イギリス英語

「mad」はイギリス英語でどんな意味? 「狂っている」という意味の英語表現

「mad」というイギリス英語はどんな意味?

イギリス英語特有の madの使い方とは? bonkersやbarmyってどんな意味?


Mair
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皆さんこんにちは。今回の記事では、「イギリス英語でよく使う madの意味と使い方」についてお話していきたいと思います。


実はこの「mad」という単語は、イギリス英語だけではなくアメリカ英語でも使われています。しかし、イギリス英語とアメリカ英語では「mad」の使い方が違います。

以上のことからブリティッシュ英語.COMの読者の方に良いテーマになるのではないかと思い紹介する事にしました。そして、「mad」に関連する単語と表現、イディオムも合わせて紹介したいと思います。

これから紹介する単語や表現はイギリスの映画、ドラマ、日常会話などにもよく出てきますので、イギリス英語の好きの方であれば意味と使い方をしっかりと覚えてみて下さい。

それでは、「mad」はイギリス英語でどういう意味になるのでしょうか。



イギリス英語での madの意味と使い方


イギリス英語での madの意味と使い方

イギリス英語での「mad」は形容詞で「クレイジー」、「頭がどうかしている」、「バカげた」という意味になります。

この単語はゲルマン語が由来の言葉です。「mad」の昔の意味と現在の意味は同じです。つまり、元々の意味も「クレイジー」、「狂っている」という意味として使われていました。


アメリカ英語での madの意味と使い方


アメリカ英語の「mad」は「とても怒っている」という意味になります。つまり、イギリス英語と違う意味で使われます。イギリス人はアメリカ英語の「mad」の使い方を理解していますが、イギリス英語では「怒っている」という意味として「mad」を使いません。

イギリス人は「怒っている」と言いたい時に「angry」か「cross」などの単語を使います。「cross」は「angry」よりも少しソフトな言い方です。それでは、イギリス英語の「mad」の使い方を例文で確認していきましょう。



イギリス英語の「mad」を使った例文



My brother is always coming up with mad business ideas.
(私の兄はいつもバカげたビジネスアイディアを思いついている。)


You are thinking about driving into London during rush hour? You must be mad!
(ラッシュの時間にロンドンで運転しようと考えているの?あなたはクレイジーだよ!)


That man is completely mad.
(あの男性は頭がどうかしているよ。)



それでは、次にアメリカ英語の「mad」の使い方を例文で確認していきましょう。


アメリカ英語の「mad」を使った例文



My mom is mad because I failed my test.
(私は試験に落ちたからお母さんが怒っている。)


I was late for school yesterday so my teacher was mad.
(私は昨日学校に遅れちゃったから先生が怒っていた。)


Don’t get mad with me but I broke your watch.
(怒らないでね。私はあなたの時計を壊してしまったんだ。)





「mad」が使われるイギリス英語のイディオム


「mad」が使われるイギリス英語のイディオム

イギリス英語には「mad」を使った様々なイディオム、表現があります。そして、これらは日常会話にもよく出てきます。例えば、「stark raving mad」という表現があります。これは「完全に狂っている」、「頭がどうかしている」という意味になります。

またこの代わりに「stark raving bonkers」という言い方もあります。「bonkers」は「mad」と同じ意味になります。これもイギリス英語特有の単語になりますので、是非覚えてみて下さい。

そして、「mad as a hatter」というイディオムもあります。このイディオムも「クレイジー」という意味になりますが、元々の由来は少し面白いです。

この「hatter」とは「帽子を作る職人」という意味になります。昔、帽子を作る際には、色々と危険な化学薬品を使ったそうです。

例えば、帽子作りの為に「水銀」なども使用されていました。そういった化学薬品が定期的に体に吸収されると、脳が悪影響を受けて様々な変調が起こるそうです。そのため、昔は「帽子製造に携わっている人は狂ってしまう」というイメージがありました。

そのため、「帽子製造人と同じくらい狂っている」= 「mad as a hatter」というイディオムが出来上がったそうです。

私の地元の町の近くにある「Luton(ルートン)」という場所は、イギリスで最も有名な帽子製造業の街として知られています。その町のサッカーチームのニックネームは「The Hatters」と言います。残念ながら、最近ではその伝統的な産業はもう殆どなくなっています。

これ以外にも「mad as a March hare」というイディオムもあります。「hare」は「野ウサギ」という意味になり「March」は「3月」という意味ですね。

3月は野ウサギの繁殖期節だそうです。その時期になると野ウサギの行動が変になります。野ウサギはその繁殖期になると「跳ねたり、踊ったりする」ような行動をとるようです。その事から、「3月の野ウサギと同じくらいクレイジー」というイディオムが出来上がったそうです。

有名な小生「不思議の国のアリス」という作品を読むと、「the Mad Hatter」と「the March Hare」という二つの狂ったキャラクターが出てきます^^

最後に紹介するイディオムは「mad as a box of frogs」になります。これを直訳すると「箱に入っているカエルと同じくらい狂っている」という意味になります。

このイディオムもイギリス英語特有のイディオムになります。それでは、色々なイディオムを紹介してきましたが、それぞれの使い方を例文で確認してみしょう。



「mad」を含むイギリス英語のイディオムの例文



Why are you wearing that dress on such a cold day? You must be stark raving mad!
(なぜこんな寒い日にそんなワンピースを着ているの? あなたは狂っているだろう!)


Thomas is a nice chap but he’s as mad as a hatter.
(トーマスはいい人ですけど、とてもクレイジーです。)


My son is as mad as a March hare.  He has so much energy!
(私の息子はクレイジーですよ。彼はとってもエネルギッシュ!)


The dog had been inside all day so he was as mad as a box of frogs when I took him for a walk.
(犬は一日中家にいたから散歩に連れて行った時にとてもクレイジーだった。)





「be mad about ~」というイギリス英語の表現


「be mad about ~」というイギリス英語の表現



イギリス英語には、さらにもう一つの「mad」の使い方があります。それは「~に夢中になる」や「~を熱心にする」という使い方です。パターンとしては、「Mad about ~」や「mad on ~」という使い方が一般的です。

この表現は「誰かの趣味や大好きな物・事」について話す際に使う表現になります。それでは、実際のネイティブの使い方を例文で確認していきましょう。


be mad about ~ の使い方の例文



My dad is mad about football.
(私の父親はサッカーに夢中です。)


My students are mad on J-pop.
(私の生徒たちはJポップに熱中です。)


I’m mad about you! Let’s get married!
(僕は君の事が大好きだよ! 結婚しよう!)





「クレイジー・狂っている」という意味イギリス英語 barmyの使い方


「クレイジー・狂っている」という意味イギリス英語 barmyの使い方

「mad」はイギリス英語で「クレイジー・狂っている」という意味になりますが、他にも「狂っている」という意味になるイギリス英語の単語と表現があります。

例えば、以前に紹介した「bonkers」という単語も「クレイジー」という意味になります。しかし、「bonkers」は少しだけポジティブなニュアンスを与えます。つまり、「bonkers」は悪いニュアンスでもありません。

bonkers以外にも「barmy」という単語もイギリス英語で「狂っている」という意味になります。

これも「bonkers」と同じようにネガティブな意味ではありません。例えば、イングランド代表のクリケットチームのファンは「barmy army」と呼ばれています。

そして「be barmy about ~」や「be bonkers about ~」という表現は上記で紹介した「be mad about ~」と同じ意味になります。



イギリス英語「mad」のまとめ


まとめると、イギリス英語で「mad」は「クレイジー」という意味になりますが、アメリカ英語で「mad」は「怒っている」という意味になります。

アメリカ英語の意味はイギリス人に通じますが、一般的にはイギリス人が使う「mad」は「怒っている」という意味にいならないのでそこは気をつけましょう!

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