henpecking、mentionitis、top binの意味と使い方は? 新しく出来たイギリス英語のスラング

henpecking、mentionitis、top binの意味と使い方は? 新しく出来たイギリス英語のスラング
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イギリス英語のスラング・口語 henpecking、mentionitis、top binの意味と使い方

Mairi
皆さんこんにちは。今回の記事では、最近(主にイギリス英語)英語圏の国でよく使われている henpecking、mentionitis、top binの意味と使い方を紹介したいと思います。

イギリス英語を勉強している方であればご存じの英語辞書「オックスフォード英語辞典 (Oxford English Dictionary)」という辞書は今年1月に新しく出来た英単語を辞書に付け足しています。

そして、そういった「新しい単語」は実は一般の達にはもうすでに使われています。しかし、スラングや口語なので辞書には正式には入っていません。

このような単語を日常で使用する事が当たり前になった時点で「Oxford English Dictionary」のスタッフが辞書に付け足し正式な英単語として登録されていきます。

今回紹介する三つの単語は2020年1月に認められた新しい英単語(スラング)です。これらはマニアックな単語ばかりなので、特に日常英会話で耳にする三つの単語を選んで紹介していきたいと思います。

他の単語を知りたい方は以下のページをご覧ください。それでは、henpecking、mentionitis、top binとはどういう意味なのでしょうか?

henpeckingの意味と使い方

henpeckingの意味と使い方

この「henpecking」という単語は”形容詞“です。多くの場合「henpecking wife」や「henpecking girlfriend」などのコロケーションで使われます。

henpeckingという単語は「うるさく批評したり文句を言ったりする(女性)」という意味です。そして「hen」という単語は「雌鶏」という意味になります。

そして「peck」という動詞は「つつく」や「ついばむ」という意味になります。つまり、「ついばんでいる雄鶏のように旦那の文句をしつこく言う」というイメージから来ている単語ですね(笑)。

関連用語として、「henpecked husband」という表現があります。これは「奥さんにコントロールされている夫」という意味になります。「henpeck」という”動詞”もあります。これは「旦那をコントロールする」という意味になります。

henpeckingの使い方の例文:

I feel sorry for Derek. He has a really henpecking wife.
(デレックはかわいそうですね。彼の奥さんはとてもうるさくて彼に文句ばかり言います。)

Stop henpecking me! Leave me alone!
(僕に文句ばかり言うんじゃない! ほっといてよ!)

Mike seems to be a henpecked husband. His wife is the one in charge.
(マイクは奥さんにコントロールされているみたいだね。奥さんはボスだと思います。)

mentionitisの意味と使い方

mentionitisの意味と使い方

この「mentionitis」という単語は”名詞”です。「誰かの事を何回も話す」という意味になります。「mention」は「言及する」という意味になり、「~itis」という語尾は良く病名に入っています。これは「~炎」という意味になります。

簡単に説明してしまうと、mentionitisとは「人の事を話す病」という意味になります。例えば、旦那が奥さんとの会話の際に、一緒に働いている可愛い同僚の女性の名前を何度も繰り返し言う事が「mentionitis」という行為(意味)です。

つまり、今の例で説明すると「mentionitis」とは、その旦那が可愛い同僚の女性の事を気に入っている(好き)というサインです。つまり、奥さんは旦那の浮気に気を付けた方がよいというニュアンスも含まれています。

ちなみに「mentionitis」という言葉は1990年代に初めて使われ出しました。この言葉が流行った理由にブリジット・ジョーンズの日記という小説で初めて使われた事がきっかけになっています。

ブリジット・ジョーンズの日記のストーリー内で、Mark Darcyという男性のキャラクターはある女性の事を何回も話します。それをみたブリジットの友達は、彼は「mentionitisになったね」というセリフを使いました。

それでは、実際のネイティブの使い方を例文を通してみていきましょう。

mentionitisの使い方の例文

A: My husband keeps talking about his new secretary.
(うちの旦那は新しい秘書の事を何回も話しているのよ。)

B: He’s got mentionitis. You should be careful.
(彼はmentionitisになっちゃったね。浮気に気を付けた方がいいよ。)

A: What’s mentionitis?
(mentionitisってどういう事なの?)

B: It’s when he can’t stop talking about someone he’s interested in.  When a man does that, it means he’s thinking about her all the time.
(それは彼が気に入った人について話したくてしょうがないという事ですよ。男性がそういう事をする時にその女の事をずっと考えているという証拠ですよ。)

top binの意味と使い方

top binの意味と使い方

この「top bin」とは、新しくできたサッカー用語です。「top bin」は”名詞”ですが”副詞”としても使えます。この単語は「ゴールの左・右上」という意味になります。

他にも「top corner」という言い方もありますが、最近の若者は「top bin」、「top bins」という言い方を使っています。他には、「postage stamp」という言い方もあります。

この表現は手紙に貼ってある切手のイメージが元になっています。切手は封筒の右上の角に貼ってありますので「top bins」の由来は残念ながら不明ですが、おそらく、イギリスの「Soccer Am」という番組から来ているではないかと思います。

この番組では、番組に登場するプロサッカー選手が「top bins」に向かってボールをシュートします。ゴールの左・右上の角にはゴミ箱(bin)がおいてあります。ゴールの前には障害物があり、これをよけてゴミ箱にボールを当てるチャレンジです。

その事から、サッカー選手が試合中にゴールの上の角にシュートを決める際に「top bins」という表現を使います。下記の動画を見ると「top bins」が見えます。ゴールの上の角には二つのゴミ箱があります(笑)。

この動画には私の大好きなレスター・シティーの選手でデイビッド・ベッカム2世と言われている James Maddison選手が出演しています。彼はフリーキックのけり方を教えています。

top binsの使い方 例文:

A: What was Maddison’s goal like?
(マディソン選手のゴールはどんな感じだった?)

B: Great free kick – top bins.
(素晴らしいフリーキックだった。ゴールの上の角に入ったんだ。)

The best way to score a penalty is to aim for the top bins. No keeper can save that.
(PKを蹴る時に上の角に蹴った方が間違いない。それを止められるゴールキーパーはいないから。)

What a save from the keeper! That was going in the top bin!
(キーパーはよく止めたね! そのボールはゴールの上の角に入っていたはずだった!)

「henpecking」、「mentionitis」、「top bin」の意味:まとめ

今回の記事では、オックスフォード辞書に新しく入った3つ英単語の意味と使い方を紹介しました。少しマニアックな単語かもしれませんが、イギリス人の日常会話では意外とよく出てきます。

以上の事から一応は意味と使い方を覚えておくと役に立つと思います。サッカーファンの方は特に「top bins」という表現を覚えた方がよいと思います^^

イギリス英語に関する質問があれば、是非以下のページからご連絡くださいね! 必ず質問に答えますのでよろしくお願いします^^

ブリティッシュ英語に質問

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