イギリス英語

「マスク依存症」,「マスク美人」,「顔パンツ」は英語で何と言う? マスクに関する流行語

「マスク依存症」,「マスク美人」,「顔パンツ」は英語で何と言う? マスクに関する流行語

マスクに関係する流行語は英語にすると何と言う?


皆さんこんにちは! かなり久しぶりになってしまいました。お元気ですか。今回の記事では昨日あるテレビのニュースでみた「マスク依存症」というテーマについてお話していきたいと思います。また、関連する言葉として「マスク美人」,「顔パンツ」の英語の言い方も紹介していきたいと思います。


このマスクカルチャーに対する考え方の違いについてはイギリスと日本で大きな違いがあるので、扱うテーマとして面白いと思って今回このテーマを選びました。




イギリスのマスクカルチャーについて


イギリスのマスクカルチャーについて

私は数年前(パンデミック前)に当サイトでイギリス人のマスクに対する意見について紹介しました。その時、私は「一般的にイギリス人はマスク嫌う」という意見を紹介しました。

やはり、現在のイギリスはこのような状況でもその根本的な意見は変わっていないようです。その理由の一つに新型コロナウイルスの流行がイギリスで始まった当初、イギリスの政治家は国民にマスクの重要性を全く語る事がなかった為、多くのイギリス国民はマスクの効果を信じず多くの人が犠牲になり感染リスクにさらされる結果になりました。

その後、世界中で本格的なコロナウイルスパンデミックがはじまった影響で、イギリスの公共交通機関を利用する際や、スーパーなどのお店に入店する際にはマスクの着用が義務化されました。

その際、殆どのイギリス人はこのルールを素直に守っていましたが、それでもやはり一定数はいる反対派の人達がこのルールに反抗したり、マスク着用を拒否したりする行動をとりました。

何故そのような事をする人がいるのか日本に住んでいる私にとっては信じられない事なのですが、イギリス人の中には今でもマスクの効果を信じていない人もいるようです。

そして、最も多数派の意見として「顔をマスクを覆う事が嫌い」という人がとても多いです。そして、単純に政治家の命令に反抗したい人も中にはいると思います(笑)。

以上の事から、イギリス人は日本で「マスク依存症が流行っている」というニュースを耳にしたらかなりびっくりすると思います。

このマスクに関するテーマはカルチャーの違いや用語の違いがたくさんありますので、面白いテーマになると思います。そのため、これから日本のマスクに関する用語とイギリス英語のマスクに関する用語を紹介していきたいと思います。


「マスク依存症」って英語でなんという?


「マスク依存症」って英語でなんという?

「マスク」はそのまま「mask」になりますが、イギリス英語(RP)の発音では、「マースク」になります。英語で「依存症」は色々な言い方があります。例えば、「addiction」(中毒)や「reliance」(頼り)という単語があります。

私の印象としては「mask dependence」という言い方が最もしっくりくるのではないかと思います。「dependence」は「依存症」という意味になりますが、「マスクに頼っている」というニュアンスを与えます。

関連語としては「alcohol dependence」という表現もあります。これは「アルコール依存症」という意味になります。そのため、「mask dependence」という言い方が最も合うのではないかと思います。関連用語として「be/become dependent on ○○」という表現があります。これは「○○に依存してしまう」という意味になります。

それでは、実際のネイティブの使い方を例文をで確認してみましょう。


mask dependence(マスク依存症)の使い方、例文



A:I can’t wait until the pandemic is over so that I stop wearing masks.
(パンデミックが終わってマスクを付けなくていい時代を楽しみにしているよ。)

B:Me too. But I heard that some people have developed “mask dependence”.
(私もそう。しかし、多くの人は「マスク依存症」になったというニュースをきいたんだよ。)

A:Really? What’s that?
(本当? それは何なの。)

B:They have become so used to wearing a mask that they want to keep it on even when the pandemic is over.
(そういった人はマスクの着用に慣れてパンデミックが終わっても付け続けたいらしいよ。)



A:Why do you think they prefer to wear a mask?
(どうしてマスクを付けたがるんだと思いますか。)

B:I think they consider it a barrier between themselves and other people. Maybe it makes introverted or shy people feel more confident.
(自分と他人の間の壁と考える人がいると思います。そして、おそらく内向的な人やシャイな人に自信を与える物ではないかと思います。)





マスク美人、マスクイケメン、マスクギャップは英語で何と言う?


マスク美人、マスクイケメン、マスクギャップは英語で何と言う?

この「マスク美人」という言葉を英語に直訳すると、「masked beauty」という言い方になります。しかし、この英語表現は「マスクを付けている美人」というニュアンスを与えます。つまり、「もうすでに美しい人がマスクを付けている」という単純な意味合いです。

しかし、これでは日本語の「マスク美人」という言葉の意味とは少し違う意味になりますね。日本語の「マスク美人」は「マスクを付けると普段よりも綺麗にみえる人」という意味になると思います。

このようなニュアンスを与えるためには少し違う英語を使う必要があります。もしこういったニュアンスを英語で伝えたいなら「Someone who looks more attractive in a mask」という長い英語表現になると思います。

次に「マスクイケメン」もマスク美人と同じ英語表現になると思いますが、もっとキャッチーな表現にしたいなら、「handsome masked man」がちょうど良いと思います。

他には「マスクギャップ」という表現も最近耳にしますね。これは「マスクつけている顔とマスク外した時の顔のギャップ」という現象を表現する言葉です。

私は日本語のこのような気持ちを表現する言葉の意味がよくわかりますが、英語にはそういった気持ちを表すフレーズはありません。

もしそういった気持ちを英語で表現したいなら「the difference in attractiveness between a masked and unmasked face」というかなり長い表現になります。これであればそういった気持ちを説明できると思います。

日本語のそういったニュアンスの言葉の翻訳は難しいですね(笑)。それでは、例文で「マスク美人」、「マスクイケメン」、「マスクギャップ」の英語の言い方をみてみましょう。


マスク美人・マスクイケメン、マスクギャップの使い方 例文



A:You can take your mask off now.
(もうマスクを外していいよ。)

B:I don’t want to. I look better with my mask on!
(外したくない。私はマスクを付けた方が可愛いから!)

A:Haha! I see. You’re a “masked beauty”!
(ははは! なるほどね。君は「マスク美人」だからね!)



A:What’s the new guy in your office like?
(あなたのオフィスに来た新しい男性はどんな人ですか。)

B:Well, I fancied him until he took his mask off. His eyes are gorgeous but I felt quite disappointed when he took his mask off.
(ええと、彼がマスクを外した時までとても気に入ってた。彼の目は美しいけどマスクを外した顔を見てがっかりした。)

A:That’s a shame.
(それは残念だね。)






「顔パンツ」って英語で何という?


「顔パンツ」って英語で何という?
この「顔パンツ」という表現は「マスクを付けるのはパンツをはく事と同じくらい当たり前だ」という気持ちを表す表現だと思います。イギリス英語では「face nappy」(顔のおむつ)という表現を時々耳にしますが、この表現のニュアンスは少し違います。

先ずは「face nappy」という表現を使うイギリス人は主に”マスク着用義務に対して反対している人達”の事です。「nappy」という単語はイギリス英語で「おむつ」という意味になります。

おむつは赤ちゃんが履くものなので「face nappy」という表現は「赤ちゃんのように(顔に)おむつを付けさせられている」というニュアンスを与えます。

つまり、マスク着用という命令は「子ども扱いだ」と考えている人がいます。そういった人達は「face nappy」という表現を使います。

「顔パンツ」を直訳すると「face pants」という言い方になります。これは面白い英語表現ですが、その「当たり前につける」というニュアンスをこれだけでは伝える事ができませんので、もう少し長く説明する必要があります。

例えば、「face masks are like pants for your face – you can’t leave home without them」(パンツのようにつけないとおうちから出れない)といった表現で説明する必要があります。それでは、実際の使い方を例文で確認してみましょう。


「顔パンツ」の使い方、例文



A:Let’s go out for a walk.
(散歩に行こうよ。)

B:Wait. I need to put my face pants on.
(待ってて。顔パンツを付けないと。)

A:Your what?!
(なにそれ?!)

B:I’m talking about my mask. Like pants, I can’t leave home without it on!
(マスクってことだよ。パンツのようにつけないとおうちから出れないよ!)



A:We’re outside now. You don’t have to wear your face nappy here!
(今外だからここで「顔おむつ」を付けなくていいよ。)

B:I know, but I try to avoid touching it as much as possible.
(そうだけど、できるだけ触れないようにしているよ。)





日本語と英語のマスクカルチャーの違い:まとめ


まとめると、日本とイギリス(またはアメリカなど!)を比べるとマスクの使い方や考え方にはカルチャーの違いがあります。そのため、それぞれの国のマスク用語の違いもあります。

イギリス英語で「face nappy」などの用語がありますが、主にネガティブなニュアンスを与えます。日本では、マスクに対してネガティブなイメージはあまりないので、ポジティブで面白い用語がありますね。

殆どの場合、マスクに関する用語は英語に直訳できませんので、意訳をして、はっきりニュアンスを説明する必要があると思います。

ちなみに私は日本の東京に住んでいますので、もちろん毎日家を出るたびに必ずマスクを付けます。私は「マスク依存症」ではありませんが、確かに外出する際にマスクをつけ忘れてしまうと「まるでパンツ履いていない」といったような大切なものを忘れてしまったという感覚になります(笑)。

それではこれで以上になります。他にもイギリス英語や英語学習に関する質問、イギリスのカルチャーについて知りたい事があれば是非ご連絡くださいね。

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