アメリカとイギリスはこんなに違う! アメリカ人観光客が感じたイギリス社会の面白い点
皆さんこんにちは。今回の記事では、イギリスとアメリカのカルチャーの違いとして「アメリカ人が面白いと感じたイギリス社会」というテーマについてお話してみたいと思います。
実は今回の記事は「英語圏の国のSNSで流行っているあるリスト集」が元になっています。このリストはイギリスへ観光に行ったアメリカ人観光客が書いたイギリスのカルチャーに関する観察です。
彼はイギリスに滞在している間、ロンドンだけではなくコーンウォール、レスターシャー、オックスフォードにも行ったそうです。彼のリストを読んだイギリス人は彼の着眼点の鋭さやユニークさにとても喜んでいたようです。
読者の皆さんも彼のリストを読めばイギリス社会の全ての特徴が分かるはず!?だと思います^^。このリスト記事は約50,000回以上もシェアされました。最終的には「The Daily Telegraph」というイギリスの新聞にも掲載されました。
このリストはとても長いので全ての内容を翻訳する事は難しいですが、私が面白いと思った内容について紹介していきたいと思います。時間がある方は、翻訳されていない箇所も読んでみて下さいね。
イギリスに行った事がある読者の方は彼の意見についてどう思いますか? 自分が感じた経験と共通していますか^^ とてもユーモアたっぷりのリストなので面白いと思います。
アメリカ人が感じたイギリス社会のユニークなポイント
I was in England again a few weeks ago, mostly in small towns, but here’s some of what I noticed:
(私は数週間前にまたイギリスに行ってきました。私は殆ど小さい町にいましたが、下記のリストは私が気づいた事:)
Almost everyone is very polite
(殆どの人は礼儀正しい。)
The food is generally outstanding
(一般的にとても食べ物のクォリティーが高い。)
There are no guns
(銃はない。)
There are too many narrow stairs
(狭い階段が多すぎる。)
Everything is just a little bit different
(全ての物・事は(アメリカと)少しだけ違う。)
The pubs close too early
(パブの閉店が早過ぎる。)
Pubs are not bars, they are community living rooms.
(「パブ」はただの飲み屋ではなくコミュニティーのリビングルームだ。)
You’d better like peas, potatoes and sausage.
(グリーンピース、ジャガイモ、ソーセージが好きじゃないとダメ。)
Refrigerators and washing machines are very small
(冷蔵庫と洗濯機はとても小さい。)
Everything is generally older, smaller and shorter
(全てが(アメリカのものより)古く小さくて低いです。)
People don’t seem to be afraid of their neighbors or the government
(国民にとって近所の人と政治家が怖くないみたい。)
Their paper money makes sense, the coins don’t
(イギリスの紙幣は分かりやすいけど硬貨は分かりづらい。)
Everyone has a washing machine but driers are rare
(みんな洗濯機を持っているけど乾燥機は珍しい。)
Hot and cold water faucets. Remember them?
(水とお湯の蛇口が多い。懐かしいなぁ。)
* Pants are called “trousers”, underwear are “pants” and sweaters are “jumpers”
(「ズボン」は「trousers」になり、「underwear」は「pants」になり、「セーター」は「jumpers」になる。)
* The bathroom light is a string hanging from the ceiling
(バスルームの電気のスイッチは屋上から垂れている紐だ。)
“Fanny” is a naughty word, as is “shag”
(「Fanny」と「shag」は悪い単語だ!)※つまり、アメリカ英語の意味と違います!
All the signs are well designed with beautiful typography and written in full sentences with proper grammar.
(イギリスの標識(道路などの)は全てデザインが良くて、フォントも綺麗で、ちゃんとした文章と文法で書いてある。)
There’s no dress code
(ドレスコードというコンセプトはあまりないみたい。)
Doors close by themselves, but they don’t always open
(ドアは自動で閉まるけど、自動的に開かない。)
They eat with their forks upside down
(イギリス人のフォークの使い方はアメリカ人の使い方と逆だ。)
The English are as crazy about their gardens as Americans are about cars
(イギリス人はガーデニングに夢中、アメリカ人は車に夢中。)
They don’t seem to use facecloths or napkins or maybe they’re just less messy than we are
(イギリス人は顔拭きタオルやおしぼりをあまり使わないみたい。われわれアメリカ人ほど汚くないかな?)
The wall outlets all have switches, some don’t do anything
(壁のコンセントは全てスイッチが付いている。ただ、何もしないスイッチもある。)
There are hardly any cops or police cars
(警察と警察の車をあまり見ない。)
5,000 year ago, someone arranged a lot of rocks all over, but no one is sure why
(5千年前に誰かが多くの岩を適当に畑に置いたけど、理由は誰も分からない。) ※この人はストーンヘンジに行ったようですね^^
When you do see police they seem to be in male & female pairs and often smiling
(警察は多くの場合男女ペアで働いてて、楽しそうに笑っている。)
Black people are just people: they didn’t quite do slavery here
(黒人は普通の人で、(アメリカと違って)奴隷の歴史がない。)
※イギリス人の黒人とアメリカ人の黒人のルーツと歴史は違います。双方の国で人種差別はありますが、アメリカでは黒人に対する根強い社会問題が今も多く残っています。
Everything comes with chips, which are French Fries. You put vinegar on them
(どの料理を頼んでも「chips」もついてくる。「Chips」とはフライドポテトという事で、これに酢をかける習慣がある。)
Cookies are “biscuits” and potato chips are “crisps”
(クッキーは「biscuits」、フライドポテトは「chips」になる。)
HP sauce is better then catsup
(イギリスのHPソースはアメリカのcatsupというソースより美味しい。)
Obama is considered a hero, Bush is considered an idiot.
(オバマ大統領はヒーローのように考えられ、ブッシュ元大統領はバカのように考えられている。)
After fish and chips, curry is the most popular food
(フィッシュアンドチップスの次に(インド)カレーが一番人気のある食べ物。)
The water controls in showers need detailed instructions
(シャワーの使い方が複雑すぎる。)
They can boil anything
(彼らは何でもゆでる。)※ここでやっぱり、イギリス料理の評判また下がります(笑)。
Folks don’t always lock their bikes
(みんないつも自転車のカギを閉めるというわけではない。)
It’s not unusual to see people dressed different and speaking different languages
(民族的な洋服を着ている人と違う言語をしゃべっている人を見る事は珍しい事ではない。)
Your electronic devices will work fine with just a plug adapter
(アメリカの電気製品にコンセントのアダプターをつけるとちゃんと動く。)
Nearly everyone is better educated then we are
(殆どのイギリス人の教育レベルは殆どのアメリカ人の教育レベルより高い。)※本当にそうなのでしょうか(笑)
If someone buys you a drink you must do the same
(誰かが飲み物をおごってくれれば、あなたも恩返しする必要がある。)
There are no guns
(銃がない。)
Look right, walk left. Again; look right, walk left. You’re welcome.
(右へ見て、左へ歩く。また、右へ見て、左へ歩く。どういたしまして。)※私はこの意味が分からないです。もしかすると道路の渡り方の話なのでしょうか?
Avoid British wine and French beer
(イギリスのワインとフランスのビールは避けた方がいい。)
It’s not that hard to eat with the fork in your left hand with a little practice. If you don’t, everyone knows you’re an American
(少し練習したら左手を使ってフォークで食べる事はそんなに難しくない。出来ない人はアメリカ人として目立つ。)
Many of the roads are the size of our sidewalks
(イギリスの道路はアメリカの歩道と同じサイズ。)
There’s no AC
(エアコンはない。)
Instead of turning the heat up, you put on a jumper
(暖房をつける代わりにセーターを着る必要がある。)
Gas is “petrol”, it costs about $6 a gallon and is sold by the liter
(ガソリンは「petrol」と呼ばれる。1ガロンは$6になるけど、リットルで販売されている。)
※実はイギリスもかつてアメリカと同じように「ガロン」を使って計量していました。しかし、現在は「リットル」の単位を使っています。ですが、多くの場合、両方の目盛りが表記されていますので、これは外国人にとって分かりづらいでしょう!
If you speed on a motorway, you get a ticket. Period. Always
(高速道路で制限速度を超えると必ず罰金を取られる。)
You don’t have to tip, really!
(チップを払わなくいい。本当!)
Scotland, Wales, Ireland and Cornwall really are different countries
(スコットランド、ウェールズ、アイルランド、コーンウォールは本当に違う国だ。)
※コーンウォールは実は違う国ではありません。しかし、コーンウォールはイングランドと違う国のように感じるかもしれません。昔、コーンウォール語という言語がありました。
Only 14% of Americans have a passport, almost everyone in the UK does
(アメリカ人の14%はパスポートを持っているが、殆どのイギリス人はパスポートを持っている。)
※イギリスはヨーロッパ大陸に近いので気軽に他のヨーロッパの国に旅行に行く人が多いです。そんな事もあり殆どのイギリス人は海外旅行に行った事があります。
You pay the price marked on products because the taxes (VAT) are built in
(お店の商品の値段は税込みです。)
Walking is the national pastime
(散歩する事はこの国の国民の趣味です。)
Their TV looks and sounds much better then ours
(イギリスのテレビはアメリカのテレビより良い。)
They took the street signs down during WWII, but haven’t put them all back up yet
(戦争の頃の道路標識を下ろしたけど、まだまだ全部返していない。)
Everyone enjoys a good joke
(イギリス人はユーモアが好き。)
There are no guns
(銃はない。)
Dogs are very well behaved and welcome everywhere
(犬はマナー良く何処行っても歓迎される。)
There are no window screens
(雨戸がない。)
You can get on a bus and end up in Paris
(バスでパリまで行ける。)
Everyone knows more about our history then we do
(イギリス人はアメリカ人よりアメリカの歴史を詳しい。)※これは嘘だと思いますけど(笑)。
Radio is still a big deal. The BBC is quite good
(ラジオはまだとても人気がある。BBCラジオはとても良い。)
The newspapers can be awful
(新聞の内容は酷い。)※そうです。新聞の種類によって内容とクォリティーが違います(笑)。
Everything costs the same but our money is worth less so you have to add 50% to the price to figure what you’re paying
(商品の値段はアメリカのと同じようにみえるけどドルが安いからイギリスの値段に50%を足したらドルの値段が分かる。)
Beer comes in large, completely filled, actual pint glasses and the closer the brewery the better the beer
(ビールは大きいパイントグラスで飲む。ビールの醸造所がパブに近ければ近いほどビールが美味しくなる。)
Butter and eggs aren’t refrigerated
(バターと卵を冷蔵庫に入れなくていい。)
The beer isn’t warm, each style is served at the proper temperature
(「イギリスのビールがぬるい」というわけではない。それぞれのビールの種類は適温で飲まれている。)
Cider (alcoholic) is quite good.
(イギリスのサイダー(りんごで作ったお酒)はとても美味しい。)
Excess cider consumption can be very painful.
(サイダーを飲みすぎると大変な事になる。)
The universal greeting is “Cheers” (pronounced “cheeahz” unless you are from Cornwall, in which case it’s “chairz”)
(一般の挨拶は「cheers」。)
The money is easy to understand: 1-2-5-10-20-50 pence, £1-£2 coins and £5-£10, etc bills. There are no quarters.
(お金が分かりやすい。アメリカの「クオーター」(25セント)のようなお金がない。)
Their cash makes ours look like Monopoly money
(イギリスのお金と比べるとアメリカのドルはモノポリーのお金のようにみえる。)
Cars don’t have bumper stickers
(車には「bumper sticker」が付いていない。)
※「bumper sticker」とは車のバンパーに貼るスローガンの貼り札です。アメリカでとても人気があります。
Many doorknobs, buildings and tools are older than America
(多くのドアノブ、ビル、道具などはアメリカより古い。)
By law, there are no crappy, old cars
(古くてボロくて危ない車は法律で禁止されている。)
※これは確かに私がアメリカに行った時に今にも壊れそうな古い車を見ました。何にはドアやミラーが外れかけている車をみました・・。
Cake is is pudding, ice cream is pudding, anything served for dessert is pudding, even pudding
(ケーキは「pudding」、アイスクリームは「pudding」、デザートとして食べると、「pudding」になる。])
※イギリス人は「dessert」という単語の代わりに「pudding」を使う人が多いです。
Everything closes by 1800 (6pm)
(夕方の6時までに全ての店が閉まる。)
Very few people smoke, those who do often roll their own
(タバコを吸う人が少ない。自分のシガレットを作る人が多い。)
You’re defined by your accent
(アクセントで人の社会階級が分かる。)
Football is a religion, religion is a sport
(サッカーは宗教のようだ。宗教はスポーツのようだ。)
Europeans dress better then the British, we dress worse
(ヨーロッパの人はイギリス人より小奇麗。アメリカ人はイギリス人ほど小奇麗ではない。)
The trains work: a three minute delay is regrettable
(電車はちゃん時間通りと動く。電車が3分遅れることは痛ましい。)
Drinks don’t come with ice
(飲み物を注文すると氷が入っていない。)
There are far fewer fat English people
(イギリスではアメリカより太っている人が少ない。)
If you’re over 60, you get free tv and bus and rail passes.
(60歳以上の人は無料でバスのパスとテレビライセンス※をもらえる。)
※イギリスではテレビを持っている人は必ず「television licence」を払う必要があります。これは日本のNHKの受信料と同じ物です。
Displaying your political or religious affiliation is considered very bad taste
(自分の政治的な意見や宗教の話をする事はタブー。)
Every pub has a pet drunk
(各パブにはいつも来る一人の酔っ払いがいる。)
Their healthcare works, but they still bitch about it
(イギリスの健康保険(NHS)はうまく動いているけど、まだ文句を言う人がいる。)
Cake is one of the major food groups
(ケーキは基礎食品の一種だ。)
Their coffee is mediocre but the tea is wonderful
(イギリスのコーヒーはまあまあだけど、イギリスの紅茶は素晴らしい。)
There are still no guns
(銃がない!!)
Cheers
(かんぱい!)
まとめ:アメリカ人が面白いと感じたイギリスのユニークなポイント
※この人は「銃がない」というコメントを何度か繰り返しています。しかし、これは間違えありません。つまり彼はこの「銃がないイギリス」というポイントに着目したかったんだと思います。
ちなみにアメリカでは、普通の人でも自由に拳銃を買う事が出来ます。その為、拳銃による多くの事件がよく起こります。しかし、イギリスでは普通の人は拳銃を買う事が出来ませんので、拳銃がらみの事件などは殆ど起こりません。
如何でしたでしょうか^^ とてもユーモアたっぷりのリスト集でしたね。読んでいて私もつい笑ってしまうものもありました。日本人の皆さんからみると、イギリスとアメリカの違いってどのように感じられるのでしょう。何かご質問がある方は是非ご連絡下さいね!