教育関連のボキャブラリーに関するイギリス英語とアメリカ英語の単語の違いについて紹介

教育関連のボキャブラリーに関するイギリス英語とアメリカ英語の単語の違いについて紹介
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イギリス英語とアメリカ英語の単語の違いについて:教育関連のボキャブラリー(Part.2)

今回のイギリス英語とアメリカ英語の単語の違いについては、以前に紹介したこちらの記事の続編です。
参考記事:(イギリス英語とアメリカ英語の教育関連のボキャブラリーの違いについて

以前に紹介した記事では、イギリスとアメリカで使われている学校・教育関連のボキャブラリーの違いを紹介しましたが、今回は、その中でも大学関連の単語を紹介したいと思います。

イギリスとアメリカでは、教育制度にも多くの違いがある事から、単語やボキャブラリー等の言葉の違いだけで単純に比較する事は難しいと思います。また日本とイギリスを比べた場合も、さらに教育制度が異なります。

イギリスの大学は入学してから卒業まで3年間かかります。アメリカ(日本も)の大学は4年間を要します。この教育システムの違いは何故かというと、イギリスの大学では入学後に直ぐ、専門的な勉強(専門分野の学習)を始めます。

例えば、イギリス人の大学生が生物学を専攻した場合であれば、授業のはじめから生物学しか勉強しません。

しかしアメリカの大学では、最初の一年間は、一般の教育を受け、少しずつ専門的な勉強をする傾向があります。この事から、アメリカ人と大学や勉強について話す際に、様々なボキャブラリーの違いが出てきます。

教育関連のボキャブラリーに関するイギリス英語とアメリカ英語の単語の違いについて紹介

教育関連のボキャブラリーに関するイギリス英語とアメリカ英語の単語の違いについて紹介

イギリス英語とアメリカ英語の違い:大学の学年に関するのボキャブラリーについて

大学の一年生、二年生等と言う場合は何と表現するのでしょうか?

イギリスの大学では、一年生は「first year」や「first year student」、二年生は「second year」や「second year student」などの表現を使います。入学したばかりの一年生は、「freshers」と呼ばれていますが、一学期が終ってからは、この呼び方は使われません。

変わってアメリカの大学では、一年生は「freshman」と呼ばれます。二年生は「sophomore」、三年生は「junior」、四年生は「senior」と呼ばれます。

※ アメリカの大学にもよりますが、イギリス英語風に「first year」などの表現を使う学校もあります。

イギリス英語とアメリカ英語の違い:大学の学期に関するボキャブラリー

「学期」と言う場合は何と表現するのでしょうか?

イギリスでは、学期数によって名前が異なります。
多くの大学では一年に3学期あります。この場合「term」という単語を使って表現します。

  • 10月から12月まで ・・・ first term/autumn term
  • 1月から3月まで ・・・ second term/spring term
  • 4月から7月まで ・・・ third term/summer term

※ オックスフォード大学やケンブリッジ大学では、古く変わっている名前が使われています。
詳しく知りたい方はウィキペディアを参考にしてみてください。
参考URL:(http://en.wikipedia.org/wiki/Academic_term

そして、一年に2学期しかない大学もあります。2学期がある学校の場合は「term」ではなく、「semester」という単語が使われています。または「First semester」や「second semester」などのフレーズになります。

変わってアメリカでは、「term」という単語は滅多に使われません。「Semester」(一年に2学期)のシステムが一般的です。

イギリス英語とアメリカ英語の違い:○○を専攻するという表現について

「~を専攻する」と言う場合は何と表現するのでしょうか?

イギリス人の大学生は「I study ~」や「I read ~」と表現します。アメリカ人の大学生は「I major in ~」と表現します。
イギリスでは、「major」や「minor」というコンセプトがありませんので、アメリカ人のような表現を使いません。

イギリス英語とアメリカ英語の違い:大学の教授を表わす際の表現

「大学の教授」は何と言うのでしょうか?

この点でもイギリス英語とアメリカ英語の違いがあります。アメリカでは、大学の教授は全員「professor」と呼ばれています。
変わってイギリスでは、「professor」は特別な偉い人だけに使われるタイトルですので、一般の大学教授を指す場合は「lecturer」と呼びます。

イギリスでは、殆どの教授は「博士」ですから「Doctor ~」(名字)と呼ばれていますが、相手の教授からは「名前だけでいいです」と言われる場合が多いです。

アメリカでは、「Professor」や「Doctor ~」と呼びますが、カジュアルな先生は「名前だけでいいです」と言う場合が多いでしょう。

イギリス英語とアメリカ英語の違い:学位論文を表わす際の表現

「学位論文」は何と言うのでしょうか?

イギリスの大学では、学位論文は「dissertation」と呼ばれています。修士論文や博士論文は「thesis」と呼ばれています。
しかしあまり詳しくない人達は両方の単語を適当に使いわけます。そして理系を専攻している人達は「research project」と呼ぶ可能性が高いです。

変わってアメリカでは、学位論文は「thesis」と呼ばれ、博士論文は「dissertation」と呼ばれています。

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