イギリスとアメリカで言い方が違い縫いぐるみ、着ぐるみの言い方とは?
今回の記事では、私が英語を教えていた生徒達からよく聞かれた質問について答えてみたいと思います。具体的な質問として「ぬいぐるみは英語で何と言うの?」という内容です^^
そして、合わせて「きぐるみは英語で何と言うの?」という質問もよく聞かれたので、今日の記事では「ぬいぐるみ」と「きぐるみ」という二つの単語の英語の言い方を紹介したいと思います。
このボキャブラリーはイギリス英語とアメリカ英語の違いがありますので当サイトの読者の方にも面白いと思います。それでは、まずは「ぬいぐるみ」の英語の言い方から説明していきたいと思います。
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1.「ぬいぐるみ」は英語で何と言うの?
イギリス英語: cuddly toy, soft toy
アメリカ英語: stuffed toy, stuffed animal, plush toy
「ぬいぐるみ」という単語には様々な言い方がありますが、結局はどの単語を使っても英語圏の国中で通じます^^。しかし、ボキャブラリーの「使用率」として考えると、イギリス人は主に「cuddly toy/soft toy」というボキャブラリーを使い、アメリカ人は主に「stuffed toy/stuffed animal/plush toy」というボキャブラリーを使います。
そして、「くまの形のぬいぐるみ」は「teddy」や「teddy bear」と言います。この名前は「Theodore Roosevelt」というアメリカの大統領の名前から来ています。「Teddy」は「Theodore」という名前の省略です。彼の名前が「くまのぬいぐるみ」の名前になった理由としては、1902年の政治的なカートゥーン(cartoon=新聞に掲載する皮肉なイラスト)の影響だったそうです。
ある日、Roosevelt大統領は熊狩りをしに行きました。彼は熊を捕獲できなかったので、彼のスタッフはもうすでに弱った熊を捕まえて木に結びました。そして、彼のスタッフは「この熊を撃ってください」と言ったようです。しかし、Roosevelt大統領の考え方では、「もう捕まえられた熊を殺す事は”自分の信条に反する行動”」と思い断ったそうです。
この「熊狩りの事件」は新聞のカートゥーンになりました。その後、くまのぬいぐるみは「Teddy」と呼ばれるようになったそうです。
参考:「テディベアについて」
例文:
イギリス英語: I won a cuddly toy on the claw machine!
アメリカ英語: I won a stuffed toy on the claw machine!
日本語訳:(私はUFOキャッチャーでぬいぐるみを当てた!)
※「UFOキャッチャー」という言葉の英語の言い方は沢山あります。「claw machine」、「claw crane」などの言い方が最も使われていると思います。
イギリス英語: My daughter takes her soft toy everywhere.
アメリカ英語: My daughter takes her plush toy everywhere.
日本語訳:(私の娘は何処へ行ってもぬいぐるみを持っていきます。)
「犬のぬいぐるみ」や「猫のぬいぐるみ」などの動物の場合、「cuddly toy dog」や「stuffed toy dog」などの言い方になります。
2.「きぐるみ」は英語で何と言うの?
このボキャブラリーでは、イギリス英語とアメリカ英語の言い方にあまり違いがないと思います。様々な言い方がありますが、それらは別にイギリス英語とアメリカ英語の違いではありません。
多分、おそらくは「個人的な言い方の違い」だと思います。「動物のきぐるみ」という場合、「animal suit」や「animal costume」でいいと思います。
そして、きぐるみの動物の種類が言いたい場合には、「dog costume」や「rabbit suit」などの言い方が通じます。そして、「dressed up like a rabbit/dog/cat」などのフレーズで説明できます。
また、残念ながら、英語では「きぐるみ」のような便利な単語はありません(笑)。
例文:
英語: Oh look! There’s someone in a Mickey Mouse costume over there!
(ねえ、見て!あそこにミッキーマウスのきぐるみを着ている人がいるよ!)
英語: I wore a Rilakkuma suit for Halloween.
(私はハロウィンにリラックマのきぐるみを着ました。)
それでは皆さん、「~は英語で何と言うの?」のような質問があれば、是非質問してくださいね~^^