高価、とても高いという意味のイギリス英語のスラング・イディオム
今回の記事では、イギリス英語特有のボキャブラリーとイディオムを紹介していきたいと思います。
今日これから紹介するのは「高価」や「高い」という意味になるイギリス英語特有の単語です。
日本の中学校では、「expensive」=(高価)という意味として習うと思います。この単語の意味は勿論正しく、日常的に普通に使う事が出来ます。
しかし、英語ネイティブはバリエーションとして「高価」という意味になるスラングを他にも数多く使います。特にイギリス英語では、「高価」という意味になるスラングは結構多いです。
おすすめ記事:
イギリス英語 dearの意味と使い方
このdearという形容詞は少し古い表現なので、現在は主にお年寄りか地方の人が使うような事が多いといます。しかし、小説や映画の台詞に出てくるかもしれませんので、覚えておいた方がいいと思います。
dearの使い方 例文:
Lettuces are very dear at the moment, aren’t they.
(レタスは今とても高いですよね。)
That’s a lovely cardi. That must have been dear.
(それはとても素敵なカーディガンですね。高かったでしょう。)
※「cardi」という単語は、オバさんが使いそうな単語です(笑)。「Cardigan」の省略です。
I would love to buy a pearl necklace but they’re so dear.
(私はパールのネックレスが買いたいんですが、とても高いですよね。)
英スラング cost a bombの意味と使い方
この表現は「very expensive」の代わりに使う事が出来ます。主にイギリスとオーストラリアで使われていると思います。
アメリカ英語では使われていないと思います。直訳すると「爆弾の価値がある」というちょっと変な意味になりますが、本当の意味としては「とても高い」という意味になります。
cost a bombの使い方 例文:
Have you seen Steve’s new car? I bet that cost a bomb.
(スティーヴの新しい車を見た?めっちゃ高かっただろうな。)
My wife wants a posh handbag for Christmas but they cost a bomb.
(うちの妻はクリスマスプレゼントとして高級デザイナーハンドバッグが欲しいと言ったけど、マジで高いなぁ・・・)
cost a bob or twoの意味と使い方
この表現も「とても高い」という意味になりますが、ニュアンス的にイギリス人がよく使う「婉曲的なユーモア」から来たフレーズです。「bob」はイギリスが昔使っていた「シリング」というお金のスラングです。
以上の事から「cost a bob or two」を直訳すると、「1,2シリングほどしたよ!」という意味になります。勿論、とても高い品物は1,2シリングより高いです。
この表現は典型的なイギリス人のウィットだと思います。とにかく、現在では「とても高い」という意味として使われています。
cost a bob or twoの使い方 例文:
That’s a gorgeous engagement ring. It must have cost a bob or two!
(それはとてもゴージャスな婚約指輪ですね!とても高かったでしょう!)
Your car must have cost a bob or two.
(あなたの車は高かったでしょう。)
cost an arm and a legの意味と使い方
この表現も「とても高い」という意味になります。上記の二つのイディオムと同じ意味で、使い方も同じになります。
cost an arm and a legの使い方 例文:
This new sofa cost an arm and a leg but it’s so comfy.
(この新しいソファはとても高かったけど、とても気持ちいいよ。)
※「comfy」(発音:カンフィ)は「comfortable」(=快適な、座りやすいなど)の省略です。
I want to go to Japan this autumn but the plane tickets cost an arm and a leg.
(私は今年の秋に日本に行きたいと思うけど、飛行機のチケットはとても高いですよ。)
イギリス人がよく使うイディオムに興味があれば、是非「British English Idiom Master」というebookを読んでみて下さい^^
上記で紹介したようなイギリス英語特有のイディオムが満載です^^。よろしくお願いします!