イギリス人がよく使うreckonとはどういう意味?
今回の記事では、イギリス英語の単語について紹介していきたいと思います。そしてその単語の中でも、イギリス人が日常的によく使う単語について紹介していきたいと思います。
イギリス人と会話した事がある人は気がついた人もいると思いますが、「reckon」という単語は会話によく出る単語の一つです。
アメリカ人はこの単語を滅多に使いませんが、オーストラリア人とニュージーランド人は使いますね。
この単語は日常会話で、「think」(思う、考える)の代わりに使う事が出来る単語です。「Reckon」は一般動詞ですから、「think」と同じように使います。特に自分の意見を言う時に「reckon」を使っても大丈夫ですし、相手の意見を聞く時にも使えます。
「reckon」という単語は、イギリス英語のスラングではありませんが、イギリス人にとっては少しカジュアルなニュアンスが含まれている単語ですね。
私は先日、ある日本人の英語学習者と英語学習に関する相談を受けていました。
彼は某有名英語教材のCDを使って英語をリスニング中心で勉強しているようですが、これらの教材に含まれている表現やニュアンスが硬すぎて(まじめ過ぎて)不自然だと言っていました。
たしかに教材で英語をある程度勉強していくと誰もが突き当たる壁かもしれません。
ですから、今回紹介するような例文やフレーズを普段の勉強に織り交ぜていく事、映画やドラマ等で自然な表現を吸収する事を続けていけば、たいぶ自然な会話をマスターする事が出来るはずです。
このようなカジュアルなニュアンスが含まれている単語や表現を多く覚えておくと自然な会話が出来ますので、英語教材で堅いニュアンスの英語表現やフレーズばかり勉強している英語学習者には、重宝するはずです。
reckonの使い方の例文
I reckon Brazil will win the World Cup next year.
(私はワールドカップでブラジルが優勝すると思うよ。)
What do you reckon?
(あなたはどう思う?)
No, I don’t reckon they’ll win.
(いや、(ブラジルが)優勝するとは思えないよ。)
reckonという動詞の変化
- 現在形: reckon
- 過去形: reckoned
- 過去分詞: reckoned
そして、「reckon」以外にも「reckoning」という名詞もあります。
この単語はイギリス英語だけではなく、アメリカ英語でも使われている単語です。意味は「誰かの計算で」という意味になります。
reckoningの例文
By my reckoning, the bill will come to about 20 pounds.
(私の計算では、会計は20ポンドくらいになると思います。)
また「reckoning」はよく使われているイディオムに出ます:
Day of reckoning.
(決算日、最後の審判)
※ このフレーズは元々聖書からとられたものですが、現在は「何かが決められる日」という事に対しても使われています。
例をあげると、スポーツのトーナメントの日や、大切な試験の日等の際に使われます。
It’s exam day. The day of reckoning has arrived.
(今日は試験の日です。最後の審判の日が来ました。)