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アメリカ人には通じないイギリス人の口癖
今回の記事では、同じ英語圏の国であるアメリカ人に理解されにくいイギリス人の5つの口癖というテーマでお話してみたいと思います。
英語圏のネイティブ同士であっても国が違えば、誤解や言葉が通じないという事も時々あります。通常に話しているなら滅多に通じないという事はありませんが、時々イギリス人が話す英語とアメリカ人が話す英語の違いにより、言葉の壁にぶつかる事もあります(笑)。今回のテーマはまさにそんなテーマです。
ジョージ・バーナード・ショーの名言ですが、イギリスとアメリカは「two countries separated by a common language」(共通語で分かれている二つの国)と言われています。
実はこの言葉はとても皮肉めいたコメントです。この言葉の本当の意味としては「同じ英語圏の国でありながらイギリスとアメリカはお互いに言葉の誤解が多い」という意味なんです。
アメリカ人は度々イギリス人の話す口癖を理解出来ていないようです。またアメリカ人側からすると、それぞれの単語の意味は当然分かっていますが、文章として全体的な意味を考えた場合、ニュアンスがあまり理解出来ていないようです。
一般的にイギリス人はアメリカ人と比較して「微妙で遠回しな表現が多い」、つまり アンダーステイトメントが多いという事も関係していると思います。それでは、アメリカ人はイギリス人のどんな口癖が理解できないのでしょうか。
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イギリス人の口癖 sorryを連発する
sorryという言葉自体は勿論、問題なく通じますが、イギリス人の問題はこのsorryの使い方です(笑)。イギリス人の口からこの言葉が出ない日はないだろうと言うくらい、1日に何度も言う口癖です。
このsorryは別に謝っているという意味で使っているわけではありません。イギリス人が使うsorryには微妙な意味合いが色々と含まれていますので、他の国の外国人にも誤解されやすい単語です。
アメリカ人にとって、sorryという言葉は謝るときに使う単語なので、彼らにとって決して軽いものではなく滅多に使いません。以上の事からアメリカではsorryをあまり連発して言わない方が無難です。
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I went to public school
これも意味が全く正反対の単語ですが、イギリス英語において、public schoolという意味は「私立学校」という意味になりますが、アメリカ英語では「公立学校」という意味になります。
普通に考えるとpublic schoolという方が公立学校という感じすると思いますよね。しかし、この言い方はイギリスの教育制度の歴史の名残が影響しています。ちょっとややこしい単語なので、イギリス英語を勉強している方は覚えておくべき単語だと思います。
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Alright love? (Alright darling/sweetheart/duck/pet…)
これもアメリカ人の国民性とは異なる部分かもしれませんが、イギリス人はニックネームや可愛い呼び方などの愛称を使う事を好むので、人の名前を呼ぶ際に「love」や「darling」などの愛称を付けて呼ぶことがあります。
これはイギリス人の中でも特に中年やお年寄りの習慣になりますが、まれに若い人もまだやります。意味自体は、ただフレンドリーな意味合いを込めた愛称です。
しかし、これもアメリカ人にとっては意味が不明だという人が多いようです。これも文化の違いで通じないコンセプトだと思います(笑)。
I’m easy
イギリス英語で「I’m easy」という表現は「構いませんよ。何でも良いよ」という意味で相手の判断に委ねる場合に使う表現です。
しかし、アメリカ英語でI’m easyというと、かなり違う意味になります。アメリカで女性がこの言葉を言った場合、「モラルが緩い」、「直ぐ誰とでも”H”をする」という意味になってしまいますので、くれぐれも気をつけましょう(笑)。
Can I borrow your rubber?
イギリス英語で「rubber」は「消しゴム」という意味になりますが、アメリカ英語ではこちらも全く違う意味になってしまいます。
アメリカ英語のスラングで「rubber」は消しゴムではなく「コンドーム」という意味になってしまいます(笑)。ですから、アメリカ人には「eraser」という言い方を使った方が安全です。
以上になりますが、如何でしたでしょうか。冒頭でもお伝えしたようにイギリス人は控えめな表現アンダーステイトメントを好む国民なので、ダイレクトなコミュニケーションを得意とするアメリカ人とは真逆の国民だと思います。そういった習慣がお互いの言葉使いの差になっているのだと思います。
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