イギリス映画やテレビドラマによく出るイギリス英語特有のボキャブラリーの意味と使い方を紹介
今回の記事では、久しぶりにイギリス英語特有の単語を紹介していきたいと思います。今日紹介する単語はアメリカ英語では使われていませんので、ハリウッド映画やアメリカのテレビドラマには出てきません。
しかし、イギリス映画やイギリスのテレビドラマ、イギリスの小説を読んだ際、イギリス人と話す際にこういった単語が出てくるかもしれませんので、これらの単語の意味と使い方を覚えておくと役に立つ時があると思います!
- イギリス人の日常会話でよく聞く特有の3つ単語:「doddle」、「diddle」、「clanger」の使い方
- イギリス英語の口語表現や特有のイディオム:「suss out」,「get your skates on」,「look like death warmed up」の使い方
- イギリス映画やテレビドラマでよく耳にする「喧嘩」や「大騒ぎ」という意味になるイギリス特有の英単語
イギリス英語特有の単語: 1. 「pernickety」
Pernickety
意味:細かい人、細かいディテールに気にする人
この単語はアメリカ英語にも似た単語がありますが、発音は少し違います。アメリカ英語では「persnickety」(つまり「s」が入っている)という単語になります。
この単語の意味は「性格の細かい人」や「細かい人の行動」を説明するような際にとても役に立つ単語だと思います^^
例えば、食べ物にうるさい人や洋服について細かい人等に対して「pernickety」と呼びます。
実際の例文:
My daughter is so pernickety about her food. She won’t eat pasta sauce if there are onions in it.
(私の娘は食べ物に凄くうるさい。パスタソースに玉ねぎが入っていたら一口も食べない。)
My husband is so pernickety when it comes to clothes. He gets really annoyed if he finds creases or marks on his clothes. It takes him ages to get ready when we go out.
(私の旦那は洋服に対して凄く細かいのよ。洋服に細かいしわやしみを見つけると凄くいらいらする。私たちが出かける前に彼の準備は凄い時間かかるよ。)
この単語の発音はこちら:「pernicketyの発音を聞いてみる」
「pernickety」に似た単語は沢山あります。例えば、「fussy」、「fastidious」、「anal」(下品なスラング!)などの形容詞は全て「細かい・うるさい」という意味になります。
イギリス英語特有の単語: 2. 「pinny」
Pinny
意味:エプロン
この単語は「pinafore」(=エプロン、オーバーオール)の省略です。「Pinny」は主に女性や子供が使うような単語です。
または、料理用のエプロンというニュアンスになります。ちょっと「可愛い」ニュアンスを与えるような単語になります。
実際の例文:
If you want to help mummy make biscuits, you need to put your pinny on.
(ママとクッキー作りの手伝いをしたいなら、エプロンをつけないとだめだよ。) ※ママと小さい子供の会話
Haha! Dad is cooking tea and wearing a pinny! Doesn’t he look smart!
(ははは!パパは可愛いエプロンをして料理を作っているよ!カッコいいね!)
※女性っぽくて可愛いエプロンをしているパパをからかっているというシーン^^
※この例文の「tea」は「夕食」という意味です。「smart」は「かっこいい、小奇麗」という意味になります。
この単語の発音はこちら:「pinnyの発音を聞いてみる」
イギリス英語特有の単語: 3. 「plonk」
Plonk
意味:安いワイン
このスラングのルーツは不明ですが、「vin blanc」(発音:ヴァンブロンク、意味:白ワイン)というフランス語から来ているのかもしれません。
オーストラリア英語でも使われているスラングです。一般的に、「a bottle of plonk」や「a glass of plonk」というコロケーションで使われています。
実際の例文:
Let’s open a bottle of plonk and watch a film.
(ワインを開けて映画を観よう。)
I had too many glasses of plonk last night so I’ve got a stinking headache this morning.
(私は昨日の夜に安いワインを飲みすぎたから、今朝とんでもない頭痛だよ。)
※「stinking headache」というフレーズは「酷い頭痛」という意味になります。
「plonk」という単語には他の意味と使い方があります。動詞として使うと、「乱暴に~を置く」という意味になります。そして、「座る」という意味としても使えます。
実際の例文:
Don’t plonk the glass on the table like that! It’ll break!
(グラスをテーブルにそんなに乱暴に置かないで!壊れるよ!)
Plonk yourself down on the sofa. Let’s have a chat.
(ソファに座ってね。話そう。)
「plonk」の発音はこちら:「plonkの発音を聞いてみる」
以上、今回はイギリス英語やオーストラリア英語で使われている特有のボキャブラリーやスラングを紹介してみました。
今後、イギリス映画やイギリスのテレビドラマを見る機会があったら是非、これらの単語が出てくる注意して聞いてみて下さいね^^