trousersとpants、eraserとrubber、fagとcigarette、bumとfanny
皆さんこんにちは。今回の記事では、イギリス人やアメリカ人と英語で話す際に間違ってはいけない単語として「パンツ・消しゴム・タバコの言い方の違い」についてお話していきたいと思います。
- イギリス英語でズボンは「trousers」。アメリカ英語では「pants」
- イギリス英語で消しゴムは「rubber」。アメリカ英語では「eraser」
- イギリス英語でタバコは「fag」。アメリカ英語では「cigarette」
イギリス英語を勉強している方はご存じの方も多いと思いますが、日本ではアメリカ英語がスタンダードです。そのためイギリス英語の単語とアメリカ英語の単語の使い方を間違えてしまう可能性は高いと思います。
当サイトでは今まで数多くのイギリス英語単語、アメリカ英語との単語の違い、表現の違い、言い方の違いを紹介してきました。一般的には両国で単語の意味が通じないという事は少ないので間違えても差ほど問題にはならないと思います。
しかし・・そんな違いの中にはいくつか危険な違いもあります(笑)。そこで今回は、そんな「気をつけるべき単語の違い」についてクローズアップしていきたいと思います。
英米の「パンツ・ズボン」の言い方の違い
アメリカ英語を中心に勉強している方は、この「trousers」という単語と「Pants」という単語の意味を間違えてしまう人は多いと思います。
実はイギリス英語で「ズボン」は「trousers」になりますが、アメリカ英語では「pants」になります。また、イギリス英語で「下着のパンツ」は「pants」になりますが、アメリカ英語で「下着のパンツ」のことを「underwear」と言います。pantsという単語は和製英語にもなっていますので、イギリス人相手の会話では気をつけるようにしましょう。イギリス英語では「下着」という意味になってしまいますので(笑)。
ですから、アメリカ人がイギリス人に「Nice pants!」(素敵なズボンですね!)という「褒め言葉」を言うと、そのイギリス人は「素敵な下着ですね!」という変態っぽい表現に聞こえます(笑)
英米の「消しゴム」の言い方の違い
イギリス英語では「消しゴム」は「rubber」と呼びます。私も英語で消しゴムという時には「rubber」という単語を使います。そして、イギリス人の私にとって「黒板消し」は「blackboard rubber」という言い方が普通です。
しかし、アメリカ英語で「rubber」は「コンドームのニックネーム」になります(笑)。私は初めて日本に来た時、アメリカ人の友達に「Can I borrow your rubber?) (消しゴムを借りていい?)と普通に言ったのですが、その友達はビックリしていました。それも当然です。アメリカ人の彼女は「コンドームを貸してくれ!」という意味だと思ったからです(笑)。
英米の「たばこ」の言い方の違い
タバコの言い方の違いも間違えてしまうと危ないので気をつけましょう。イギリス英語でタバコは「fag」になります。これはスラングで失礼な言い方ではありません。
しかし、アメリカ英語でfagはとても失礼で差別的です。fagとは「ゲイ」という意味になるスラングなので日常会話では絶対に使ってはいけない単語です。
正しい言い方は「gay」になります。以上のことから、アメリカ人と会話する際にはこの単語の使用は控えるべきです。
英米の「お尻」の言い方の違い
イギリス英語で「fanny」は「女性の性器」という意味です。これはちょっとふざけた言い方です。
しかし、アメリカ英語で「fanny」は「お尻」という意味のスラングになります。そして、「ウエイトポーチ」は、イギリス英語で「bum bag」になりますが、アメリカ英語では「fanny pack」という言い方になります。
このような理由から、イギリス人はアメリカ人の「fanny pack」という言い方を聞いてびっくりして笑ってしまいます。そして、アメリカ人は平気で「sitting on my fanny all day」(一日中お尻で座っている)や「Does my fanny look big in these pants?」(このズボンを穿くと私のお尻は大きく見えるかな?)といった、イギリス人にとって怪しいフレーズをよく使います(笑)。
まとめると「fanny」というアメリカ英語のスラングはイギリス人と話す際には言ってはいけない単語として覚えておきましょう。以上、今回の記事では、イギリス英語とアメリカ英語の違いの中でも間違ってはいけない単語やスラングについて紹介してみました^^