イギリス英語のスラング・口語で「pub」の代わりに使える単語とは?
今回の記事では「pub(パブ)」という単語をテーマにイギリス英語の単語(スラング・口語)を紹介したいと思います。当サイトでは、今までにイギリス人が大好きな「pub」に関する記事を数多く紹介した事があります。
そこで今回は、「pub」の代わりに使える単語(スラング・口語)を4つ紹介してみたいと思います。今日紹介する単語は、自分が使わなくても、イギリスのテレビドラマや映画、小説、雑誌などによく出てきますので、イギリスのカルチャーやイギリス人の話し方に興味がある方は、覚えておくと役に立つと思います^^
「pub」の代わりに使えるイギリス英語のスラング「boozer」
この単語は少しふざけた言い方ですが「booze」=「お酒、お酒を飲む事」という単語から来ているスラングです。
主に男性に使われる単語ですが、女性もふざけた会話をする際に使う事があると思います。この単語は「オーストラリア英語やニュージーランド英語」でも使われています。
boozerの使い方 例文:
A:Where’s your husband tonight?
(旦那さんは今夜何処にいるの?)
B:It’s Saturday night so he’s at the boozer with his mates.
(土曜日の夜だから当然友達と一緒にパブにいるのよ。)
boozerの使い方 例文2:
A :Fancy going down the boozer tonight?
(今夜パブに行かない?)
B:I can’t mate. It’s my missus’s birthday.
(行けないよ。妻の誕生日だから。) ※「missus」は「妻」という意味になるスラングです。
「pub」の代わりになるふざけたイギリス英語のスラング「watering hole」
この「watering hole」の元々の意味は「動物の水のみ場」になりますが、「pub(パブ)」や「bar(バー)」という意味としても使う事が出来ます。
少しだけふざけたようなスラングになりますが、意外にイギリス人の日常会話や雑誌の記事等でよく使われています。
watering holeの使い方 例文:
A:Can you recommend any good watering holes in this town?
(この町で何処かよいパブをお勧めできますか?)
B:The King’s Head is a good pub. They have a good selection of beers.
(キングズ・ヘッドというパブは良いパブだよ。色々な種類のビールを売っているから。)
watering holeの使い方 例文2:
A:Have you ever been to the Slug and Lettuce?
(スラッグ・アンド・レタスというパブに行った事ある?)
B:Yeah, it’s my best mate’s favourite watering hole so I often go there with him.
(あるよ。友達の好きなパブなのでよく一緒に行っているよ。)
近所の「pub」という意味のイギリス英語のスラング「local」
これはとてもイギリス英語っぽい表現です。「local」は「自分の家の一番近いパブ」、「近所のパブ」という意味から来ているスラングです。
「local」は元々「近所の」という意味になります。このスラングは主に「my local」や「his/her/their local」というパターンで使われます。
localの使い方 例文:
A:Are you doing anything for your birthday?
(誕生日に何かをする予定ですか?)
B:I don’t have any plans. Might just go down my local with my family.
(特に計画がない。家族と一緒に近所のパブに行くくらいだね。)
実際の例文2:
A:You’ve just moved house, haven’t you? What’s your new neighbourhood like?
(最近引っ越したよね。新しい近所はどうですか?)
B:It’s really nice. We’ve got a nice local that has regular quiz nights and karaoke.
(とても素敵ですよ。近くにクイズイベントやカラオケを行うパブもあるし。)
元々は「宿」という意味だった「pub」という意味の単語「hostelry」
この単語はかなり古いので、ふざけた会話をする際にしか使いません。元々「旅館」や「宿屋」という意味の単語です。昔のパブはその多くが「宿」としても使われていました。
その事から、「hostelry」が「pub」(酒屋)という意味として使われるようになりました。この単語は会話よりも「雑誌の記事」などで使われる傾向が多いと思います。
hostelryの使い方 例文:
This hostelry is famous for its traditional English cuisine.
(このパブは伝統的なイギリス料理を出すお店として有名です。)
He visited a hostelry before returning home.
(彼は家に帰る前にパブに寄りました。)
以上、今回は「pub」の代わりに使えるイギリス英語のスラング、口語を紹介してみました。イギリス人と会話、イギリスのメディアにはよく出てくる単語なので、この機会に是非覚えてみて下さいね^^