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イギリスの社会問題「赤毛差別」について詳しく解説

イギリスの社会問題に関するコラム:イギリスの「赤毛差別」について
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イギリスでよくテーマになっている「赤毛差別」について



今回の記事はイギリスの社会問題ともいえる!?イギリスでよくテーマになっている「赤毛差別」について書いてみたいと思います。


私はイギリス人ですから勿論、自分の国が好きです。私の意見では・・・ イギリスの景色は世界一美しいし、イギリスのテレビは世界一面白いし、イギリスの食べ物は・・・・まぁ、そこで止めておきます(笑)。すみません変な事を言って^^


つまり・・・私はイギリスが比較的良い国だと思っています。しかしこれは他の国でもそうだと思いますが、各国には様々な社会問題があります。所詮パーフェクトな国は存在していないと思います。

という事で、今回は赤毛差別と合わせて、「イギリスの変な国民性のポイント」についてお話ししたいと思います。そして、「赤毛差別」はイギリスだけに限る問題だと思います。 この問題はイギリスに行く日本人に影響を与える事はありません。

イギリスのテレビや映画を見ると、「赤毛差別」という現象がよくコメディーやディスカッションのテーマになりますので、「イギリスのメディアを観てイギリス英語の勉強」をしている方はいつか目にする事があるかもしれません。







イギリスでの赤毛についての基礎知識


「赤毛差別」とは、「人種差別」とは違います。イギリスでは人種差別は犯罪になりますので、誰かが人種や国籍の為に差別された場合、その相手を訴える事が出来ます。そして警察に報告する事が出来ます。

そしてイギリスでは、人種差別や人種関係のいじめはとてもタブー的な行為ですから、これらに関する差別の問題は比較的珍しい現象です。


しかし、「赤毛差別」や「赤毛いじめ」は犯罪の種類ではありません。そして赤毛であるイギリス人の中でいじめられた事ない人はいないと思います。

実は私の髪の毛は日本人からみると金髪にみえると思いますが、イギリス人に立場からみると少し赤っぽくみえるので、やっぱり子供の頃少しだけ「赤毛に対する悪口」を言われた事がありました^^。

しかし赤毛の人はイギリスで、どうしていじめられるのでしょうか?これは私も理由が全く分かりません。イギリスでは確かに赤毛の人は比較的珍しい髪色という事もあり、赤毛の子供や大人は自然と目立ちます。


でも珍しいからいじめられるのでしょうか?元々赤毛は、ケルト系のルーツを持つ人(スコットランド、アイルランドなど)に多い事から、昔のケルト差別の名残なのでしょうかね。昔アイルランドでも、赤毛の女性は「不運の兆し」というように言われていたようです。


実際、殆どのイギリス人の髪の毛の色は茶色か金髪が多いです。イギリスとアイルランド(特にスコットランド)では特に赤毛が多いです。以下の参考リンクをクリックすると、ヨーロッパの赤毛の地域的な分布を見る事が出来ます。
参考URL:(http://www.theguardian.com/politics/2013/nov/25/mapping-redheads-which-country-has-the-most

スコットランドでは、実に人口の10%以上が赤毛です。



「赤毛いじめ」とは?


殆どの場合、「赤毛いじめ」は「悪口」や「からかう」ようないじめが多いです。「赤毛」は英語にすると「redhead」になりますが、「ginger」という単語もよく使われています。

何故なのか分かりませんが「ginger」という単語は悪口から差別用語になっています。赤毛の子供(大人でも!)は、よく全く知らない人に「Oi! Ginger!」(おーい!赤毛野郎!)と言われる事があるんです。

信じられませんよね(笑)。そして、とても珍しいですが、ストリートでアタックされる赤毛の人もいます。この現象は時々テレビコメディーのテーマになりますので、赤毛の人はこれによってバカにされる事もあります。


私は昔、ある妊娠中の女性とその彼女の友達の会話を聞いてしまいました。彼女たちの会話はこういった会話です。


その友達: 「もう直ぐ生まれますね!女の子か男の子、どっちがいいの?」
妊娠中の女性: 「どっちでもいいよ。赤毛じゃないならどっちでもいい。」


これは非常にばかばしいコメントですよね^^でも、このような意見は珍しくないんです。

今日私は、よく読むイギリスの新聞でこのような記事を発見しました。
参考記事:(http://www.theguardian.com/media/mind-your-language/2014/jan/24/mind-your-language-red-hair


この記事は「gingerという単語をメディアで使わないようにしましょう」というテーマを紹介した記事です。

この記事のライターによると、「ginger」という単語はもう差別用語のように扱われていますので、出来れば新聞の記者やメディアの人は違った表現や単語を使った方が良いでしょう。という内容でした。

しかし実際、「Ginger」の代わりに何という言葉を使うべきなのでしょうか? それでは、「赤毛」という言葉を正しい英語で言う際の単語と例文を紹介していきたいと思います^^。



redhead (レッドヘッド) (名詞)

英語: My sister is a redhead.
日本語: 私の姉は赤毛です。



auburn (オーバン) (形容詞)

この単語は少し茶色っぽい赤毛を説明する単語です。

英語: She has beautiful auburn hair.
日本語: 彼女は美しい赤い髪の毛をしています。



strawberry blonde/blond (ストローベリー・ブロンド) (形容詞)

「blonde/blond」という単語は「金髪」という意味になりますが、少し赤っぽい金髪は「strawberry blonde」と呼ばれています。私の髪の毛はこの色に近いですね^^

※男性の場合「blond」というスペルを使って、女性の場合「blonde」というスペルを使います。

英語: He has strawberry blond hair.
日本語: 彼は赤っぽい金髪です。



sandy-haired (サンディー・ヘアード) 形容詞

この単語も赤っぽい金髪に対して使う単語です。

英語: My daughter is sandy-haired.
日本語: 私の娘は赤っぽい金髪です。



titian (チーシャン) (形容詞)

「ティツィアーノ・ヴェチェッリオ」というアーティストはよく赤毛の女性の絵を描いたので、茶色っぽい赤毛は「ティーシャン」と呼ばれるようになりました。

英語: She is a titian beauty.
日本語: 彼女は赤毛の美人です。


それでは、皆さん、「ginger」という単語を使わないようにしましょう(笑)^^



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