例文:
We have an en suite bathroom in our new house.
(私たちの新しい家には寝室にくっついているバスルームがありますよ。)
bric-a-brac
意味:骨董品、古器物、がらくた
発音:ブリカブラック
「bric-a-brac」とはフリーマーケットで売る小さい物です。つまり、カテゴリーがはっきりしていない「飾り物や骨董品」という意味です。「bric-a-brac」は集合名詞なので、複数形はありません。
イギリスでは、雑貨屋やアンティ-ク屋などの店が「bric-a-brac」を売っています。この単語はビクトリア時代に始めて英語に入ったようです。
例文:
Have you been into that new shop on the High Street? It sells all sorts of bric-a-brac. I bought a nice vase there yesterday.
(あなたはハイ・ストリートにある新しい店に入った?様々な小物や骨董品を売っているよ。私は昨日あそこで素敵な花瓶を買ったのよ。)
以上、今回はイギリス英語でよく使われるフランス語を紹介してみました。日本語に英語が入り込んでいるように、やはりイギリス英語にはフランス語が結構入り込んでいますね。
機会があれば、パート2も紹介してみたいと思います^-^