本当だ・正しいは英語で何という?

「本当だ!」,「正しい」は英語で何という?
目次

You’re right、So, I did、Yes, it isのうちどれが正しい?

このテーマのまとめ

英語には「本当だ」という意味の便利なフレーズはない。近い表現としては「Yes, you’re right!」や「So I did!」、「Yes it does/is/was」などのフレーズが最も近い英語になる。

皆さんこんにちは。いつも当サイトを読んで頂きありがとうございます。最近は読者の方からの感想のメールや質問のメールを定期的に頂けるようになった事もあり、サイト運営に関するモチベーションはさらに上がっています!

やはりこうやって長く続けていくと時々壁にぶつかる事も多いです。特に他の仕事で忙しい時には、サイトを更新する時間が中々取れない事、記事を書くためのアイディア探しの時間、サイト運営の方向性や新しいコンテンツの企画など。

そういったサイト運営全般について色々と悩む事も多いです。そういった時に読者の方から「サイトの更新を毎日楽しみにしています!」といった内容の励ましのメッセージを頂くと本当にパワーをもらえます!

今回の記事も当サイトをご覧になっている読者の方から頂いた質問に答えてみたいと思います。頂いた質問は日常会話でよく使う「本当だ!」という英語表現に関する質問です。実際に読者の方から頂いた質問はこちらです:

読者の方の質問:

はじめまして。いつも更新を楽しみにしています。あちこち調べてみたのですが、イギリス英語ではどのように表現するのかを教えていただきたく、質問させていただきます。

イギリス英語では、「本当だ!」って言うときはなんと表現するのでしょうか。

たとえば、「ここは、こうやればできるんだよー」と教えてくれたあと、実践してみたら本当にそのとおりになったときのせりふです。「本当だ!」(ホントだー!)

もし複数あるのであれば、友達に使う場合と先生や上司に使う場合を教えていただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。

先ずはご質問ありがとうございます。英語に関する質問に関しては出来るだけ詳しく解説してお答えしていきたいと思っているので、メールでは伝えきれない長い内容になってしまう事も多いので、基本的にはサイト内で答えるようにしています。他にも同じような内容で困っている読者の方の為になると思って皆さんにシェアしています。

本当だ!を英語にするとシーンによっては違う英語になる?

それでは、早速頂いた質問に答えてみたいと思います。まず、日本語の「本当だ!」という表現はとても便利ですね。英語ではこのような便利な表現はあまりないので、こういった表現をしたい場合にはシーンによって違う表現を使う必要があります。

そのため多くの日本人の英語学習者にとって、余計に英語が複雑に感じる事があると思います。それでは、こういった内容の質問は実際の使われ方を例にしながら解説した方がわかりやすいと思います。

まず前提として「イギリス英語とアメリカ英語の違いはあまりない」と思います。基本的に私がサイト内で紹介している例文はどの英語圏の国でも使う事が出来ます。

そして、なるべく丁寧な英語や、日常会話で使えるカジュアルな英語に翻訳して紹介しています。もしスラングや口語で乱暴な表現、下品な表現がある際は事前に扱いに気をつけて下さいのと表記は入れますのでご安心ください(笑)。

ちなみに今回紹介する表現は友達と話す際にも、ビジネス上で目上の人(上司や取引先など)と話す際に使っても大丈夫です。

Oh, you’re rightという言い方

まずは「本当だ!」を英語にすると「Oh/Ah, you’re right!」が適切だと思います。そして使うシーンによってはバリエーションがあります。He’s right/She’s rightなど。

right(正しい)はよく使われる単語です。近い意味としてcorrectはrightと似た意味になりますが「You’re correct」という表現はニュアンス的に少し生意気な言い方になりますので、あまり使われません(笑)。それでは実際の使い方をミニダイアログを通して確認してみましょう。

Oh, you’re right 例文

A:I think the printer is broken. It doesn’t seem to be working.
 (プリンターは壊れていると思いますよ。動いていないみたいですよ。)

B:Try pressing this button. That should make it work.
 (このボタンを押してみて。そうすると動くはずですよ。)

A:Oh, you’re right! I must remember that!
 (あ、本当だ!そのやり方を覚えておきます!)

A: Have you seen my keys?
(私の鍵はどこにあるのか知ってる?)

B: I think you put them in your coat pocket.
(コートのポケットに入れた気がする。)

A: Let me check. Oh, you’re right! Here they are.
(確認してくる。あ、本当だ!あったわ。)

※「Oh, you’re right!」という表現を直訳すると「あなたは正しいね!」という意味になります。もっというと「本当だ!」と同じ意味になりますね。
他にも「That’s right!」という似たような言い方もあります。これは「その通りだ!」という意味になります。

A:I can’t find my glasses. I’m sure I left them on the table.
 (眼鏡が見つからない。テーブルの上に置いたと思ったのに。)

B:I think you took them off in the bathroom and left them there.
 (バスルームに入る時に外してあそこに置きっぱなしにしたと思うよ。)

A:Ah, yes, that’s right. Silly me.
 (あ、本当だ!私はバカだね。)

So I did!という言い方

もう一つの言い方は「So I did!」という表現です。これは「私はそうしたよね/そうしてしまったね」という直訳になりますが、文脈によって「本当だ!」というニュアンスになります。

soは日本語の「そう」と同じ意味になりますので理解しやすいと思います。それでは実際のネイティブの使い方を例文でみてみましょう。

So I did!の使い方 例文

A:I can’t seem to finish this crossword. I’m sure I haven’t made a mistake though…
 (このクロスワードは中々終わらないなぁ。間違いはないと思うけどさ・・・)

B:You’ve spelt “necessary” wrong.
 (necessaryのスペルを間違えているよ。)

A:So I did! That should fix it.
 (本当だ!それを直せば出来そうだね。)

A: Where’s the remote control?
(リモコンはどこ?)

B: I think you put it on the table.
(テーブルに置いたと思う。)

A: So I did!
(本当だ!)

That’s how!という言い方

他にも「本当だ!」という言い方として「That’s how!」や「That’s how you do it!」という言い方があります。意味を直訳すると「あ、そういう風にやるんだね!」という意味ですが、日本語の「本当だ!」と同じようなニュアンスです。

That’s how you do itは長いので、省略のThat’s how!でもOKです。実際の会話では「That’s」に強いアクセントをつけます。そして、how you do itの部分のイントネーションは下がります。

That’s how!の使い方 例文

A:This maths question is just too difficult. I can’t do it.
 (この数学の問題は難しすぎるよ。出来ないよ。)

B:It’s not that hard. Let me help you. Ah, I think you forgot to multiply by 2. Try that.
 (そんなに難しくないよ。手伝いましょう。あ、それを2でかける事を忘れたでしょう。それでやってみて。)

A:Oh, that’s how you do it! It’s easier than I thought. Thanks!
 (あ、本当だ!思ったより簡単だね。ありがとう!)

A: Which button do I press to use the washing machine?
(洗濯機を使うにはどのボタンを押せばよいですか?)

B: You need to press this button twice, then it should come on.
(このボタンを2回押せばつくよ。)

A: Ah, that’s how you turn it on. Thanks.
(あ、本当だ。ありがとう。)

Yes, it does/is/hasという言い方

最後に紹介するのは「Yes, ○○」という表現です。例えば「Yes, it is」、「Yes, it does、Yes, he has」など。これらは全て「本当だ!」という意味になりますが、英語では前の文章の文法に合わせる必要があるので、例として天気の話をする際に「it」という主語を使う必要があります。

人の話をしている場合には「he/she」を使う必要があります。これらすべての言い方は「そうですね」という意味になりますが、イントネーションによって「本当だ!」というニュアンスを伝える事が出来ます。

Yes, it does/is/has!の使い方 例文

A:Sir, can you check my work, please?
 (先生、私の作文をチェックしてください。)

B:Of course. Ah, you’ve spelt “travelling” wrong. It has two “l”s, doesn’t it.
 (いいですよ。あ、「travelling」のスペルを間違えたね。「l」は二つあるはずです。)

A:Oh, yes, it does. Thank you, Sir.
 (本当だ!先生、ありがとうございます。)

※先生と生徒の会話です。イギリスの学校では男性の先生は「Sir」と呼ばれます。これは日本語の「先生」という意味です。女性の先生である場合には「Miss」になります(結婚している先生でも!)。

A: Did Dad buy bread at the supermarket?
(お父さんはスーパーでパンを買ってくれた?)

B: Yeah, it should be on the shelf.
(買ったよ。棚にあるはず。)

A: Ah, yes he did. It’s here.
(本当だ!ここにある。)

まとめ:本当だ!って英語で何というの?

まとめると、英語では「本当だ!」という意味になる便利なフレーズはありませんが、文法やシーンによって使い分けする必要があります。そして、それらをイントネーションで意味やニュアンスを表現します。

最も近いニュアンスとして「Yes, you’re right!」や「So I did!」、「Yes it does/is/was」などのフレーズが適切な英語になると思います。以上になります。他にも知りたい英語の質問がある方は是非ご連絡くださいね。

「本当だ!」,「正しい」は英語で何という?

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