イギリスのドラマや映画でよく使われる英単語:「waffle」、「whinge」、「chunter」について
今回はイギリス人の日常会話でよく使われている単語とフレーズを紹介していきたいと思います。これから紹介する単語はアメリカ英語ではあまり使われていませんので、日本の中学校、高校ではあまり教えられていないと思います。
しかしイギリスのテレビドラマ、映画などを観るとこれらの単語が絶対に出てきます。そしてイギリス人と会話する際にこれらの英単語を耳にする機会は多いと思います。
今回紹介する単語は全て「話し方」に関する単語の紹介です。
参考記事:
イギリス英語でよく使われている単語: 1. 「to waffle」(ウォフル)
to waffle
「ウォフル」(動詞・名詞)
意味: ~について曖昧な言葉を使う
「waffle」という動詞はイギリスとオーストラリアではよく使われていますが、アメリカでは使われていません。話し言葉だけではなく、文章の中で使っても大丈夫です。イギリスの政治家は「waffle」するのが得意です(笑)。
例文:
イギリス英語: His speech was pointless. He just waffled for 20 minutes.
日本語: 彼のスピーチは意味がなかった。彼は20分の間、曖昧な言葉を使って意味のない話をしていた。
イギリス英語: I’m sorry but your essay is just waffle. You need to rewrite it.
日本語: 失礼ですがあなたのエッセーは曖昧な言葉ばかりです。もう一度書き直す必要があります。
※ 先生が生徒と話すシーン等。
イギリス英語でよく使われている単語: 2. 「to whinge」(ウィンジュ)
to whinge
「ウィンジュ」(動詞・名詞)
意味: 泣き事を言う・ぶつぶつ文句を言う
「to whinge on about ~」というパターンもよく使われています。
この単語はイギリスとオーストラリアでよく使われています。そしてオーストラリア人がよくイギリス人に対して使う単語です。
イングランドとオーストラリアはスポーツライバル(特にクリケットとラグビー)なので、お互いにスポーツの試合でからかう事が多いです。
オーストラリア人はイングランド人を、「whinging poms」(泣き事を言うイギリス人)と呼んでいます。このフレーズはよく新聞の見だしにも出てきます。
参考URL:(Australians unhappier than ‘whingeing Pom’ Brits)
例文:
イギリス英語: Please stop whinging. I’m not going to buy you any sweets.
日本語: 文句を言うなよ。お菓子を買ってあげないよ。
※ 親が子供と話しているシーン等に使います。
イギリス英語: The Brits love a good whinge.
日本語: イギリス人はぶつぶつ文句を言うのが好きです。
イギリス英語でよく使われている単語: 3.「to chunter」(チャンター)
to chunter
「チャンター」(動詞)
意味: 低い声でぶつぶつ文句を言う
「to chunter on about ~」というパターンもよく使われています。
これは元々イギリスの北部(特にマンチェスターの周辺)から来た単語です。イギリス人は国民性的に相手に何か面と向かって文句を言う事は少ないです。
その代わりに低い声でぶつぶつ文句を言う人がいます(笑)。実際に声を出して直接問題を起こしている本人に面と向かって文句を言う人は比較的少ないです(笑)。
例文:
イギリス英語: He is always chuntering on about her problems.
日本語: 彼はいつも問題についてぶつぶつ文句を言っているね。
イギリス英語: If you don’t like the service in this restaurant, stop chuntering on and speak to the waiter!
日本語: このレストランのサービスが悪いと思っているなら、ぶつぶつと文句を言わずに勇気を出してウェイターと直接話せよ!