イギリス英語のスラング knees-up、punch-up、cock upの使い方
イギリスに滞在していた時に色々な知り合いや友人と話していた時に、イギリス人は本当に会話中によくスラングを使うな~と思った時がありました。
そこで今回の記事もイギリス英語特有のスラングを紹介していきたいと思います。これから紹介する単語は全て「up」という前置詞が入っています。
何故か分かりませんが、イギリス英語のスラングではよく「up」を使います。以前に書いた記事で「piss-up」というスラングを紹介しましたね。他にも例は沢山あります。
参考:「イギリス英語スラング:「piss」、「Pissed」、「Piss off」、「a piss-up」の意味、使い方、pissに関連するフレーズ(パート1)」
では、単語の意味と使い方を紹介していきます!
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イギリス英語特有の「up」が入ったスラング: 1. knees-up
knees-up:「皆で盛り上がるパーティー」
「knees-up」は「パーティー」という意味になりますが、特に「踊ったり、騒いだりしてみんな盛り上がるパーティー」というニュアンスになります。
この単語は元々コックニーのスラング(ライミング・スラングではなく)だと思います。「knees」は「膝」という事になり、「up」は「上げる」という意味になります。
以上の事から、「膝を上げて激しく踊る」というイメージから来たスラングになります。名詞として使います。
例文:
A: Did you enjoy Dave’s birthday party?
(デイヴのパーティーは楽しかった?)
B: Yeah, we had a good old knees-up. It was great.
(そうだよ。凄く盛り上がってとても良いパーティーだったよ。楽しかった。)
My legs are sore after that knees-up last night.
(昨夜のパーティーのせいで足が痛いのよ。)
※つまり、パーティーで踊ったり遊んだりしていたというニュアンス。
Catherine and William’s wedding was a really good knees-up.
(キャサリンとウィリアムの結婚式は凄く楽しいパーティーでした。)
イギリス英語特有の「up」が入ったスラング: 2. punch-up
punch-up:「殴り合い」
「punch-up」はイギリス英語で「殴り合い」という意味になるスラングです。これも名詞として使います。
例文:
There was a punch-up outside the pub yesterday.
(昨日はパブの前で殴り合いがありました。)
A: What happened to your face?
(あなたの顔はどうしたの?)
B: I was in a bit of a punch-up.
(ちょっと喧嘩に巻き込まれちゃったんだよ。)
He’s looking for a punch-up.
(彼は喧嘩を売っているね。)
イギリス英語特有の「up」が入ったスラング: 3. cock up
cock up:「失敗」、「とんでもない間違え」
この表現は時々ハイフン付きの「cock-up」になります。日本語では、「へま」、「失敗」、「とんでもない間違え」という意味になります。
他にもいくつか似ている表現がありますが、例えば、「balls-up」、「fuck-up」(とても下品な言い方!)、「foul-up」などは同じ意味のスラングです。
「cock up」は主に名詞として使いますが、動詞にもなります。
例文:
It seems there has been a cock-up with the hotel booking.
(ホテルの予約でとんでもない間違えがあるようです。)
What a cock-up!
(めちゃくちゃだね!)
He always cocks things up.
(彼はいつも間違えたり問題を起こしたりしているね。)