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レイチェル・ワイズとトム・ヒドルストンが出演するイギリス映画:「愛情は深い海の如く」のレビュー
サイトの更新を楽しみにしてくださっている読者の皆さん、今週は中々記事がアップ出来ずにすみませんでした。
実は私はインフルエンザになってしまいました! そして何と・・約一週間程仕事(とブログ!)を休んでいました。
今はもう既に回復しましたので、また今週からガンガンライティングを始めます^^ 今回の記事では久しぶりに私が観て面白ったイギリス映画作品を紹介したいと思います。
今日これから紹介するこの映画の英語のタイトルは「The Deep Blue Sea」になります。日本語のタイトルは「愛情は深い海の如く」です。
この映画のタイトル「The Deep Blue Sea」は「caught between the devil and the deep blue sea」という「英語のイディオム・表現」から来ています。
「caught between the devil and the deep blue sea」という表現は「二つの難しい選択の間に挟まれている」、「身動きの取れない難しい立場」という意味になります。
この映画にはとても有名で人気のあるイギリス人の俳優・女優が出演します。その一人は「レイチェル・ワイズ」です。彼女は偉い年上の裁判官の奥さんの役を演じます。
もう一人は「トム・ヒドルストン」です。彼は戦争の時にパイロットをしていた元軍人の役を演じます。この映画は彼ら2人のラブストーリーを語っています。この映画のストーリーは元々「The Deep Blue Sea」という演劇に基づいています。

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「愛情は深い海の如く」のあらすじについて
へスターという女性(ワイズ)は、かなり年上の高い地位の裁判官と結婚しています。その旦那はとても優しいですが、へスターの人生は何か足らずにつまらなくて「パッション」(熱烈な愛情)が足りません。
ある日、旦那の若い友達のフレディー(ヒドルストン)と出会います。フレディーは自分の旦那とは全く正反対の人物です。
フレディーは戦争の頃ファイターパイロットとして活躍していて、とてもエキサイティングな男性です。ヘスターはフレディーと恋に落ちてしまい不倫をします。

しかし、旦那に不倫の事を知れてヘスターは旦那と別れてフレディーと一緒に夫婦のように同棲しはじめます。フレディーはとてもセクシーでエキサイティングの男性ですが、あまり信用できないタイプの男性です。
彼は戦争の頃からちゃんとした仕事をしていないし、お金があまりないのでヘスターとフレディーはとても安く古いアパートに住んでいます。
フレディーは、まだパイロット時代の頃を忘れられないので、いつもパブで友達とお酒を飲んだりしています。ヘスターにはとても難しい選択があります。
それは「優しくてつまらない旦那も元に戻った方が良いのか?」それとも「エキサイティングでセクシーだが駄目なフレディーと一緒にいた方が良いのでしょうか?」そんな二択に迫られます。
ヘスターはまるで「caught between the devil and the deep blue sea」=「動きの取れない難しい立場」という状態になってしまいました。
「愛情は深い海の如く」に出るイギリス英語
この映画(演劇)の舞台は、1940年代~1950年代の戦後のロンドンです。その為、キャラクターの台詞や話し方は現代のイギリス英語とは少し違います。
キャラクターの名前も少し「古い」です。「Hester」という女性の名前は現在あまり人気がありませんし、「Freddie」(Frederickの省略)という名前は、現在のイギリスで「おじいちゃんっぽい」イメージがあります。
そして、映画に出てくるボキャブラリーは当時のイギリス英語です。例えば:
- Blightly = イギリス(戦争の頃のニックネーム)
- Jerry = ドイツ人、ドイツの軍隊 (戦争の頃のスラング)
- Battenberg = イギリスのアーモンド味のスポンジケーキ
- fiver = 5ポンド
- bloke = 男性
- flat = アパート
- dish = 魅力的(ハンサム)な男性・女性
- on the wagon = お酒を辞める事
- smart = 小奇麗、しっかりした洋服を着ている事
- hair of the dog = 二日酔いを防ぐ為のほんの少しのお酒(を飲む事)
参考:「愛情は深い海の如く」のスクリプト
「愛情は深い海の如く」を観る方法
この映画は2011年に初めて上映されましたのであまり新しい映画でもありませんので、私はこの映画を「U-NEXT(ユーネクスト)
U-Nextで観れば日本語の字幕で観る事が出来ます。日本語字幕つきのDVDもありますので興味があれば、是非ご覧ください^^
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