Contents
イギリスのテレビドラマ Father Brown(ブラウン神父)で使われているイギリス英語は? ストーリーと作品の見どころは?
Mair
皆さんこんにちは。今回の記事も読者の方から頂いた質問にお答えしてみたいと思います。頂いた質問は、「イギリス英語を勉強できるテレビドラマ」についてです。
具体的な作品名は「Father Brown(ブラウン神父)」という少し前のイギリスのテレビドラマ作品になります。それでは読者の方に実際に頂いた質問はこちらになります。
読者の方の質問:
いつも楽しくサイトを拝見しています。BBCのドラマの「Father Brown(ブラウン神父)」で英会話は学習できますでしょうか。
昔のイギリスを舞台にしたドラマなので、古い表現が多く出てきてしまうのでしょうか。そして、英語の聞き取りという点で、英語の訛りなどの解説もしていただけるとありがたいです。
先ずはご質問ありがとうございました。そして、当サイトを読んで頂きましてありがとうございます。
正直に言ってしまうと、私自身「Father Brown」という作品を観た事がなかったので、今回の質問に答える為にドラマをしっかりと観てみました。感想としては、とても面白いドラマだと思いました。
私と同じようにこのサイトの読者の方の中には、Father Brownをご覧になっていない方も多いと思いますので、まず最初に質問に答える前にドラマのあらすじ、作品の見どころについても紹介していきたいと思います。
スポンサーリンク
Father Brown(ブラウン神父)というテレビドラマ作品について

こちらもお勧め
Father Brownは、2013年に英BBCによって放送されているテレビドラマシリーズです。このシリーズはG.K.チェスタトンというイギリス人の作家によって書かれた小説に基づいています。
小説のシリーズは、1910年~1935年に書かれました。ですから、ストーリーの舞台はその当時の時代背景になっています。しかし、BBCのテレビドラマはもう少しモダンになって、舞台は1950年代になっています。
ブラウン神父はコッツウォールド地方の村に住んでいるカトリック教の神父です。しかし、彼にはもう一つの顔があり、それは自分の自由時間を使って殺人事件を調べミステリーを解決するアマチュアの刑事という顔です。
彼は神父なので、人間の心や考え方をよく理解しています。そういった心理的なスキルを利用して犯人を調べていきます。ストーリー中、ブラウン神父は謎めいた様々な事件、ミステリーを解決していきます。
このドラマのエピソードのストーリー、キャラクターが面白い事は勿論、イギリス好きの方にとっては舞台に登場するイギリスの風景も魅力的なのではないかと思います。
このシリーズはコッツウォルズで撮影されていますので、この地方の美しさを映像から感じる事が出来ると思いますので、ストーリー以外にもそういった部分も見どころです。
ブラウン神父の教会はもちろん、村にある家や、田舎の景色もとても素敵です。私はこのドラマを観てイギリスの事を懐かしくなって帰りたいな!と思いました(笑)。
スポンサーリンク
Father Brownで使われているイギリス英語はどんな英語?

こちらもお勧め
先程も少し触れましたが、このテレビドラマは1950年代が舞台となっています。そのため、モダンな若者のスラング・口語は全く出てきません。殆どのキャラクターは、「はっきりしたイギリス英語(標準語)」で話しています。そのため、このドラマは、イギリス英語の中級者レベルの学習者にはピッタリだと思います。
Mrs McCarthyというキャラクターは、アイルランド人なので、アイルランド英語の発音で話していますが、私の意見ではそんなに強い訛りではありません。
しかし、Susieというキャラクターはポーランド人なので、少しだけ訛った英語を話していますが、英語学習者が難しく感じる程の訛りではないと思います。
他のキャラクターは至って普通のイギリス英語で話しています。そして、ボキャブラリーは日常英会話に出てくるボキャブラリーがメインです。
ブラウン神父は神父なので、時々宗教用語が少し出てきますが、ストーリーが理解できない程難しい言葉ではありませんので、これは心配ないと思います。
Father Brown エピソード1に出てくる用語
- reverend(牧師)
- Old Testament(旧約聖書)
- flock(群れ、会衆)
- divine(神の)
- Mass(ミサ)
このドラマの全てのスクリプトはBBCの公式サイトに掲載されていますので、ドラマを観ながらスクリプトを読む事も可能です。これを利用する事によって、新しいキャブラリーを覚える事が出来るのではないかと思います。
こちらもお勧め
スポンサーリンク
Father Brown(ブラウン神父)を観る方法

このドラマはBBCのドラマシリーズなので「BBC iPlayer」というサイトで観る事ができます。しかし、問題はこのiPlayerはイギリスに住んでいる人しかアクセス出来ません。
日本に住んでいる方がこの作品を見る場合、別の方法でみる必要があります。私はU-NEXTという動画サービスを利用してFather Brownを観ました。
一応、Youtubeでも観る事が出来るようですが、とにかく画質が悪いのでしっかりと見たい方はU-NEXTを通して観る事をお勧めします。Amazon Prime Videoの会員の方は時期によっては無料で観る事ができます。
先程もお話したように元々は小説に基づいたシリーズなので、興味がある方には元の小説もお勧めしたいと思います。小説を読む事は英語の勉強にとても良いと思いますのでお勧めです。(中級レベル以上)。
それでは、以上になります。こちらの作品はイギリス英語の勉強にとても良いテレビドラマなので機会があれば、是非観てみてくださいね!
スポンサーリンク
ブリティッシュイングリッシュマスターは本サイトの運営者である私が完全監修・制作したイギリス英語を習得する為の専門教材です。音声のレコーディングから、本文の制作・編集も私が手作りしているので、イギリス人としての英語のニュアンスも完璧です。ネイティブのイギリス人が使う自然なフレーズや、アメリカ英語との違いを中心にイギリス英語の文法、発音、スペルについてもアメリカ英語と比較しながら詳しく紹介しています。
教材内では、イギリスのカルチャーも紹介していますので、イギリス英語以外にも、イギリスのカルチャーに興味がある方にも是非読んでもらいたい内容です。RPアクセントの音声も付属しているので、通勤中の電車中や空いた時間を使ってこの音声教材でいつでもイギリス英語の発音が勉強出来ます。

スポンサーリンク
イギリス英語に特化したイディオム教本
ブリティッシュイングリッシュイディオムマスターはイギリス英語のイディオムを学習する為の専門教材です。本教材ではイギリス英語特有のイディオム表現や諺、その他にもマニアックなイギリス英語のイディオムを紹介している日本でも珍しいイギリス英語専門の辞書教材です。
イギリス人の日常会話やイギリスの映画、テレビドラマ、新聞、小説等に使われているイディオムをコツコツと集め、イディオムの歴史やルーツを調べて日本人のイギリス英語学習者の為に分かりやすく解説しています。
1つのイディオムにつき2つの例文を掲載しているので、イディオムの使い方やニュアンスもしっかりと学習できます。この教材もmp3の音声が付属しているので、場所を選ばす空いた時間を有効に利用していつでもイギリス英語のイディオムが勉強出来る教材です。
