イギリス英語「よく出来ました」とアメリカ英語の「よく出来ました」という表現の違い
今回の記事も私が英語を教えている生徒からよく聞かれる質問や疑問について紹介していきたいと思います。
実は私には弟がいるのですが、今現在彼も日本に住んでいます。そして彼は英語の教師として働いています。彼は3年前に初めて日本に遊びに来て「日本はいい国だなぁ一度住んでみたいなぁ」と滞在中に思ったようです。
その後、正式に就業ビザを取得して日本へやってきました。(イギリスの両親は少し寂しいかもしれません^^)
私たち兄弟は、学校で英語の教師という仕事をしている事から、日本の英語教育についてよく話し合う事が多いです。そして勿論、2人共イギリス人ですから、イギリス英語とアメリカ英語の違いについても、よく話題になりその事について話してしまう時が多いんです。
日本の英語教育はアメリカ英語が中心に教えられていると感じた時
彼は学校の生徒を含めて、よく子供達相手に英会話のレッスンを行っていますので、レッスンに中に何かアクティビティーを行い、それが出来た生徒に対して「よく出来ましたね!」という表現をよく言っています。
イギリス人は、こういった表現を使う時に必ず「Well done!」と言いますので、私の弟は、自分の生徒達に「Well done!」と何回も言ったようです。
しかし彼は・・・・。その学校の英語を教えている他のボスに叱られました。その理由は・・・。生徒を褒めるときは「Well done!」じゃなくて、「Good job!」と言いなさい!と言われたようなんです。彼は頑固にもこのように伝えたようです。
「それはおかしい事です!」イギリス英語で「よく出来ましたね!」=「Well done!」というんです。それで構わないじゃないですか?とそのボスに伝えました。イギリス人は「Good job!」というフレーズを使いません。これはアメリカ人が使う英語です。
そして彼は「Good job!」と言っても、母国のイギリス英語の発音で言いますので当然変な感じになります。生徒の方は一般的に殆ど気が付かないようですが、、彼は最終的には仕方なく「Well done!」ではなく「Good job!」と言うようになりました。
実は私も過去に「アメリカ英語の発音を使いなさい」と言われたことがあるんですね。私は以前小学校で子供達に英語を教えていた際に授業でフルーツと野菜の名前を教えていました。
その際に「トマト」という単語を教えていました。説明の為にカタカナ表記で書きますが、私はイギリス人ですから、「トマト」という英単語を言う際に「トマート」という発音で言います。
しかし、私は日本人の英語の先生に「トメイト」と言ってくださいと言われました。仕方ないな・・と思いつつも、私もしょうがなく「トメイト」と言って教えましたがとても変な感じでしたね。^^
誤解しないで欲しいのが、これは別に「イギリス英語プライド」の事を話しているのではなく、ただ自分がイギリス人なのに「どうしてアメリカ英語を教えなければならないのか?」という事が不自然に思ったからでした。
例えば、ある日本人の方がいるとして、その方が東京の人だとします。そしてイギリスに行って日本語の先生として働く事になりました。
そして、その学校の先生は「うちの学校は日本語でも関西弁を中心に教えていますので、関西の発音を使ってください」と言われます。これは変な事ですよね^^
そして、子供達の前で自分の関東のアクセントで「ほんまに!」とか、「何でやねん!」と言わなければなりません。今回私が説明したかったのはそういうことなんですね^^
ちょっと極端な例になってしまいましたが、身近な例でイギリス英語とアメリカ英語の違いについて書いてみました。
まとめると、あなたがもし英語のレッスンを受けている際に先生に「well done!」と言われた場合、その先生はイギリス人なんですね^^