英語で「忘れた」や「忘れ物」という際の英語表現について読者の質問に答えてみました!
今回の記事では読者の方から頂いた「忘れた」や「忘れ物」という英語表現に関する質問に答えたみたいと思います。
具体的な質問内容としては、イギリスの子供に大人気アニメの「Peppa Pig(ペッパーピッグ)」に出てきた台詞に関する質問になります。
それでは、頂いた質問はこちら:
読者の方の質問:
こんにちは。毎回楽しく読ませていただいてます。今回は「忘れた」とか「忘れ物」の表現について教えてください。
例えばお出かけの際、カギを忘れた場合、私は「I forgot my key.」と思い浮かべます。
しかし、ペッパーピグではジョージがミスターダイナソーを忘れたときに「George had left Mr.Dinosaur behind.」との表現でした。
「left behind」という表現は思いつきませんでした。忘れ物をした場合「forget,leave」の使い方がよくわかりません。
日常生活で私は忘れ物が多いので(笑)、こんなときの英語表現を教えてください。
よろしくお願いいたします。
先ずは、ご質問ありがとうございます。そして、いつも当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。
これは凄く良い質問ですね。英語学習者の中には「forget」と「leave」を間違って使ってしまう方は結構多いと思います。
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先ずは、そのペッパピッグのエピソードを見てみましょう。ご質問頂いた「George has left Mr Dinosaur behind」という台詞は動画中の「48秒」の辺りに出てきます。
1.「leave ~ behind」の使い方
「leave ○○」と「forget ○○」は両方とも「○○を忘れる」という意味になりますが、使い方は少し異なります。
「leave」という動詞を使う場合には、”置き忘れた所”も合わせて言う必要があります。例えば、「leave ○○ on the table」や「leave ○○ at home」というパターンを使う必要があります。
使い方の例文
George has left Mr Dinosaur in the house.
(ジョージはミスター・ダイナソーを家に忘れた。)
George has left Mr Dinosaur on the table.
(ジョージはミスター・ダイナソーをテーブルの上に忘れた。)
George has left Mr Dinosaur in the car.
(ジョージはミスター・ダイナソーを車に忘れた。)
「behind」という副詞は「後ろに」という意味になります。そして「behind」は具体的な「所」ではありません。
「leave ○○ behind」という表現を一つの動詞として考えた方が良いと思います。つまり、「○○を置き忘れる」という意味になる「句動詞」です。
2.「forget」の使い方
「forget」を使う場合、「物を置き忘れた所」を説明する(言う)必要はありません。逆に忘れた場所を文章に入れてしまうと、文法的には正しくありません。
例えば、「George has forgotten Mr Dinosaur in the house」は文法的に正しくないですが、「George has forgotten Mr Dinosaur」という文章はOKです。
もし具体的な場所を説明したいのであれば、「leave ~ 場所」というパターンを使う必要があります。
実際の使い方の例文:
George has forgotten Mr Dinosaur. He left it in the house.
(ジョージはミスター・ダイナソーを忘れた。彼は家に置きっぱなしにして出かけてしまいました。)
I have forgotten my keys! I think I left them on the table.
(私はカギを忘れちゃった!テーブルの上に置いたと思う。)
会話形式の例文:
子供:I can’t find my shoes! Help me find them, mum!
(私は靴が見つからない!探すのを手伝ってよ、お母さん!)
母親:I don’t know where they are! Where did you leave them?
(私は靴が何処にあるのか知らないよ!あなたは何処に置いたの?)
「forget」と「leave ~ behind」の使い方と使い分けのまとめ
まとめると、英語で「忘れた」や「忘れ物」という表現をする際には「leave ~ 場所」というパターンを使います。
それか、「forget ~」というパターンを使います。物の位置を表す場合には、「leave+場所」という動詞を使う必要があります。
「忘れ物」という単語は英語に直訳できませんが、「don’t leave anything behind」というフレーズは「忘れ物がないように」という意味になります。
そして、文脈によって違う英語表現を使う必要があります。例えば以下のように使います。
使い方の例文:
I have forgotten something. / I’ve left something behind.
(私は何か忘れ物をした。)
You haven’t forgotten anything, have you?
(忘れ物はない?)
ちなみにイギリスの学校、空港、駅などの「遺失物保管所」(忘れ物を管理する場所)は「Lost Property (Office)」といいます。
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