イギリス英語の目玉焼きの言い方とアメリカ英語の目玉焼きの言い方の違い
ハリウッド映画をみているとよくダイナーのシーンが出てきますね^^。そして、ダイナーで朝食を注文するアメリカ人の多くはよく目玉焼きを合わせて注文していますね。その際に色々な用語を使っています。
例えば、「sunny-side up」や「over easy」などの細かい注文をするアメリカ人が多いです。しかし、イギリス人の私はそういった目玉焼きに関する用語の意味が全く分かりません(笑)。
その昔アメリカに行った際にダイナーでアメリカ人が細かく注文をつける「over easy」などの表現が、イギリス人の私には全くわかりませんでした(笑)。イギリス人の場合は単純に「目玉焼き」という際に「fried egg」と呼びます。
アメリカ英語の「目玉焼きに関する用語」は意外と細かいので、今回の記事では、「目玉焼きの焼き方の色々な言い方」を紹介しながら、イギリス英語とアメリカ英語の違いを詳しく紹介したいと思います。
そして、他の「卵」に関する用語も同時に紹介してみたいと思います。それでは、英語で「目玉焼き」は何というのでしょうか?
アメリカ英語で「目玉焼き」という意味の英語「sunny-side up」とは?
アメリカ人がダイナーなどのレストランで注文する卵焼きの焼き方はかなり細かいです。アメリカ英語では「普通の目玉焼き」という際に「sunny-side up」と表現します。ちなみに「sunny」は「黄身」の見た目から来ています。つまり、「黄身が仰向け」という普通のタイプの目玉焼きですね。
しかし、黄身をもっと固く焼いてもらいたい人が中にはいます。そういった人は目玉焼きを注文する際に「over easy」という表現を使います。
「over easy」とは、一回ひっくり返して焼いた目玉焼きの事を指します。つまり、「両面半熟焼きの目玉焼き」です。黄身がまだ少しだけやわらかいタイプの目玉焼きの事ですね。
そして、「over medium」という注文は、「over easy」と同じような「両面焼きの目玉焼き」ですが、「over easy」よりもさらに黄身が固いタイプの卵焼きです。
最後の種類は「over hard」という目玉焼きの種類です。これは「両面焼きの目玉焼き」ですが、黄身がもっと固くなるまで焼いたタイプの卵焼きです。すごく細かいオーダーですね(笑)。
「sunny-side up」という表現を使った「目玉焼き」での例文
A:How would you like your egg, sir?
(目玉焼きはどういう風に焼きましょうか?)
B:Sunny-side up, please.
(片面だけ焼いてください。)
A:I’ll have a fried egg, over easy.
(両面半熟焼きの目玉焼きをください。)
B:Certainly ma’am. I’ll bring it to you right away.
(かしこまりました。すぐに持ってきます。)
A:Do you prefer over medium or over hard?
(両面焼きの目玉焼きは少し柔らかいタイプか、固いタイプのどちらの方がお好みですか?)
B:I like over hard. I don’t like soft egg yolks.
(固い方が好きですよ。やわらかい卵の黄身は好きじゃないだ。)
イギリス英語で「目玉焼き」は何と言う?
以前にも少しお話しましたが、イギリス人は一般的に目玉焼きという際には「fried egg」と言います。イギリスのカフェやパブなどで目玉焼きを注文する際には、アメリカ人のような細かい注文をする人はあまりいないと思います(笑)。
もし目玉焼きに関して個人的な好みがある人は以下のように目玉焼きの焼き方をオーダーの際に説明します。例えば:
- keep the yolk runny (黄身を柔らかいままにする)
- flip it over and fry both sides(ひっくり返して両面を焼く)
- make sure the yolk is cooked through(黄身が固くなるまで焼く)
イギリス人は目玉焼きの焼き方にあまりうるさくないのですが、ゆで卵のゆで方となると、中にはうるさい人が出てきます(笑)。例えば「hard-boiled egg」(固ゆで卵)はイギリスの朝食でよく食べられますが、多くの場合、サンドイッチの中に入れるか、そのまま食べる人が多いです。
そして「soft-boiled egg」(半熟ゆで卵)はイギリスの朝ごはんの定番です。子供でも大人にも好まれる定番の朝食だと思います。
そういった半熟のゆで卵の事をイギリス人はよく「dippy egg」と呼びます。この「dippy」は「浸せる」という意味になります。
イギリス人は半熟卵にトーストに浸して食べる事が好きです。トーストを長細いスティック状に切って半熟ゆで卵に浸す食べ方方はイギリスのクラッシックな朝ごはんです(笑)。
また「トーストのスティック」は「soldiers」(ソルジャー・軍人)と言われます(笑)。多くのイギリス人の家庭のキッチンには「egg cup」というグッツがあります。
これは、ゆで卵を食べる際に使う小さい卵用のカップです。映画などで観たことがある方もいらっしゃると思います^^
イギリス英語の「目玉焼き」という表現を使った例文:
A:I’ll have fried egg, bacon and mushrooms, please.
(目玉焼きとベーコンとマッシュルームください。)
B:Certainly, sir.
(かしこまりました。)
A:Mummy, I’m hungry.
(ママ、お腹空いたよ。)
B:Why don’t I make you a dippy egg with soldiers?
(じゃあ、半熟ゆで卵とトーストスティックを作ってあげようか?)
A:Yay!
(やった!)
A:I’ll have a fried egg, please. But could you cook it on both sides? I don’t like runny yolks.
(目玉焼きください。しかし、両面を焼いてもらえますか?やわらかい黄身が好きじゃないから。)
B:No problem.
(かしこまりました。)
その他の玉子に関する英語の用語
目玉焼きや、ゆで卵以外にも色々な卵の調理方法がありますね。例えば「poached egg」はイギリスではかなりポピュラーです。「poached egg」は日本語で「ポーチドエッグ、落とし卵」と言います。
そして、「scotch egg」もあります。「scotch egg」には色々な種類がありますが、一般的にゆで卵の周りにソーセージの肉を巻いてパン粉を付けて揚げた食べ物です。
これはイギリスでピックニックをする際によく持っていく定番の料理です。他にはお馴染みの「scrambled eggs」(スクランブルエッグ)もありますね。
他の玉子の種類に関する用語の例文
I had poached egg on toast for breakfast this morning.
(私は今朝の朝ごはんにトーストの上にポーチエッグを載せて食べた。)
My mother put two scotch eggs in my lunchbox.
(お母さんがお弁当に2個のスコッチエッグを入れてくれました。)
I made scrambled eggs for my grandfather.
(私はおじいちゃんのためにスクランブルエッグを作りました。)
目玉焼きは英語で何というの?まとめ
まとめると、イギリス人は「普通の目玉焼き」という際に「fried egg」と言います。アメリカ人は一般的に「目玉焼き」という場合色々な言い方を使います。それは細かく焼き方を指定する人が多いからです。
例えば「sunny-side up」や「over easy」などの表現が使われています。しかし、イギリス人は目玉焼きを注文する際に細かい指示をしませんので適当に焼き方を説明します。
それでは、今回の記事ではイギリス英語とアメリカ英語の「目玉焼き」の言い方を紹介しました。イギリス英語に関する質問があれば、是非ご連絡くださいね!